梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

厚生労働省隠蔽事件は正式に告発できないのか

2019-02-28 09:31:09 | 雑記
毎月勤労統計不正で、厚生労働省の特別監察委員会(委員長=樋口美雄(ひぐちよしお)労働政策研究・研修機構理事長)は二十七日、再調査結果の報告書をまとめ、一月の発表と同様に組織的隠蔽(いんぺい)を否定した。理由として、鈴木俊彦事務次官ら幹部は不正を認識せず隠蔽の指示をしていなかった上、担当課レベルでも綿密な打ち合わせや周到な準備の形跡がなかったことを挙げた。
 報告書は新たに、少なくとも二件の虚偽説明を認定。「公的な場で真実に反することを認識しながら事実と異なる虚偽の説明があった」と指摘する一方、「隠す意図までは認められない」とした。監察委は同省で記者会見し、元名古屋高裁長官の荒井史男委員長代理が「隠蔽は積極的に隠すという厳格な要件があるが、それには当たらない」と述べた。」
今朝の東京新聞記事にこんな文章が掲載された、無論「内容が矛盾している」と野党が追及と言う記事もついている、

「真実に反することを認識しながら事実と異なる虚偽の説明」あったが隠蔽ではないと言う文章を誰か日本語以外の文言に翻訳をしてほしい、
おそらく「こんな文章は無い」と言われるのではないか、無論海外の記者も多くいる筈だから一体どういうニュースになるのだろうか
この名文(迷文?)を作ったのはどこかと見たら厚生省の調査組織だそうだ、
隠蔽を指摘されている省内で組織しても絶対に無理だろう、少なくとも民間では通じる話ではない、
右手を左手で叩いて「反省しました、」では納得のできる話ではあるまい
しかも「すみません」どころか「反省しました」とも言っていない、「悪くはない!」と言う文章だ、
組織的隠蔽であり動機を主に経緯を全て明らかにする事が今後国を司る省庁国会の信頼を回復する唯一の方法だろう、
国会追及も重要だが絶対与党議会ではその効果は限定されてしまうことは明白だ、
野党が情けないが今度の件は今までの安倍政権がやってきたことと違う、明らかに違法行為だ
納税者、有権者の権利として厚生労働省を正式に告発することはできないのか、
それこそ野党は連携して告発してもらいたい、告発者の署名を求められればおそらく多くの署名は集まるだろう、
法的に官庁を訴えることが可能かどうか浅識な私ではわからないがどんな法律を使ってもいい
可能な限り追求し責任を取らせる必要がある

強大な権限を持ちながら責任は一切取ら無くてよいというのは日本の官僚システムの癌だろう、
 
CEOと言うのは「最高経営責任者」であって「最高経営権限者」ではない
総理大臣は国政の「責任者」であって「権限保有者」ではあるまい、
いみじくも安倍総理は「私の総理としての責任を持って」と何度か発言しているが安倍晋三の
「皺腹をかき切って」も国の間違えが進路の責任など取れるわけはない
国の方針は個人の思惑ではなく国民の総意で決まる、
その為に選挙があるのだがせめて自民党総裁と幹事長は有権者の意見を反映してもらいたい
まあアメリカ大統領選挙でもトランプ氏が当選しているのでシステム的には欠陥はありそうだが
今の日本はちょっとひどいな

