中川輝光の眼

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反捕鯨団体「シー・シェパード」がマグロ逃がす 漁船いけすから8百匹

2010-06-22 | 科学・環境を考える

シー・シェパードがマグロ逃がす 漁船いけすから8百匹

 【ローマ共同】地中海のリビア沿岸で17日、クロマグロを入れたいけすをえい航していたイタリアなどの漁船と、反捕鯨団体「シー・シェパード」の抗議船が小競り合いとなり、21日のイタリア紙レプブリカ(電子版)などによると、抗議船メンバーがいけすの網を破ってマグロ約800匹を逃がした。地中海では国際環境保護団体「グリーンピース」と漁船との衝突はあったが、シー・シェパードとの衝突は初めてとみられる。双方に負傷者はなかったもよう。シー・シェパード側は、いけすにいたマグロについて、漁期終了後に捕獲され、多くが成熟していなかったと主張。漁船側は棒で抗議船メンバーを殴ろうとするなどしたが、抗議船側のダイバー5人が海中に入り、網からマグロを逃がした。レプブリカ紙などは、漁船が抗議船に突っ込み、抗議船が腐ったバターを投げて応戦したとしている。シー・シェパードの妨害行為に対し、リビアが湾岸警備隊を派遣したとの情報もある。地中海クロマグロ漁は日本向け輸出が8割を占めている。

シーシェパードの非常識な活動(犯罪)に対して、欧米諸国の世論は何故か傍観者のように見えます。イギリス・BP社の「海底油田事故」に見られる、地球規模の海洋汚染(海洋生物の危機)には、「シー・シェパード」が抗議することなど決して無い。彼らにとって「環境・反捕鯨」は単に「活動名目」に過ぎない。シーシェパードのスポンサーでもある衣類メーカーのパタゴニア社やイギリスのバス用品を扱うラッシュは、彼らの活動を「捕鯨を止めさせるためにはやむを得ない」とする立場を表明している。オーストラリア政府のイアン・キャンベル元環境相は現在シーシェパードの国際諮問委員に就任しており、ピーター・ギャレット環境相は元グリーンピースの理事であり強硬な反捕鯨主義者である。IWC元委員長のレイ・ガンベル (Ray Gambell)は、1994年に「IWCとその全ての構成員がシーシェパードのテロ行為を非難する」との声明を発したが、退任後BBCで「日本ノルウェー の範囲内で留めてくれるのならはるかに良いでしょうに」と、シーシェパードへの一部支持を明らかにしている。またIWC元副委員長のホルスト・クラインシュミット (Horst Kleinschmidt) は、2006年にシーシェパードにアドバイザーとして加入した。実業家のアディ・ギルと司会者のボブ・バーカーはシーシェパードに多額の寄付を行っており、シーシェパードの抗議船には彼らの名前がつけられている。欧米の芸能人からの寄付も多く、資金は潤沢にあると聞く。実態はわかりませんが、「環境」を食い物(生活の糧)にしている「ならずものグループ」かもしれません。こういった人たちが、これからも「活躍」するのだろうか。少しでも「正当な理屈」があれば「なにをしてもいい」、そういった人が増えているかも。

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