中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
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金沢市湯涌温泉の冬の風物詩

2008-01-28 | 金沢を歩く
湯涌温泉で氷室の仕込み 旧ホテルの露天風呂も初めて開放
限定開放された雪景色の露天風呂=金沢市湯涌温泉
限定開放された雪景色の露天風呂=金沢市湯涌温泉
 金沢市湯涌温泉の冬の風物詩となっている「氷室の仕込み(雪詰め)」は27日、同市湯涌荒屋町の薬師寺で行われ、地元住民や観光客約200人が境内の雪を氷室小屋に移す伝統行事を体験した。仕込みの日に合わせ、旧白雲楼ホテルの露天風呂が初めて児童らに開放され、人々は白銀の湯涌を満喫した。 雪詰めは、一年で最も寒いこの時期に降った雪を夏まで貯蔵するのが目的で、藩政期には詰めた雪を徳川将軍に献上していたとされる。湯涌温泉観光協会が1986年に復活させた。

 仕込みに先立ち、安藤精孝湯涌温泉観光協会長があいさつ。宮脇本祐住職によるお清めの儀の後、安藤会長、祝辞を述べた桶川秀志金沢市観光交流課長に続いて子どもたちが雪を仕込んだ。雪を初めて見たという名古屋市在住の河村俊亮ちゃん(3つ)は「雪を運ぶのは重かったけど、楽しかった」と笑顔を見せた。 暖冬だった昨年の仕込みでは小屋周辺に積雪がなく、周辺の山から雪を運び込んで乗り切ったが、6月の「氷室開き」には小屋に詰めた雪がすべて解けてしまった。 ここ数日の降雪で絶好の仕込み日和と思われたこの日も「雪の質は良いが、積雪量はまだ十分とはいえない」と安藤会長の表情は晴れない。「今年こそは雪を確保したい。そのためにももっと降ってほしい」と天を仰いだ。家族連れらに湯涌の文化に親しんでもらうため限定開放された旧白雲楼ホテルの露天風呂では、子どもらがゆっくり湯につかった。湯涌公民館と交流する内灘町向粟崎公民館の親子60人も露天風呂で足湯を体験したほか、かまくら作りやソリ遊びを通じて雪に親しんだ。(北国新聞記事から) 

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