徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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書評:松岡圭祐著、『探偵の鑑定II』(講談社文庫)

2016年04月16日 | 書評ー小説:作者ハ・マ行

『探偵の鑑定II』電子書籍版の発売と同時に購入し、早速気になっていた続きを読みました。

『探偵の鑑定I』の書評で『探偵の探偵』シリーズ(講談社)の紗崎玲奈と『万能鑑定士Q』シリーズ(角川書店)の凜田莉子のダブルヒロイン、と書きましたが、続編はもっと豪華(?)キャストで、『特等添乗員α』シリーズの浅倉絢奈とその婚約者及び『水鏡推理』シリーズの水鏡瑞希が登場します。事件の発端となった【穴あきバーキン】の裏にいた指定暴力団の獅靭会に莉子が攫われてしまうところで1巻が終わっていたのですが、その彼女を救出するために、この二人のヒロインが活躍します。と言ってもどちらかと言えばチョイ役なのですが。

1巻ほどの緊張感はないような気がしますが、最後まで退屈させない展開でした。

莉子の方はまた新たな事件に関わっていくことが仄めかされていましたので、『万能鑑定士Q』シリーズの新作に繋がるのかも知れません。玲奈の方は探偵を廃業することは決定事項でしたが、代わりに何をするのか将来はまだ決まってない感じ。でも彼女を主人公にした新シリーズはなさそうです。

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