梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

トコトンのヤットントン

2020-04-30 10:32:32 | 雑記
「酒呑むな、酒呑むなのご意見なれど ヨイヨイ 
酒呑みゃ酒呑まずにいられるものですか だがね
お前さんも酒飲みの身になってみやしゃんせ ヨイヨイ
ちっとやそっとのご意見なんぞで酒止められましょか
とこネエサン 酒もってこい」
こんな歌を思い出したので調べてみたら「ヤットン節」と言う歌だった
作詞も作曲も不詳なので巷間で歌われていたのをレコード化したらしい
内容や歌詞も曲もなかなかのものなので恐らくお座敷歌だったのだろう、
一番しか知らなかったが2番の方が面白い
「山からけっころがしたる 松の木丸太でも ヨイヨイ
世に出りゃ不細工ぶざまなお多福おかめでも だがね
妻と名が付きゃ まんざら憎くない ヨイヨイ
人に袖づま引かれりゃ ほんとに腹が経つ
トコトンのヤットントン」
と言うのだが確かに自分では不細工だのろくなもんじゃないなんぞと言っていても誰かが女房に秋波を流せばやきもきするし、
常日頃酒の勢いで女房を悪しざまに言っていても友人親兄弟からいわれりゃ腹も立つ、
勝手なもんで自分で欠点だと言っていても他人にいわれりゃ十分腹が立つ、(そりゃ謙遜てもんだ、お前が言うな)言う事だがまあ赤の他人はあまりやるまい
女房とはよくやってはいるが「自分で言うのは良いがお父さんに言われると腹が立つ!」」と結構ちょくちょくやっている、まあ他愛のない酒の話だ
「ヤットン節」も「のう千代さん」も楽しい酒の席で歌われる罪のない戯れ歌でいいものだが今の緊急事態下に未だに巷間で小さな店に集まって飲み騒ぐのは「罪のない」では済まされまい、
不要不急の最たるものであり、多くの店商売が生活を賭けても自粛休業しているというのに、その事が収束に向けた世界規模の取り組みに大きな穴をあけている事は「罪のない」どころか言わば「無自覚のテロ行為」であり「大罪」に値する
やっとここ3日間感染の速度は下がってきた、更に収束に向けて国民全体で耐えて行くべきな時期に本当に「腹が立つ」連中だ


自然淘汰かも知れない

2020-04-28 13:27:28 | 雑記
灯が消えたような」と言う表現があるが今の街は表現ではなく
本当に灯が消えてしまっている、
街灯も駅ビルのコンコースも煌々と明かりがついているが店のショーウィンドはシャッターが降りていて歩く人も閑散としている、
冷たい雨が降っているのでバスを待っていても寂莫とした雰囲気だ、
多分もう少しで落ち着いてくる、そしてまた元の様な生活には戻るんだろうが
世界的な感染はひたすら成長を続け拡大を追いかけて来た人間の生き方に疑問を突き付けてきた、
ウィルスは基本的に他の生物に寄生して生きている、
宿主が死んでしまえばウィルス自体も消滅してしまうわけで自然の摂理はそういう形で今まで来ている、
新型コロナウィルスは変異をして宿主を死に至らしめる様になったらしい、
しかし、完全に蔓延し宿主が死に絶えてしまえばその変異したウィルス自体も消滅するのだから共倒れだ、
自然界は生命体を継続的に存続させるというのが摂理だろう、
突然変異だとしてもあくまでそれはイレギュラーであり長く生きながらえる事はないのが自然の調整機能だ
人類と言う生命体は突出して増えすぎたのかもしれない、
自然界は突出して増殖すると食物連鎖が狂い自然と個体数を調整する、
しかし、人類は知恵と言う武器を使い自然界の連鎖を己に都合よく捻じ曲げて進化してきた、
長い生命の歴史でほんの僅かな時間量の間に他の生命体を駆逐し利用しつくしてこの星の生態系を欲しいままにしてきた
絶滅生体をふやし温暖化を増大させ気象と言うこの星の呼吸すらおかしくしてしまった、
クリスチャンではないので「神の意志」「神の試練」だとは思わない
奇跡の「生命」を維持するシステムは実にデリケートである、しかしこの傲慢な生命体は自然を思うがままにいじくってきた、自然界はそれを調整しようとしているのではないか
それこそ地球にとって「人類を絶滅させる」か大きく間引く事でバランスを保とうとしている、
今まで何度も疫病感染は起きているがその行動範囲と時間はウィルスの広がりを制限し一地域の宿主が死滅してウィルスと共倒れする、
残った人類はその為に減った部分を補える程度であり調整として機能していたのだが
現代人類は拡散速度と範囲を限界に近くまで上昇させて結果として宿主として共倒れになるには地球上の殆ど、或いは全員が消滅する事しかこのウィルスを消滅することが出来ないかもしれない、
人類はこの星で生き続けられるキャパシティを超えてしまったのではないのか、
この脅威を糧として新しい世界を構築しなければならないのではないだろうか

