早いものでこのブログも2年目に入りました…1年経つのは本当に早いですね…
先日、ブログを始めて1年が経ちました…という内容のメールが来たんですが…
基本的には愚痴と偏った整備内容で構成されている当ブログですが…
最近では見てくれている方も増え、いい加減な事は書けないなぁ…と改めて思っております…(今までいい加減に書いてた訳ではありません…笑)
まあこれからもこんな感じで整備ネタや愚痴をマイペースに続けていこうと思っております…
が、そんな話はどうでもいいとして…いつも通りの整備ネタを。
車はスバルのヴィヴィオ…
タイミングベルトの交換で入庫です。
走行距離は98000km
タイミングベルトはエンジンのピストンの動きに対してバルブの開閉タイミングを決める部品なんですが、ベルト…という名からも想像できる通りゴムで出来ており、10万キロ毎の定期交換部品なんです。
当然ゴムなので…
そんなの関係ねぇ…とメンテナンスを怠るといつかは切れます…
ちなみにタイベルが切れると高額修理となるので交換時期は守りましょうね…
外車なんかは10万キロ待たずに切れる事例を過去に何度も経験しております…
が、ひと昔前はベルト式の車も多かったんですが、最近の車は金属製のチェーン式が主流になってます。
ベルト式が主流になる前の世代のエンジンもチェーンを採用してたんですが、チェーンの騒音や材質や強度などで課題があり、多くのメーカーはコストが低く構造の簡単なベルト式を採用した…という事をメーカーの方から聞いた事があります。
最近では技術も格段に上がりチェーンでも静かなエンジンを作る事が可能になり今は殆どがチェーン式なので定期的な交換は必要ありません。
もちろんチェーン式でも定期交換は必要無いとはいえエンジンオイル関係のメンテナンスは必須です…
で、タイミングカバーを取り外すとタイミングベルトがお目見え。
このベルトにある山でカムとクランクの位置関係がズレないようになってます。
テンショナーを緩め、ベルトを取り外し。
で、業者によってはベルトだけ替えてオッケーにする所も少なくないんですが…
今回の車のようにタイミングベルトを外さないと交換出来ない部品(ウォーターポンプやシール関係)は漏れてなくても同時に交換するのが理想です。
何故かというと…ウォーターポンプやオイルシールは経年劣化で漏れを起こすんですが、仮にタイミングベルト交換時に漏れがなくても交換後、数ヶ月〜数年で漏れる…という事がよくあるんです。
仮にウォーターポンプやシールを交換するとタイミングベルト交換と同じ工賃がかかりますから…
なのでそういうトラブルの芽は事前に対処しておいた方がいいんです。
ウォーターポンプ取り外し。
カムとクランクのスプロケットも取り外すと…
クランクのシールが抜けかけてる…
シールを取り外して…
新品のシールを取り付け。
コレが本来の位置です。
カムシールも挿入。
ウォーターポンプやテンショナーを取り付けて新しいベルトを組み付けます。
当然ですが…カムとクランクの位置関係が1コマでもズレるとエンジンかからないか、かかっても絶不調になります…
最悪の場合ピストンとバルブが接触する事もあります。
このベルトもオイルや水分が付着しないよう細心の注意を…
付着するとベルトの耐久性に悪影響です。
タイミングカバーや外した補機類を取り付けてタイミングベルトは完了。
次はタペットカバーからオイルの漏れがあったのでパッキンを交換しようとカバーを外すと…
…
見なかったことにしようかな…
今回はオーナーさんが自らまだまだ乗りたいから…とタイミングベルトの交換を依頼してきたんですが…
正直…このエンジン内部の状態を先に知っていたらタイミングベルトの交換はオススメしなかったと思います。
この状態では20万キロまでエンジンが持つかどうか…
まだまだ乗りたい…と思うんだったらもうちょっと車の事も気遣ってあげないと…
ひとまずパッキンを交換して修理は一応完了。
とりあえずオーナーさんには軽く説教です。
そして使用中にエンジンが止まった…というdenyoの発電機…どうやら水漏れがあるようです…
現在はエンジンも普通にかかるので…まずは水漏れを修理してから吹き返しの点検です。
2気筒ディーゼルエンジンで発電モーターを回す仕組みです…
発電機は専門外ですが…車に載っているか発電機に載っているかの違いだけで造りは同じエンジンなので…
