今年最後の投稿は、個人的に2022年で一番印象的だった一皿、 M.I.D. (Most Impressive Dish)の発表です。
今年のM.I.D.の選考に、過去ブログ記事、日記(食べたものだけ書いてある)を読み返してみました。
あらためて、今年もいろいろありましたね。
初めの頃は、まだ「まん延防止等重点措置」が出ていてました。
「寅、千里を走る」と言いますが、虎は開幕9連敗…
国際情勢の不調和、物価の上昇、元首相暗殺事件、エリザベス女王やアントニオ猪木さん、ペレさんなど一時代を創った人々の逝去…
良いこともありました。
北京冬季オリンピックでの日本勢の活躍、プロ野球では佐々木投手の完全試合に村上選手の日本人最多本塁打、記憶に新しいサッカーW杯…
コロナ感染拡大防止のための行動規制の緩和により、再び動き出した2022年の各月からのエントリーです。
1月:『明日香』さんの「日替わりランチ」
若い頃の食事やお店は思い出として今でも心に残っています。生きることとは別の「食」の大切な意味に気がつきました。『明日香』さんは閉店し更地になっています。ありがとうございました。
2月:『雷神』さんの「和牛サガリ焼肉弁当」
『もりしん』さんのお弁当店です。感染予防のため店内飲食が制限されましたので、テイクアウト対応された店がたくさんありました。「今年ならでは」かもしれません。ありがとうございました。
3月:『徳鮨』さんの「赤貝のにぎり」
シンプルに「赤貝」が大好きだからです。もちろん『徳鮨』の大将の目利き、腕があってからこその美味しいにぎり寿司です。大将もお身体に気をつけてください。ありがとうございました。
4月:『ALMONDE』さんの「バサの焼肉」
今はもうない幻のガストロノミー『ALMONDE』さんです。日本ワインと「あるもんで」作る美味しい料理のお店でした。柔らかい「バサ」を久しぶりにいただきました。ありがとうございました。
5月:『たなか屋』さんの「たこの刺身」
ウワサの『たなか屋』さんに初潜入しました。太田和彦先生が日本一の立ち飲み屋とおっしゃったがわかります。店員さんお客さんが作り出す雰囲気が良かったです。ありがとうございました。
6月:『DOME』さんの「パンとチーズ」
三宮ハンター坂の隠れ家『DOME』さんの「パンとチーズ」。私が好きなものを覚えてくださっていて、いつもさりげなく出してくださることが嬉しいです。ありがとうございました。
7月:『yorimichi』さんの「ドライいちじくと生ハムのブルスケッタ」
「ドライいちじく」対決を制した『yorimichi』さんの「ブルスケッタ」です。いちじくの甘味と生ハムの塩味、食感、アクセント、絶妙の組み合わせでした。ありがとうございました。
8月:『一とく』さんの「ガシラの塩焼き」
「旨い魚を旨く焼く」これぞ明石の魚料理です。地元の料理居酒屋さんの風情で日本酒がすすみます。こういう料理屋さんが長く続いてほしいです。ありがとうございました。
9月:『焼肉櫻』さんの「焼肉」
先輩と30年ぶりに訪れた焼肉屋さん。原点回帰でがっつり焼いてがっつり食べました。気取る必要なんてまったくありません。焼肉はモクモクの煙の中で。ありがとうございました。
10月:『ROSSO』さんの「ハンバーグ」
『ROSSO』さんが洋食レストランとして帰ってきました。ランチのみの営業ですが、自宅から近いこともあり、度々訪問させていただきました。ありがとうございました。
11月:『たにやん』さんの「プリン」
大将から「プリンを作ろうと思うねんけど…」という話を聞いたのは1年くらい前だったと思います。優しい「プリン」をようやく口にすることができました。ありがとうございました。
12月:『川ぶち』さんの「てっちり」
滅多に食べるものではないので食べ比べをしたことはありませんが、天然で大きなフグは、養殖フグや小振りのフグとは絶対的に違うのだと思います。ありがとうございました。
どの料理も、美味しい、美しい、楽しい、嬉しい、心を動かす逸品ばかりです。
そして、個人的に選ぶ2022年の M.I.D. は・・・
「yorimichi」さんの「ドライいちじくと生ハムのブルスケッタ」です!!!
本当に美味しくて、ある時期は何度も何度もリピートしていました。
ごちそうさまでした。
今年一年間のすべての食材、料理、お酒に感謝します。
そして、料理に関わってくださった皆様、スタッフの皆様、一緒にテーブルを囲んでくださった方、カウンターに並んでくださった方、将来お逢いするかもしれない皆様が、来年もよい一年となりますように心よりお祈り申し上げます。
一年間、ありがとうございました。
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