遂にと言うか、やっとと言うか、個人と社会の狭間では

2020-04-27 12:49:59 | 雑記
昨夜知り合いの焼き鳥屋がついに休業することをフェイスブックで流した
ついにと言うか、やっとと言うか身内の経営する焼き鳥屋で自粛要請が出てからもずっと営業をしていた
最初の頃は「やばい!客が来ない」と書いていたのだがその後も店はやっていたみたいだが遂に休業する
蒲田にもまだ毎日営業をしている飲み屋がある、ガラス越しに見ると結構満席の様だ
やっているから来るのか客が来るから店がやるのか、
しかし世界では外出抑制、ソーシャルディスタンスと毎日のように報道されている
自己責任と言う話ではない、ウィルスを撒き散らして歩くことは個人が責任を負えるという話ではない
それどころかその行為が人類の行く末に大きな影響を与えている事を自覚しなければならない
「無知」で済ませられる話ではないのだ
「俺は大丈夫」と言うのは全く根拠は無い事くらい自分でもわかっているはずだがその結果をあまりに楽観視している
毎日帰宅するバスでこの店を見て(もう、強制的にやるしかないんじゃないか)とも思う、
多くの人は大げさではなく人類の為に生活を投げうっての自粛行動をしているのにこいつ等はいったいどういう精神構造をしているのかと思う
とその度に憤慨していたのだが身内のF/Bで「頑張ってます!」と出るたびに(頼むから止めてくれ)とも(生活が有るんだもんな)とも思い、
客たちに(頼むから来ないでくれ)とも思い複雑に見ていたのだが遂に「当分の間休業します」」と書かれてきた
「また必ず開店しますからその時はまた楽しく飲みましょう」と書かれていたのは「閉店」も覚悟した上の休業だろうか
「さすがに皆さん来なくなって」とも書かれていたので開けていても開店休業の様なものなんだろう
「落ち着いたら又楽しくやりましょう」「その時を楽しみに」と多くのフォローがあったが半月の休業は日銭商売には致命的になるだろうな
子供が二人いるので取り敢えず40万は来るのだろうが家賃光熱費仕入れ支払いでいっぱいだろうしこれは一度だけだ
身内としては本当に複雑な事態になってしまった、
道すがら家々の植え込みが春を謳歌する様な花が咲き誇ってきた、

羽衣ジャスミンは最近あちこちで見かけるようになった、湯河原駅の土手は真っ白になっていた

この黄色の花も最近(と言ってもここ10年位だが)ずいぶんと見かける

蔓性で隙間なく花をつけるので周りを明るくする
近寄ってみると薔薇の様な花だが芯から巻くように咲いているのではないので違うものなんだろう

花を楽しめる時が早く来ると良いのだがまずは大きく傷ついた経済の修復が真っ先だ
医やその前に犠牲者を食い止めなければならない
全ての人が病原菌を持っていると思う事しか今は打てる手はないのだ、あと少しだと思って耐えるしかあるまい

