こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

冬だけどあつい!一日・・・東京都ハンドサッカー大会

2012年02月11日 | 子育て親育ち
今日は、東京都肢体不自由特別支援学校ハンドサッカー大会。

娘も中学3年から4回目の出場で、今年が最後ということで、朝早くから応援に!

朝7時20分までに学校集合でバスに乗って駒沢競技場まで。娘は興奮して朝4時半から起きていて、バスの中では爆睡!

到着したら作戦会議今年は絶対優勝だぞ~と監督の先生

都内18校がトーナメント式で試合を行います。

このハンドサッカーは、種々の障がいを持つ子どもたちがだれでも自分の力を発揮できるようにルールを工夫した独特のサッカーです。今から20年ほど前に先生方が障がいの違いを超えてともにできるルールを創意工夫してつくりあげたそうです。最初の交流試合は娘の属している府中養護学校と江戸川養護学校だったそうです。




毎年、応援に行って感動するのは、みんなで力を合わせて得点を重ねられるようにルールが工夫されていることです。

自分で動ける子どもたちがフィールドでボールを受け取り車いすや自力で走り、動けない子どもたちにパスをして、実際にゴールに入れるのは障がいの重い子どもたち。

もちろん、我が子の属する学校を応援するのですが、重い障害を持ってるこどもたちが、先生方が工夫した装置を生かして、精一杯ゴールインして、その笑顔を観たら、涙があふれる思いになります。

いつもは、よくても2回戦まででしたが、なんと今日は、1回戦通過。ありがとうございました

握手して

2回戦は、娘もだいぶ体がほぐれて、ボールを持てた!
16対8で準決勝に進出!

3回戦は、19対19でpk戦となり、緊張と拍手のなか、7対6で準決勝に。

とうとう決勝へ。

相手は、優勝・準優勝を重ねている小平特別支援なので、ここまでこられただけでもすごいよねと親たちも穏やかに応援。

なんと、11対5で優勝しました。

実は、府中特別支援学校は、東京都の統廃合政策(教育も福祉も切り捨て)今年で閉校となるのです。

閉校については、子どもたちは自分たちの学校も校歌もなくなると悲しんでいました。

そんなことで、閉校にむけての映画を中央大学の学生さんたちに協力してもらい作成しました。

そんな複雑な心境のなか、優勝できたのは、まるで天使がおりてきたんじゃない!と話したくらいに感激でした。




府中特別支援学校は、今年の3月で閉校となり、府中朝日特別支援学校と統合されて、約600名の児童生徒数の肢体と知的が一緒の学校になります。

統廃合の話が出てから東京都に何度も親達で東京都に要請行動にいきましたが、聞く耳持たずの東京都でした。



特別支援学校のハンドサッカー大会、ふつうの「サッカー」のように決して動きは敏捷ではありませんが、一つ一つの試合にそれぞれの生きるドラマを感じます。

こんな素晴らしい共生の感動的なスポーツがあるということを多くの人たちに知ってほしいと思いました。これは、直接観た人にしかわからないかもしれませんが・・・

http://toshitairen.sakura.ne.jp/handsoccer.html








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3 コメント

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共生としてのスポーツ (M)
2012-02-14 15:24:17
障がい者のスポーツ素晴らしい。感動が伝わってきます。以前に障がい者スポーツ大会の審判をしたことがあります。大変だったけど今思えば貴重な体験でした。そして驚きでした。スペシャル・オリンピックやこうした大会が、もっと共生の立場から、社会的に広く認知されてゆくといいですね。
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そうですね (尾張美也子です)
2012-02-15 23:04:02
実はこのハンドサッカーは2年後の障がい者平成25年に開催予定の国民体育大会東京大会での障がい者スポーツ大会ではオープン競技として採用される見込みだそうです。また、全国特別支援学校肢体不自由教育校長会在京役員会では、関東大会、さらに全国大会の開催を目指しているようです。
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nisikori (kei)
2017-02-06 18:41:21
オケイ
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