風を感じて~子宮頸がんの記録~

2007年7月に子宮頸部小細胞癌と診断され子宮と卵巣を摘出後、抗がん剤を6クール投与。2010年3月肺転移しました。

抗がん剤(シスプラチン・エトポシド)6クール目入院しました

2010-07-28 07:41:17 | 再発後抗がん剤1~6クール目
この頃白血球の戻りが遅く、入院が遅くなっていました。

が、一昨日の採決で無事に好中球が1000以上になったので
昨日から入院しました。

あと1時間で点滴の管が入ります、
一度点滴の管が入ると3日間挿しっぱなしなのでちょっと不自由ですががんばります。

また元気になったら更新したいと思います、

髪の毛について

2010-07-22 15:20:32 | その他
いや、もうとっくに髪の毛なんて無いんですけどね。
抗がん剤(シスプラチンとエトポシド)が奏効して
痛みも無く、咳き込みも無く、吐き気も無く過ごしてると
家の中では普通に過ごせる日も多い訳です。

抗がん剤をやってる間は殆どベッドから動けないし
退院しても1週間位はただ寝てるだけだけど、

それが過ぎると料理したり、掃除、洗濯ぐらいは毎日こなせるようになります。
食べてる途中に休憩をとらなくてもよくなるので
S君とおしゃべりしたり、友達とのガールズトークも出来ます。
母親と治療について薀蓄かたむけたりとかもします。

吐き気の無い楽しい日々を過ごしていると
病気の事をすっかり忘れている時も出てきて
(治療について喋っていても自分の事じゃないみたく思えてきます)
そのまま自宅トイレや洗面所の鏡に写った自分を見て・・・

うわっ髪の毛なかったんだ~

・・・・とびっくりしたりする時もでてきたりして(^ ^;)


逆に外に出ると暑くってウィッグの中はムレムレ・・・
ヅラって大変~・・・などと始終思ってたりもするんですけどね。

でも吐き気も痛みも無い日々が(毎日じゃないにしても)あるというのは幸せだなぁと思ってます。

今更ながら「風のガーデン」

2010-07-08 16:52:11 | その他
今更ながら2008年に放送された「風のガーデン」というTVドラマがとても好きです。

2008.10.9 - 2008.12.18に放送されました。


癌の緩和医療が題材になっているからか、このテレビドラマが好きだというと随分心配されました。

終末期を家族と共に過ごしたい、と思う主人公、でも帰るに帰れない事情。
母の死に目に立ち会わなかったこと、
子供と向き合ってこなかった事、
不倫、妻の自殺という過去。

やがて絶縁状態の家族に受け入れられ、終末期を家族と共に過ごします。

いや、何が好きかって、本筋もさることながら
細かいセッティングというか、デティールに膝を打つこと多し!


岳くんという主人公の子供は、小さい頃父親は死んだと思っている。
岳くんの祖父は父親を二度死なせて悲しませなくてもよいと思い、本当の事を最後まで言わない。

主人公は不埒(ふらち)な関係が健康な肉体の上に成立していると自覚しているところ。

不倫関係にあった看護師が主人公の体を心配して、実家を訪ねると
祖父は家ではなく、喫茶店を指定しそっと家族で看病する旨を伝える。

主人公が亡くなった後、若い頃問題を起した出来事を笑いながら、シャンプーしてもらうところ。

もう細かい所をあげたらキリがないくらい、
そうそうそうそう!!と思うことが多くて嬉しかった。

そう、私は嬉しかったのだ。
癌患者から見て、こうありたい、こうでありたくない、というのが見事に表されていた。


退院しました(シスプラチン・エトポシド5クール目)

2010-07-06 08:40:45 | 再発後抗がん剤1~6クール目
2010年7月5日、退院しました。

前日、学生時代の友達が来てくれました。
一緒にパーリ語をうたってから、随分と月日が経ちました。
今また目の前にいるのが不思議な感じもします。

三人(私をいれて4人)とも同じ教室で机を並べていたはずなのに
生き方は皆大きく違いました。

まだちょっと吐き気があるので、今日はこの位にしておきます。
早く良くならないかな。