本日の中日新聞朝刊一面記事からです。名古屋市の栄地区再開発事業で、丸栄百貨店本館と広小路通をはさみ北側の国際ホテルが入る栄町ビルなどを取り壊し、新たにツインビルを建てる構想が浮上していることが分かった、のだそうです。
丸栄を傘下に入れた親会社の興和が、周辺の用地買収を進めており、丸栄百貨店は百貨店業から撤退する見込み。ツインビル完成予定は、早ければ2020年の予定とのこと。
→http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012022290090013.html
場所。名古屋地区の方は良く分かる場所ですね。
ビルの床階数や大きさは固まっていないものの、広小路通の南側丸栄百貨店の敷地と、北側栄町ビルなどの敷地にそれぞれ高層ビルを建て、その両ビルを結ぶ連絡橋を広小路通上空に設ける案であるとのこと。
栄地区は、国の「特定都市再生緊急整備地域」の指定を申し入れ、今年1月に認められたとのことです。そして警察など関係機関の合意が得られれば、道路の上の空間をまたぐかたちで連絡路を設置することが可能となった、とのことで、そんな特定な制度があり、そして指定されていたのですね。
栄地区は、丸栄百貨店の西隣の明治屋は建て替えを予定(→弊ブログ記事)、さらに丸善も建て替えを予定(→弊ブログ記事)していますが、竣工時期はハッキリしていません。今回明らかになった丸栄&栄町ビルの2020年目標と、似たような時期になるのでしょうか。
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名駅地区ばかり目だったこのところ、栄地区でも再開発計画が進み出していますね。ただ丸栄百貨店の、百貨店としては営業を続けられそうもない情勢で、子供の頃、連れられてよく行った丸栄百貨店が無くなる事に、些かの寂しさを覚えます。
しかし高層ビル二棟のツインビルですか。広小路通を跨いで南北両ビルの連絡橋を架けるとの事で、どのくらいの高さになるのだろう。でもこの連絡橋は、そんな「緊急整備地域」の指定を受けないと出来ないものなのですか?。松坂屋と三越では館を結ぶ連絡橋が市道上空に架けられていますけど、これは通常の道路使用許可を取っているはずで、広小路通でもその規定で良いように思うのですが、なにか事情があるのかな。
いずれ建設が決まれば、取り壊しと建設工事ですね。市バス停留所でいう「広小路通栄」停留所。通りの両側とも工事で、人の流れが一時的にせよ、変わってしまいそうです。
明治屋の古いビルがなくなるのは寂しいな、というのが最初の感想ですね。
それと、あまり言いたくはないのですが、事業主体が某社だから途中で投げ出したりしないよなあ、という思いも(某FM局の例があるだけに)。
中日記事ですといつもはスキャナーに取り込んだ画像を載せるところですけど、左側に気分がよくない記事があったので、あえてリンクにしました。
某FM局の場合は、あれは地元財界から次々と手を引かれ、結果的に世話せざるを得なくなったものだそうで、対して今回のこの計画は自らの言い出しですよね?簡単に手は引かない(引けない・退けない)と思いますよ。
明治屋のビルは、これ比較的検索アクセスが多いですけど、人気があるのですね。
私は全く入ったことはないですが、広小路呉服町の角地で目立つゆえ、記事にしました。