映画音楽とジャズ、死刑台のエレベーターとマイルスデビス

2020-04-23 10:44:43 | 昭和の頃
昭和42年、映画館にアイスクリームを配送する仕事に就いた
この仕事は通常の休日は休めない上に引っ越したばかりでまだ友人もいない
仕事が終えると小さなプレイヤーでレコードを聴きながら酒を飲むのが日課だった
大田区の千鳥町と言う池上線の小さな駅近くに住んでいて小さな商店街があってそれこそ小さなレコード屋さんが一軒あった
年末の賞与が出たので欲しかったスクリーンミュージックLPを買ったら年末福引券をもらったので帰り道沿いにある抽選場で早速引いてみたらなんと1万円の商品券が当たってしまった、
給料が手取りで4万少々の時の1万円は大きい、この運をくれたレコード店に戻って欲しかったが高くて手の出なかった映画音楽大全集LP3枚組を買って来た、
西部劇・戦争映画・ロマンス物という様な分かれ方になっていて素っ気ない真っ白なジャケットだったのでコンテで絵を描いた、
一つは確か「太陽がいっぱい」のアランドロンだったがその他が思い出せない
その中に「死刑台のエレベーター」が入っていてそこで「マイルスデビス」と言うトランぺッターを覚えた、
ジャズと言うジャンルの曲に魅了されたのはこの曲が初めてだった、
そこから少しづつジャズの名曲を買い足してゆくようになる
実はその後良いコンポを手に入れた時この曲のイントロ部分が安いプレイヤーでは聞こえていなかった事実をしった、
当時持っていたポータブルプレーヤーと言う奴は15Cmのフルレンジ(と言うより中央部分しか出ない)20W程度のもので高音域が全く出ていなかったのだ、
ソニーのG3は後でG5になったのだがG3はツイーターとミッドレンジとウーハーの3ウェイの密閉型である
マイルスのイントロは非常に高い細い音が数秒続いてから切り裂くような音に変わる
此処が全く聞こえないままで数年聞いていた訳で恐らくレコードがかなりすり減った後だと思ったので改めてEP盤を買って来た、
マイルスデビスからアートブレイキーとジャズメッセンジャーにいって名曲「枯葉」を買う
そこから原曲に辿りシャンソンを買う、イヴモンタンはジャズのあとである、
同僚のボイラーマンがかなりのフリークで彼からの薫陶で更に凝ってくる
MJQの2枚組を買う、ジャンゴ、ピラミッド、やはり枯葉、映画音楽の黒いオルフェなどが入っていた
行きつけの喫茶店のマスターも好きで彼からの推薦はミスティ、とリーモーガンの「クールストラッティン」枯葉の道に真っ赤なハイヒールと言うジャケットだった
LPを買う、ザ・サイドワインダー、モーニン、ソング・フォー・マイファザー等が入っていた、
銀座のソニービル地下に「ハンター」と言う洋盤専門店があって殆どが直輸入盤なので曲の内容がわからない、視聴が出来る盤と出来ないものがあってバンドやパーソネルでえいやっと買ってくることが多かった、
ムーンライトデザートと言う盤があった、ソニーロリンズだったので買ってきたらこれが「月の砂漠」だったこともある、
コンポにはソニーのダブルデッキが有ったので気に入った奴だけダビングしてレコードとコンポを売ってしまったが勿体ないことをしたものだったが世の中はデジタル音源の時代である、
CDは便利でよいが又アナログ盤が復活しているようだが今は仕事中に何となく流している程度になった
ほろ酔いで音楽を楽しむどころかほろ酔いになればすぐ寝てしまうというていたらくだ、歳だねえ

どさくさ紛れに

2020-04-22 09:39:36 | 雑記

白い花と桃紫の花が何本かおきに咲いている

通勤道路の街路樹は桜からハナミズキに変わった、

植え込みに咲いているのは今は紫蘭、少し前はシャガだったがどうやらこれは近くの方が植えてている様だ
もう少しすると菖蒲が花をつけてくる
感染者は急激な増加は少し収まったらしいが相変わらず新感染者が発見されて死者も出る
マスクが無い、医療関係者の負担も限界に近く崩壊寸前と言われている
自粛要請は恐らく今自粛していない店は何らかの手当てをしなければ幾ら声を大きくしても自粛することはあるまい
「店を閉めたらどうやって生活するのか、保証してくれるのか!」と言うのが根拠うだろう
しかしそれをしなければ蔓延は回避できない医と言うのが世界でも学会の常識だとすれば何としてもその手当てをしなければならない
しかし安倍政権与党は国会に検察の定年延長、「解釈の変更」と言うのは法律ではないだろう、
解釈でその効力が変えられるなら意味はない、「自分の解釈では問題ない」では奉文ではあるまい、
「「こう解釈出来る」と言う事を全体に諮ってそれがあやふやなら厳格に決めなくてはならない、
政府あるいは首相個人が判断できる様なものではあるまい、三権分立はどこにある
緊急事態宣言を特別立法から恒久的に決めてしまおうという憲法改変(決して改正ではない)をどさくさ紛れに提出しているそうだ
当然野党の反対が起きて国会は紛糾停滞する、「緊急時だから」」と強行採決をしてくる可能性は大きいが
緊急なのは新ウィルス蔓延による国家危機である、全精力をここに集中させて挙党体制で迅速に乗り切らなければならないが
これを機会に思うとおりに国政を私するというのは政治家としての資質を欠いている、
今頭を入れ替えたら混乱に拍車をかけてしまう、sれをいいことにされてはかなわない、
非常時に何をやるのか我々は真剣に見ている事を自覚した方が良い、今どさくさ紛れに通しても正常化したら廃案にする事も出来るのだから