修善寺物語と黒澤映画

2019-02-24 15:39:20 | 雑記
仕事絡みで頻々と伊豆修善寺を訪れることになった関係で「修善寺物語」と言う本を知り
青空文庫で読んでみた、
岡本綺堂の戯曲の様な物語で読んでいて頭に浮かぶのは実写と言うより舞台と書割のようなイメージだった、
昭和の初期に映画になっていたようだがやはりこれは映画ではなく舞台ではないかと思う
もう少し見てみたら歌舞伎の演目にもなっているようだ、
一度見てみたいと思うのだがあまり掛らないようで動画サイトで見るくらいか、
鎌倉殿が狩野川べりで楓との絡みの後北条家の御家人が鎌倉殿暗殺の謀議をするシーンも
大仁のあの大岩にシルエットでとその影が目に浮かぶような舞台だがあれを映画にすると
映像の美しさ面白さが消えてしまう
もし「修善寺物語」を黒沢明監督が撮ったらどんな映画になったのだろうか
黒沢映画は映像の迫力と娯楽性を追求した「7人の侍」や「用心棒」などのほか
「蜘蛛の巣城」の板敷に部隊を置いて三船敏郎が一人で酒を飲むシーンや山田五十鈴の狂気など
「どん底」のあど舞台を映画に置き換えて更に深い感動を見せてくた、
基本はモノクロだったがカラーも何本か撮ったが私にはやはり黒沢作品はモノクロだな
最初のカラー作品は「ドデスカデン」だった気がするがそれより「「地獄変」の印象が強い
この作品もやはり「舞台」を映像化した感が強い、
画面のバックを明るい空と満開の桜、そこに御車を置いて火を放つという決して舞台ではできない芥川龍之介の狂気を華やかな画面で見せた作品だった
内藤洋子が御車の中で炎に包まれる映像も歌舞伎か能の様な残酷さを消し去った映画だったが
黒沢作品としてはあまり評価されなかった気がする
そのあとの「影武者」冒頭の画面下半分がシルエットの山から夕陽を背負って武者がせりあがってくる映像もどこか舞台のセリの様な雰囲気すらある
そう言えば「乱」はマクベスをモチーフにしたと聞いた気がする、
地獄変の仲代達也が見せた狂気と修善寺物語の夜叉丸の見せる実の娘の死顔を面に写し取る狂気が重なって見える
いつか見てみたいものだ
そういえば「朱千治物語」をオペラで演じたものもあるらしいが確かにシェークスピアの作品的な部分もありそうだ
こっちも見ることもないだろうがいつか見られればと楽しみにしている

平成最後の政府がこれではたまらない

2019-02-21 10:34:15 | 雑記
「平成最後の」と言うハッシュタグが流行っているという、
昭和で生まれて育ち平成を生き抜いて齢70、まあ実際は71歳だけど
高度成長期と後半のバブル経済で昭和が終えた年に会社を立ち上げて
25年で倒産させて何とか妻の名義の会社を運営しているうちに平成は消滅する
消滅と言ってはいけない、昇華したと言おう
お疲れさまでした、昭和天皇が被った「大東亜戦争」と言う十字架を子供としてずっと背負ってきた
戦後の吉田内閣から始まって2度ばかり政権を下がったがずっと担ってきた自民党は平成の後半になってまた同じ方向を向いてきた感じがする

民は由らしむべし,知らしむべからず
封建時代の政治原理の一つ。出典は『論語』泰伯編。「人民を従わせることはできるが,なぜ従わねばならないのか,その理由をわからせることはむずかしい」という意味である。つまり,人民は政府の法律によって動かせるかもしれないが,法律を読めない人民に法律をつくった理由を納得させることは困難である,といっているにすぎない。ところが江戸時代には,法律を出した理由など人民に教える必要はない,一方的に法律(施政方針)を守らせればよいという意味に解されて,これが政治の原理の一つとなった

安倍政権はまさしくこの政治原理で政治を動かしているとしか見えない、
官僚の「頭の良い人達」が安倍政権が喜んでくれる方向に解釈しそれに沿って公務を行う
忖度と言う言い方をしているが基本的な意味は自らの利益を勧化手と言う事とはかなり違う

他人の気持ちをおしはかること。推察。 「相手の心中を-する」

基本は思いやりだ、自分の事は二の次に相手が言い出しにくいことを思いやって行う行動だろう
お目見えが良ければ自分の立場がよくなるというのは忖度ではなくおべんちゃらだろうが
それが利益に絡めばそれでは済まない
「相手が勝手にやったことだから私には関係ない」と言うのだろうが言外の圧力はあったんだろうな
しかしやった役人は全くの阿呆と言う訳だ
ほめると思ったらお前のせいだといわれ法的に、倫理的に責任を取れと言われる
政府が気に入らないからとサボタージュ絡みの対応をして(官僚の言う事を聞かなければ政治なんかできっこない)と陰で豪語していた結果民主政権の時に政治主導の法律を作られたら恥も外聞もなく時の政府にすり寄った彼らの資質がこうした事態を招いたのだと思うが人事権を逆手にとって省庁の公平なるべき事柄を政府に都合よく捻じ曲げるなんぞは言語道断だ
官僚の横暴を抑えるためにあの法律は必要だとは思うがやりたい放題、統計をごまかして効果をねつ造する政府も何とかしなければなるまい
それには選挙でいったん下野してもらうしかないのだがとりあえずでも日本の政治を司る実力のある、野党が見当たらない、
経験不足は致し方ないが勝ちもしないうちから勝ったら誰が上に出るかでは戦に勝てるわけもない
本当に何とかしてくれよ
平成最後の政権は新元号とともに新しい希望の持てる政府になってもらいたいものだ