何とかなるでしょう…
先日、ブログを始めて1年が経ちました…という内容のメールが来たんですが…
基本的には愚痴と偏った整備内容で構成されている当ブログですが…
最近では見てくれている方も増え、いい加減な事は書けないなぁ…と改めて思っております…(今までいい加減に書いてた訳ではありません…笑)
まあこれからもこんな感じで整備ネタや愚痴をマイペースに続けていこうと思っております…
が、そんな話はどうでもいいとして…いつも通りの整備ネタを。
車はスバルのヴィヴィオ…
タイミングベルトの交換で入庫です。
走行距離は98000km
タイミングベルトはエンジンのピストンの動きに対してバルブの開閉タイミングを決める部品なんですが、ベルト…という名からも想像できる通りゴムで出来ており、10万キロ毎の定期交換部品なんです。
当然ゴムなので…
そんなの関係ねぇ…とメンテナンスを怠るといつかは切れます…
ちなみにタイベルが切れると高額修理となるので交換時期は守りましょうね…
外車なんかは10万キロ待たずに切れる事例を過去に何度も経験しております…
が、ひと昔前はベルト式の車も多かったんですが、最近の車は金属製のチェーン式が主流になってます。
ベルト式が主流になる前の世代のエンジンもチェーンを採用してたんですが、チェーンの騒音や材質や強度などで課題があり、多くのメーカーはコストが低く構造の簡単なベルト式を採用した…という事をメーカーの方から聞いた事があります。
最近では技術も格段に上がりチェーンでも静かなエンジンを作る事が可能になり今は殆どがチェーン式なので定期的な交換は必要ありません。
もちろんチェーン式でも定期交換は必要無いとはいえエンジンオイル関係のメンテナンスは必須です…
で、タイミングカバーを取り外すとタイミングベルトがお目見え。
このベルトにある山でカムとクランクの位置関係がズレないようになってます。
テンショナーを緩め、ベルトを取り外し。
で、業者によってはベルトだけ替えてオッケーにする所も少なくないんですが…
今回の車のようにタイミングベルトを外さないと交換出来ない部品(ウォーターポンプやシール関係)は漏れてなくても同時に交換するのが理想です。
何故かというと…ウォーターポンプやオイルシールは経年劣化で漏れを起こすんですが、仮にタイミングベルト交換時に漏れがなくても交換後、数ヶ月〜数年で漏れる…という事がよくあるんです。
仮にウォーターポンプやシールを交換するとタイミングベルト交換と同じ工賃がかかりますから…
なのでそういうトラブルの芽は事前に対処しておいた方がいいんです。
ウォーターポンプ取り外し。
カムとクランクのスプロケットも取り外すと…
クランクのシールが抜けかけてる…
シールを取り外して…
新品のシールを取り付け。
コレが本来の位置です。
カムシールも挿入。
ウォーターポンプやテンショナーを取り付けて新しいベルトを組み付けます。
当然ですが…カムとクランクの位置関係が1コマでもズレるとエンジンかからないか、かかっても絶不調になります…
最悪の場合ピストンとバルブが接触する事もあります。
このベルトもオイルや水分が付着しないよう細心の注意を…
付着するとベルトの耐久性に悪影響です。
タイミングカバーや外した補機類を取り付けてタイミングベルトは完了。
次はタペットカバーからオイルの漏れがあったのでパッキンを交換しようとカバーを外すと…
…
見なかったことにしようかな…
今回はオーナーさんが自らまだまだ乗りたいから…とタイミングベルトの交換を依頼してきたんですが…
正直…このエンジン内部の状態を先に知っていたらタイミングベルトの交換はオススメしなかったと思います。
この状態では20万キロまでエンジンが持つかどうか…
まだまだ乗りたい…と思うんだったらもうちょっと車の事も気遣ってあげないと…
ひとまずパッキンを交換して修理は一応完了。
とりあえずオーナーさんには軽く説教です。
そして使用中にエンジンが止まった…というdenyoの発電機…どうやら水漏れがあるようです…
現在はエンジンも普通にかかるので…まずは水漏れを修理してから吹き返しの点検です。
2気筒ディーゼルエンジンで発電モーターを回す仕組みです…
発電機は専門外ですが…車に載っているか発電機に載っているかの違いだけで造りは同じエンジンなので…
何とかなるでしょう…