パニック障害ファーム!

ブライダルアテンダーが、パニック障害アテンダーに!克服法の選択肢を広げる事を目的としています。

電車内の発作~その3~

2007-01-27 20:41:52 | パニック障害
「すっすみ‥ ま‥せん‥
 わっわた‥し しっ心臓が‥‥くっ苦しくて‥」

この時、隣に座っていた18、19才位の男の子が
どんなリアクションをしたかは分からない。
発作時は相手の反応を見る余裕なんてないからー。

でも私は、声を出した事で、遠のいていきそうだった
意識が少しだけ戻ってきたような感じで、自分が
おかしくなってしまいそうな非現実感も、少し和らいだ。

いきなり大発作を起こしたり、バタッと倒れるよりは、
こうして一応、予め伝えておく事で、少しはスムーズ
に救助して貰えるかな‥という思いも安心に繋がった。

それから少ししたら、苦しみの中ながら、この彼が
何と言ってくれてるのかは分からないけど、色々と
声をかけてくれているのが分かった。

「良かった‥いい人で

発作が始まって10分位たって、B駅に到着する頃には
動悸以外の症状は治まっていた。
いつも、回復の過程で動悸は最後まで残る。

そして終点のU駅に到着する頃には、潮が引くように
すっかり治まった。

私が「落着きました。どうもありがとうございました」
と言うと、色々と心配してくれて「午前中は学校に
行かなくても大丈夫なので、近くの病院を探して
一緒に付き添います!」と言ってくれた。

お気持ちは有難かったけど、本当に私はもう
さっき迄の苦しみは嘘の様に回復していたので、
何度もお礼を言って、そこから山手線に乗換えて
出勤した。

あの時の彼には今でも感謝しています!
どうもありがとうございました!!

山手線に乗換えてから「また、この変な奇病が
出ちゃった‥ これが出ると、暫く電車に乗るのが
不安になっちゃうんだよな‥」と、
思った。

それから暫くして、岸谷五郎さんと寺脇康文さんが
男女4人で同棲生活を送る映画(多分「僕達の季節」
とか、そんなタイトルだったかな!?」の映画で、

相手役の彼女が不安神経症の役だったのを見て
胸のつかえが取れた様な思いがした!

「これだっ!長年私が自分でも説明がつかず、
人にも伝えられなかった事を、こんな風に
メジャーにしてくれて 良かった
これから、この症状がひどくなったら病院に
行って、この映画の事を例に出して言えば
いいんだ」

と思った時、光が射したような気持ちだった!
この時はまだ「パニック障害」という言葉は
使われていなかったけど、ずい分と前進した
気分だった。

本当に、病名も分からなかった時に比べたら
今はずっと良くなっている。

今後、医学も日々進歩して、パニック障害に
対する認知度や認識が広がったら、更に
色々改善されていくものと、私は期待している。

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