国のプライド、韓国の自尊心、自立心

2019-02-16 17:03:51 | 雑記
最近韓国の行動が目に余る、

特にと言うより「日本だけ」をターゲットに「日本が嫌がること」を国を挙げて次々やってくる、

しかし民間レベルでは経済的にも観光としても順調に伸びていたので政府レベルでのことのような気もするが、そのせいが伸びが下がっているらしい、

日本に謝罪をと言う内容は補償と言う金銭的な面と「許すまで謝罪をするべき」と言う面子の様な感じの感があってこの一連の行動はこちらのウェイトが大きい気がする、

民間外交的な部分とのずれは政策的な面が大きいという報道も前からある、

大韓民国(朝鮮国家)を支配し搾取した日本と言う教育を基礎教育として続け日本を憎む事で彼らは

韓国あるいは朝鮮民のプライドを維持しようとしているのではないのかと考え出した、

自尊心・プライドと言う言葉はあくまで独立し自らを貴ぶという意味だろう、

コトバンクでも

「自尊心」は「自分の人格を大切にする心」、「自負心」は「自分の才能や仕事に自信と誇りを持つ心」という意味の言葉。

このように書かれている、どの言語に訳しても「自らを尊しとする」と言う意味になる、

その為に自己以外を貶めて相対的に保つのはプライドと言う言葉が負の意味とし

て英語辞典にあるように「思い上がり」と言う事にも近い、

韓国の宗主国だった、そしていま文大統領がすり寄っている中華国家の「タイジ

ン」と言われる大人の要件は自らの尊厳のために他人を誹謗する行為は許されない

これはお古来から国家と言う単位ではなく社会通念として認識されてきたもの、

おそらく韓国の基本理念の儒教も同じではあるまいか、

韓国政府は言葉の意味通り「自分の人格を大切にし」、「自分の才能や仕事に自信と誇りを」持って

プライドを得てほしいものだ

「日本が悪い、我々は悪くない」「何年か前にいじめられたからこれからずっと韓国より下級な国

謝り続けなければならない、」

と言うより韓国が国際的に日本なんかは相手にしないという国になればそれが自尊心の証明と言うものだろう、

もし現在の経済力があるいは軍事力が逆だったとしたらおそらく韓国はこんな事は言ってはいまい、

「劣った国だ」と泰然自若としているだろう
この行為は今問題になっているあおり運転から威嚇行為に似ている、 自分を高めるより他人を脅して謝らせることで自分が偉く、強いものになったという自己満足、周りから見れば思い上がりの犯罪者でしかない 毅然と抗議し泰然自若として構えるほかない、おそらくそう長くは続くまい、米日韓の協力は東西の接点、前線であることは間違いなく経済力軍事力が最強の(不本意ながら現時点では)自由主義勢力の アメリカとしても好ましくはない状況で、文大統領が中国寄りになってゆくのを座してみることはまずあるまい どういう方法を使うかは解らないがトランプ大統領は何をするかわからない、国境問題とシリア問題が一段落すれば強硬な手段に出ることはあり得るだろう

