梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

経済社会の脳血栓

2018-07-30 09:04:03 | 雑記
経済は社会の血管であり、金は血液その物だと言える、
社会が成長し規模が大きくなれば当然経済規模、財成はそれに比例して大規模になる、
しかし、血液は循環してこそその効果がある、
幾ら血液の量が多くなっても廻って行かなければ何の意味もないどころか社会全体に大きな疾患になる、
体で言えば血栓だ、それも経済的に影響の強い大企業とその取り巻きは恐らく「国の頭脳」を、心臓を自負しているだろうし影響力の大きさから言えばその通りではあるだろう、
しかし血栓は此処に集中している、
脳に有る血栓は脳血栓であり、脳障害を起こす、このまま行けば脳溢血だ、
脳が機能を停止すれば体全体が機能麻痺を起こす、
大動脈に血栓が起きれば全身に血液は廻らない、幾ら心臓が頑丈でも手足は麻痺し体力は低下する、
その結果は当然体力は無くなりやがて朽ちてしまうだろう、大動脈瘤は大動脈破裂を発症する、
日銀がゼロ金利を続けるが経済の活気は上がらず、消費も増えず当然物価の上昇は起きない、
金利を無くすから金を借りろと言ってもそれで経済活動が見込めるならともかく資金投資して新たな起業をしても継続すら望めない、
借りたら返さなければならないのが借金だ、借りて生活に使えば借金けだが残る、まともなら借りる訳も無い、
しかし起業意欲は無いわけではない、しかし金利ゼロだと言っても窓口である銀行は起業意欲と事業計画だけでは先ず貸さない、
零細企業を30年やっているがそれは痛いほど知っている、
ラジオで「それでも大丈夫」と言う銀行の宣伝が有るが元々「不動産担保融資」である、
日本の金融は人と能力には金を貸さない、担保の無い融資はありえないのだ、
各地方都市(東京も含めて)で「信用保証協会」と言う組織があり此処で補償をして貰ってからでないと融資を受けられるのは何らかの資産がある会社だけである、
此処でも融資金額の5%程度を「保証料」という名目で天引きされ、その上に全額の個人補償をつける事が条件となる、
事業計画はかなり厳しい審査があり且つ過去の事業成績も審査されの上であるが万一それが不調だと事業資金のデフォルトは社長個人の借金として残る、
こうなれば家族があれば自己破産しか方法は無いが日本では自己破産したら中々次は立ち直れない、トランプ大統領は過去に6回自己破産しているらしいが日本では不可能である、
この辺の「新自由経済主義」はそのまま日本には入っていなく「銀行」は実担保主義そのままである、日本ではgoogolもアマゾンも作れない
経済を活性化する為の事業を推進するには金利の問題ではないのだ、
保証協会の仕事を国が担保すれば経済は活性化するだろう、
確かに石原慎太郎が始めた新銀行東京の様にその審査が甘いと経済マフィアの踏倒し計画倒産が危惧されるがそれは金融関連のネットワークを充実し更に警視庁の組織暴力対策課などと連携を密にすればかなりの部分は防げるのではないかと思う、
現在の日銀の低金利政策が経済活性化につながるとは末端の経営者として「何の意味もない」と断言できる、
低金利は大手銀行のプライムレート借り入れを国債保有に廻す「人の褌で相撲を取る」どころか「只で借りて高利で貸し付ける」と言う街金よりあくどい儲けを増やすだけだ
街金でも金主にはちゃんと金利を払って貸し倒れのリスクは被る、
国から金利無しで借りて国債でその国庫に貸して金利を取ると言うのはどう考えても不条理だ、
資産の90%を持っている社会の5%しか見ていない政策は社会の95%に効果が出る訳も無い、


