梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ノーベル文学書と無料電子ブックの話

2017-10-06 17:01:34 | 雑記
今年のノーベル文学賞をイギリスに帰化した「カズオ・イシグロ」氏が受賞したと言うニュースが流れ、早速本屋の店先に彼の本を平積みする画像が流れていた、
この画像を眺めながら(昔からこんな画面を良く見るな)と考えていた、
直木賞でも芥川賞でも受賞と言うと挙って多くの人が買い求める、まるでそれが「ファッション」の様に手に取ってゆく、まあそれでも本を読む人間が増えるなら結果的に良い事なんだろうが妙に釈然としない部分が残るのは自分がひねくれているのかも知れない、
多分私はこの本は暫く読まないだろうと思う、付け足しの様に「また今年も村上春樹さんはノーベル賞を逃しました」と言っていたのでこっちを読んでみるかと思っている。
この作家はファンが多いらしい、「世界的にも人気が有る」作家らしいが何となく読まないで来たがこの際に読んでおこうかと思い立ってkindleで検索してみた、
因みに私はここ2年位紙の本は読んでいない、タブレットの前は電子ブックで読んでいたがタブレットを買い替えた時に女房に渡した、女房もどっぷりと浸かっている。
一つはネットのブックセンターが複数増えて来て競争が激しくなり無料の本が増えた事、
家でも移動中でも喫茶店でもすぐに手に入る事やポイントがたまり、更に時々割引セールもあると言う事で本屋さんに行っても試し読みをした後ネットで買ったりしている、此れでは本屋さんも大変だなと思いながら結局買わない事になっている、申し訳ない。
きっかけになったのはかなり昔だが「氷点」と言う小説が大流行したことがあり其の時には氷点のハードカバーを小脇に抱えて街を歩くのが若い女性に流行ったことがある、
小学校の頃から本好きの自分としては「買った本を枕に熟読ではない積読」と言うジョークは笑えたがファッションに抱えると言うのはあまりに軽薄で同一視されるのが嫌でつい買いそびれてしまった、
その後芥川賞の本も何点か読んだが「限りなく透明に近いブルー」位で芥川賞の選考基準が自分に合わないと言う事に気が付いてほとんど読まなくなった、
電子ブックに「青空文庫」と言うのが有って未だ無料本がないころは此処で拾って読んでいた、無料なのであまり新しい物は無く大体版権の終了したものをボランティアが電子化しているのでそれほど長くない文学作品が並んでいる、
10代に読んだ太宰治を再度読み直してみる、「人間失格」と「桜桃忌」は読んだので「斜陽」を読んでみたが今度は結構素直に読めた、続いて「富岳八景」を読むが此れもそれほど暗い本ではない、「火花」の又吉氏が何度も読んだと言う「津軽」は彼の自己嫌悪がちりばめられた本でやや暗くなる、
兎に角無料だから結構乱読が出来る、充分有名だがストーリーは知らなかった代表格の「金色夜叉」とか「大菩薩峠」なんかも読んでみる、大菩薩峠は未だ何巻か残っているが一旦置いて古典の「土佐日記」に行き「墨東奇談」を読むと言った具合だが流石に村上春樹の本は無料では無かった、サンプル読みで20~30頁読める所で読んでみるがなんかエッセイみたいで(「ノルウェーの森」を読んでみないとダメかな)と考えているが
と言う訳で受賞作品と「カズオ・イシグロ」氏の作品は未だまだ先になりそうだ


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