韓国議員の発言と天皇制と示談書破棄

2019-02-15 11:07:45 | 雑記
韓国国会議長が「天皇が韓国に謝るのが当然だ」と発言した、
日本人の心を逆なでする発言だとおもう、少なくとも自分には非常に不愉快で無礼な発言に聞こえる、
関連してブログを見たらたまたま「天皇制反対」を標榜するブログに当たった、
ざらっと見てみたが基本的に天皇の歴史的な事が並んでいて天皇制に対する考え方自体は見当たらなかった、
天皇制と言う表現だた国際的にどういう側面を持っているのか考えてみると国際的国家間外交にはほとんど何の効用は無いようだ、
日本国自体は選挙で選ばれた政党政治であり国策国営は全て国会が権限を有している、
どの程度機能しているかはおいても「三権分立民主国家」である
確かに国事として任命は天皇の名前で行われているが選出するのは選挙と国会で拒否権すらない、
日本の成立ちは「記紀」による歴史観で教育されていたというがこれも天皇皇族が直接支配していた天智・天武の時代を過ぎると藤原一族による貴族政権が国策は牛耳って健逸家のための記紀を作成したのも藤原一族だ、
中華民族から輸入した中央集権国家になると結局地方の豪族の経済力と中央の権威付けが機能し始めれば当然のように地方豪族の影響力が大きくなり結果は武士による幕藩体制にとって代わる
天皇家はそのころからは「権威付け」のための象徴になって現在まで生き延びているというのが近代の歴史観だろう、
それが世界的に変わっていようともこのシステムが幕府が交代するという独特の態勢を作った為に
日本独特の「革命なき革命」が1200年の安定を維持してきたのだろう、
皇室の役割は人間社会の政を大八島の自然と精霊、八百万の神々に報告するための神官、下世話に言えば神主のような立ち位置だ、
中華の三国志時代「魏」の国に「魏志東夷伝倭人の抄」と言う文献がありその中に出てくる邪馬台国が日本が正式に外国で記録されたものだ、
「卑弥呼と言う王がおりよく鬼言を云々」とあるのでこの形態がおそらく当時は日本の小国家形態だったのではなのだろうか
結局これが天皇家の立ち位置で当時はシャーマニズムのご神託もあっただろうがその部分はさすがに残らず報告と感謝が仕事になっていたのはかなり昔平安京後半からではないだろうか、
天皇の世襲制が確定していない頃は親族間の争いが武士の権力と絡み合い国の乱れを触発することに実質的に国家運営をしていた幕府がさらに天皇の権利をはく奪し「直系相続制」に限定したのは徳川家康だともいわれるがその後女帝もあるのでそれほど厳密でもなかったらしいが要はそれだけの権力は無かったのだろう、
皇室制反対と言うのは何を求めているのだろうか、
国際的にも政治的にも何の権限もない皇室が存続することのデメリットと言うのがわからない
税金の問題だとしても皇室歳費と言うのは4億に満たない、関連維持費をいれても10億もかかっていなんじゃないか、因みにF-35は一機143億円である、
金銭的な事を言うなら次期戦闘機を一機やめてもらえば皇室経費は15年賄える、
じゃあメリットはと言われれば実質的には特には無いともいえる、
メリットがあるのでは実際「象徴」でしかありませんと言えない、失礼な言い方をすれば毒にも薬にもならない存在である、
しかし皇室と言う存在は日本の1200年安定させてきた重しであり安全弁でもあった事は世界的にも奇跡と言われている明治維新を考えればそれがいかに重要なシステムだったかわかるだろう、
「天皇が謝れば」と言うのは的が外れている、天皇にそんな権利はない、権利がなければ責任も無い、結局韓国の発言はせんじ詰めれば「日本人を不快にさせたい」だけに尽きる
心理的謝罪と言うのであれば今上天皇は東南アジアに何度行脚されているか、
東南アジア諸国はそれを受け入れて喜んでくれていると報道されている
しかし、韓国は何度謝罪してもまだ足らないと言い続けている、そのために前政権が「最終的かつ不可逆的な解決」と国家間で取り交わした筈だ、
たとえは悪いが「示談書に判を押した」のである、むろん示談金を払えば謝らなくても良いとは言わないがこれ以上の謝罪や賠償金はしないと言う事だろう、
「あれは前政権が交わした事で取り下げる」と言うような示談書は無いが韓国ではそれが当たり前だと言うなら我が国も「戦争をやったのは当時の政権で我々に責任は無い」と言得るのではないか
むろんそんな事を今までもこれからも言わないが文大統領はこの事に反論があったら是非聞きたいものだ