昭和30年代の夏休み

2018-07-22 08:00:35 | 昭和の頃
暑い、毎年暑さがひどくなる気がする、
最高気温もこんなに高くならなかったと思うが体力ももっと有ったせいも或るかもしれない、
子供の頃住んでいた家は親父のてづくりだったがそこそこ住めた、
もっとも生まれついたのがその家なんでそんなものだったのかおしれない、
八畳と六畳に三畳に靴脱の一畳の土間に一畳半位の囲炉裏スペースが有った、
東が入り口で長庇が有って40坪程度の庭が有ってその先は畑だったがお袋の具合が悪くなってからは花畑になった、
屋根は杉皮葺きで八畳は長手が東に向いていたが此方側に長庇が有って雨が降っても振り込むことは無かった、
雨が降ると開け放した八畳間から長庇の幅だけ先に雨だれが落ちるのをぼんやり見ていた、
何を考えていたのか覚えているわけもないがその時間が好きだったことは覚えている、
夏になると開け放して畳に直にごろ寝をしていた、
雨戸を全部戸袋に入れて開放してある東側から風が勝手の土間を通って抜けてゆく、
裏側は真竹(こっちでは”はちこう”と言ってたが破竹だろう)の林で風の音が聞こえる、
それで十分に涼しかった、しかし時折訪れる虻には昼寝を邪魔されたが、
夜も開け放しだがその分蚊がすごい、寝床はその八畳間に蚊帳をつって寝るのだが晩飯はかやの中とは行かない、
食卓は囲炉裏の脇の三畳で摂るので囲炉裏に火を入れて生の草を入れて盛大に煙を上げる、
蚊いぶしだがここらではごく普通にやっていたが一般的かどうか、
かみさんは東京生まれだから同年輩でもおそらく知らないだろう、まあ聞いたこともないのだが、
蚊燻しには薄と蓬がよく使われる、薄は水気が多いので燃え上がる事が少ないのと蓬は元々除虫効果があると言われていたしまあ香りも良い、
蚊だけではなく人間も燻されながら食事を終えるとツギハギだらけの蚊帳に逃げ込む、
蚊帳の端を両手で持ち勢い良く上下に煽って急いで飛び込む、
蚊帳の中は風が通らない、渋団扇でお袋が風を送ってくれるのが気持ちよかった記憶と蚊帳の匂いがする、
姉とホタルを獲ってきて蚊帳の中に放すとあちこちにとまって点滅する、
ホタルは源氏と平家がいるのだが時期は少しずれていた気がする、
カジカの鳥のような鳴き声と食用蛙の牛のような声と殿様蛙の大合唱もあって結構田舎の夏は賑やかである、
特に蛙の合唱は親父が「うるせえ!」という位大合唱だった、
学校で決められた川の淵が天然のプールで子供達は夏休みの大半を此処で過ごす、
河原の石は炎天に炙られて焼けるほど熱いが山の水は冷たく時間を忘れて浸かっていると唇が紫色になる、
低学年の子供は自覚が無いので上級生が溺れ事故もチアノーゼも気を使っていた、
同年だけで遊ぶほど一地区には子供は居ないので小学校以下は子供組である、
上が下を見るのは当然で大人も安心して子供同士で遊ばせていてそう言う事故は全く無かった、
今ではどんな遊びをしているのか、ノスタルジーだと言われればそれまでだが我々にとっては今よりずっと楽しい夏休みだった気がする、
それにしても「クーラーが無ければ命に危険」なんて夏は無かったよな、
第一「クーラー」なんぞは村中探しても無かったし、市内でも店には有っても自宅に付いているという家庭なんかは殆ど無かったと思う、
体がと言うより最近の気象がおかしいんだろう、気象庁の発表でも最高気温の更新が各地で言われている、
地球はどうなっちゃうんだろうな、
安倍政権が続けば日本もどうなっちゃうのか非常に不安で仕方ないが自然の脅威は仕方ないにしても一部の人間の脅威は何とかしたいと切実に思う、
選挙が頼りだがあまりに野党支持が無い、せめて自民党内で対処してほしいものだ

