米国務長官、現行案最善と力説 首相さらに厳しい局面
【ワシントン、ガティノー(カナダ東部)共同】米国防総省は30日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設協議に関し、関係自治体だけでなく連立政権内の合意が必要との考えを表明した。社民、国民新両党は政府が検討する沖縄・勝連半島沖の人工島案に反対を申し入れ。地元同意の見通しもない。5月決着に政権の命運を懸ける鳩山由紀夫首相はさらに厳しい局面に立たされた。岡田克也外相は対米交渉について「非常に困難な道」との認識を示した。クリントン米国務長官は主要国(G8)外相会合閉幕を受けたカナダ・ガティノーでの共同記者会見で「日本政府が(新移設案を)提案してくれば、検討の用意はできている」と表明。ただ「現行計画が望ましいとの立場を保持している。日本防衛のために何が最も効果的な方法かに関する米国としての見解だ」と述べ、沖縄県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設案が最善との立場をあらためて力説した。岡田氏は、記者団に「米国と交渉は可能だと思うが、結果は予断を許さない。国内(での調整)も同じだ。非常に困難な道だが、5月末までに結論を出さないといけない」と語った。
近頃の民主党に『怪訝材料』が多く見られるようになってきました、どしたものか。「徒労」と「溜息」が、わたしの周辺にも蔓延しはじめた。亀井さんの独断先行(逆行)とも思える言動と、鳩山由紀夫首相の即座追認の不可解、岡田克也外相の戸惑いとアメリカ首脳対応(外交)の無反応など、理解するのに時間を要する。「選挙対策(小沢一郎さんの意思)」が優先するのであれば、もはや『政策判断』の体裁すら整っていません、本末転倒(国民無視)です。クリントン米国務長官に「日本防衛のために何が最も効果的な方法か」の試案はないと思います、「できれば現状維持」が本音です。日本は、明確な意思(提案)を持って交渉すればいいものと思います。