やな世の中だね~

2018-07-19 12:36:27 | 雑記
6議席単純増が強引に通された、
議員歳費は年間一人4千万はかかると言う、6名で2億4千万の支出増となる、
「身を切る改革」を高らかに言い立てているのだが確かに「我が身を切る」と入っていない、
国民の身を削り取り我が身は肥え太ると言う事だろう、
与党内からも船田元氏が反旗を表明した、望むべくは船田議員に賛同する自民党議員の
たたらん事を強く望む、
唯でさえ国際的に日本の議員定数は人口比で多すぎると言われている、その上歳費も突出して高額だ、
しかしこのコストを支出する国民ではなくそれを所得する議員自らが決めるのだから始末に悪い、
三権分立を言うならこれは司法の権限にしなければ意味はないだろう、
無論自らの身を削る気概があるなら行政が決めてもいいがどう考えても自らの身を削る様な気概はなさそうだ、今回の議席増はその証明そのものだ、
一般社会では納得のいかない支出支払いを拒否するのに「供託」と言うものがある、
納税した税金の使途はどうしても納得はいかない、税金を支払わなければ「罰則金」と言う名前の利息が年間25%もつく、
供託金を預けて置けば支払ったと同じ扱いになり未払いの扱いにはならない、
税金が国を支える重要なものだと言う事は重々承知だがその税金が国民の意図しない方向に使われるのは納得できない、
増えた消費税は福祉に重点的に回すと言っていたが最初の頃は赤字予算の健全化に向けると言っていたはずだ、
「議員自ら身を切る覚悟で運営する、将来につけを廻さないで健全な国家運営を」と言っていたのだが歳費を増やす法案の強行採決はとても納得できる話ではない、
これでも保守系有権者はまた自民党や同調する政党議員を選択するのだろうか、
あるデータで国民所得に占める住居費は全国的に40%台になるらしい、
京都が突出して54%だそうだが東京を筆頭に大都市圏は軒並み40%後半だ、
エンゲル係数と言う指標が有るが半分が家賃ならエンゲル係数は相対的に低くなる、
贅沢な住まいに住んでいる連中は恐らく持ち家で住居費の負担はかなり低い、
今回の調査では全国の都市部に関して10年前より住居費(家賃の身で光熱費は入れていない)割合が高くなっている、
家賃が上がったのではなく所得が下がったせいで家賃割合が増えてきたのだ、
この人達に消費税の増加は衣料費に食費にしわ寄せがくる、
子供に掛かる経費は極力減らしたくない、学費なども減らせない、
少子化になるもなるべくしてなっている、
生まれて育ってからも夢どころか将来に絶望する若者、中高年、高齢者が増えて利得の為の犯罪ではなく破滅に向かう犯罪が増え続ける
この現実に何を考えているのか、全く党利党略、やりたい放題と言う事だ、
この酷暑、地球が狂い始めているが日本の政治家は既にまともではない、
「嫌な世の中だね~」と座頭市でなくとも言いたくなる、

てんしき、出物、腫物所嫌わず

2018-07-17 08:49:14 | 雑記
最近やたらにガスが出る、便意の半分位がガスだ、(尾籠な話で申し訳ない)
仕事中は一人が多いのでまあ気にしないで済ませている、
路上を歩いている時も付近の通行を気にしてさえいればまあ此れもあまり問題はない、
気が張っているせいか電車バスではほゞ出ないのだが帰宅して晩酌を始めると歯止めが利かなくは無いが若干規制は緩くなる、
当然かみさんはその度に文句を言う、しかしそれより大変なのは布団に入ってからだ、
寝付くまでに頻々と出る、
寝てからも出る、「もう~いい加減にして!」と隣から苦情が来る、
最近は更に威力が増したらしい、本人は覚えていないのだが寝入っていたかみさんがその音で目が覚めるらしい、
しかし寝入る前なら申し訳の仕様もあるが本人が覚えていないのだから如何ともしがたい、
本人は如何ともし難くともその度に目が覚めるんじゃ確かに堪ったもんじゃないだろうが
やはり如何ともしがたい、
鼾で目が覚めると言うのは「睡眠時無呼吸症候群」と言う病で強制呼吸器をつける事で今は全く静かになったと喜んでいたかみさんが今度はそっちで起こされて寝不足になると言うのではシャレにならない。
起きている時の放屁は実に気持ちがいいんだからおそらく寝ながら気持ちよさそうな顔でもしているんだろうな、
昔からと言う訳ではないんだからなんか原因は有るんだろう、
別に胃腸の調子が悪いと言う事もない、第一そういう時のガスは頗る臭いがそんな事もない様だ(かみさんは「臭い」と言っているが先入観だろう)
見に覚えがあるのはこの暑さで摂取量が大幅にづ増えた炭酸飲料ではないか、
自分は今の流行りには関係なく飲み物はお茶系か純炭酸水が飲み物全体である、
今の様に色んな炭酸がでるまえからウィルキンソンの炭酸水を飲んでいた、全く味も香りもないもので恐らくウィスキーのチェイサーか蒸留酒を割るのに使っているもので酒屋に行けば置いてあった、
それがこの暑さで一日500mlを4~5本のみ更に晩酌で飲む、
これが胃の中で発砲成分が気泡となって逆流しない分腸の方に下がったんじゃないのかと思う、
自覚として膨満感がある訳ではないが勢いよく出た後の腹の具合が頗る快適だ、
とは言ってもかみさんの苦悩も解らないではない、
せめて半分位をお茶系の飲料に変えようかと考えているのだが、買う段になるとどうしても炭酸になってしまう、
今もディスクにはWILKINNSONのDRYがある、

実は最近気に入っているのは同じメーカーのGINGERALEの辛口なんだが加糖されているのであまり飲めない、

しかし売っている所は少なくてあると一気に10本くらい買ってしまうので結構飲んでしまう
別に糖尿病の気は無いのでそれ程気にはしなくていいのだが簡易検査で若干糖がでいたので気に掛けるに越したことは無いだろう、
余談だがかみさんは「豆乳」をしょっちゅう「糖尿」と言い間違えるので「はい、糖尿」と言って出されるとなんか飲み難い、

IR法「博打」賭場の経営

2018-07-15 08:06:38 | 雑記
カジノと言うのは要するに「賭博場」だろう、賭博は下世話の言い方で「博打」」と言う、
原始社会の経済活動が物々交換の時代から賭け事と売春はあっただろうと言われている位人間の根源的な欲望だろう、
しかし日本では有史以来博打を公認どころか禁止してきた、
奈良時代も平安時代も武士社会も記録に残っている、
何度も禁止令をだし、江戸時代は逮捕罰則もあった、理由はやはり社会の基盤、就労意欲の消滅
争いによる治安低下、それによる家庭の崩壊などであり社会の安定維持に影響が大きいという事にある、
今回の様に「それによる経済効果」が治安維持より効果があるなら江戸時代の世界一の過密都市江戸で公認賭博場でも作ればよさそうだが公認娼婦組織は作ってもそれは作らなかった、
米経済とはいってもすでに江戸時代中期には貨幣経済になっている、
それでも豪商も幕府も賭博場は犯罪扱いである、
実質アウトローの世界では賭場は開かれていたことは黙認していたがあくまで非合法扱いで常設ではなく裏情報的に「今度はいついつ何処で」と言う様な方法だったようだ、
寺で行われることが多いので「寺銭」と言う口銭が取られるが勝ち負け納得の上だからそれ自体は問題なかったようだ、
経営は地のやくざが行うことが多く悪辣になったのが今回の「掛金融資」で「コマを回す」と言う方法で借金を負わせて追い込む、
ラスベガス方式は言ったことのある人に聞くと身分証明がはっきりした人しか貸さないと言うが中には親の七光りで大損をするジュニアもあった、
そういえばどこぞの大手製紙会社二世が大負けをして会社が追い込まれたこともあったな、
日本の公営ギャンブルは競馬・競輪・競艇だが基本的にカジノと違うのは個人同士あるいはディーラーと個人ではなく名目は「勝馬投票券」と言うように競争の賞金をシェアしているという形態になっている、
個人同士の博打の寺銭と言うのとは若干違う、当然馬h券舟券を買う金を開催者が貸し付けるなんてこともない、
安倍晋三氏は「美しい日本を取り戻す」と言っているが「賭博禁止令」は日本の歴史が誇って良い「美しい日本」ではないか、
社会全体の相互扶助の精神や豪商によるお助け米、幕府の救済令などは江戸時代に確立した日本の精神構造だと思うが明治政府による富国強兵制度は結局第二次大戦で自爆した、
明治政府よりまだ徳川幕府の方がまともだった気がする、
公武合体と言う方法が良かったかどうかは無論わからない、歴史にIfは無意味だがそこから間違いは認めてそこから未来に修正をするのが良いのではないか、
「善きをとり悪しきを捨ててと外国に劣らぬ国になすも善きかな」と言う明治天皇の言がある、
どう見ても安倍政権は「悪しきを取り、善きを無視して(外国)とっこくの僕になりて」としか見えないのは私だけか