梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

富豪の資質

2019-05-29 09:09:22 | 雑記
米アマゾン・ドットコム創業者ジェフ・ベゾス氏との離婚が間もなく成立するマッケンジー・ベゾスさんが、他の大富豪たちに続き、保有する資産の半分を慈善事業に寄付することを決めた。慈善団体「ギビング・プレッジ」が28日、明らかにした。 著名投資家ウォーレン・バフェット氏とマイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏が立ち上げたギビング・プレッジは、新たに同団体の活動に参加する19個人・夫婦の氏名を公表。これにはマッケンジーさんの他、米英や中国、スイス、アラブ首長国連邦の富豪が含まれる。 マッケンジーさんは4月、世界一の富豪であるジェフ・ベゾス氏と離婚に際する条件で合意し、財産分与により資産総額を推定360億ドル(約4兆円)に増やして瞬時に世界有数の富豪となった。 マッケンジーさんはギビング・プレッジの活動への参加を表明する書簡で、「私には人生を通じて自分の中に育まれた財産に加え、共有できる不相応な額の金がある」と表明。「私の慈善活動への姿勢は今後も思慮に富んだものとなる。それには時間と努力、そして配慮が必要だ。しかし私は待つことはせず、金庫が空になるまで続ける」と述べた。
こんな記事が出た、
世界の富を独占している富豪たちが社会にその一部を返還すると言う動きだがあくまで個人の意思に湯だれられている事はまだまだ経済社会の構造としては不十分だと思う
無論この決断は素晴らしく今までの富豪と言う人種から新しい考え方、生き方が出てきたことは心から歓迎する、
しかし、この団体に我が国の富裕層と中国の富裕層は名を連ねていない、
結婚と言うめぐりあわせの結果だとしても彼女は「私には人生を通じて自分の中に育まれた財産に加え、共有できる不相応な額の金がある」と発言している、
これは彼女だけではあるまい、あらゆる富豪は「不相応な額の金」であることは間違いない、
彼女は「財布が空になるまで」と表現しているが「立って半畳寝て一畳」と言う
どんなに贅沢なものを食べてもいの大きさはさほど変わらない、
一人の人間として、社会の一員として過不足なく生きていければ十分だと考えてもらいたいものだ、
地獄の沙汰も金次第と言うからと言っても実際の地獄の沙汰は袖の下ではない
奪衣婆の計る娑婆でつけた俗悪の重さだ、
第一残りの資産は親の資産を当てにしているろくでなしにしか行かない、
その分貧困層はまともな食事もとれず日本社会のパスポート“高学歴”など手に入れるどころでは無い
川崎で起きた無差別殺人と自殺は絶望の果てだ、荒川の河川敷で90代の両親を絞殺し自ら死を選んだのも絶望の果てだ
この状況を変えるのは弱肉強食に劣化してしまった人間社会を何とか希望の持てる世界にしないとまだまだ続くのではないか
墜落の原因すら特定できていない戦闘機を1兆5千億も買うのならその分でも社会の基盤を底上げできるのではないか、
生きる希望と夢を持てる社会にしないといけないが今の政治はどうにもならない


ビジネス街の運動会

2019-05-28 10:01:09 | 雑記
今朝の朝刊で「丸の内企業対抗綱引き大会」と言うやつが乗っていた、
数年前からイベントとしてやっていたらしいがだんだん盛り上がってきて本気モードになって今年は外資系不動産会社とNTTファシリティーズの決勝戦でラグビー系の社員をそろえたNTTファシリティーズが圧倒的な強さで優勝したそうだ、
写真を見ると外資系の会社員は背広姿だがNTT側はユニフォーム姿と言う力の入れようが違う、
アメリカの新自由主義、金融系IT系、今問題になっているプラットフォーマーなどが台頭しているがそれでも日本の経済マーケットは大きい、
しかし、世界でもオフィスの家賃がトップクラスの東京丸の内で企業を横に貫通してのイベントと言うより「お祭り」が膨らんでゆきこういう形で盛り上がっていると言う事が何かほっとする、
世界のオフィス街は見たこともないがおそらくこんな盛り上がりはないんじゃないかと思う、
ビジネスはシビアな物だが働いているのは人間だ、人が集まると言う事は一つの社会だ、
江戸時代には神輿が江戸城内に入った事もあるし、職人から商人武士まで垣根を取っ払ったお祭りは江戸文化、日本の文化とと言える、
世界の丸の内でこんな事が盛り上がると言うのは世界に誇れる社会文化ではないか、
力が正義であると言うアメリカ発祥の考え方から丸の内発祥のこのコミュニケーションが世界に広がればもう少し世界は優しくなるんじゃないかと思う
日本に来ていたトランプ大統領にも見てほしかった、安倍総理よりは面白がりそうだ

仲代達也の話

2019-05-26 12:14:54 | 昭和の頃
SNSで仲代達也の記事を見かけた、それ自体は役者とは関係のないゴシップ記事だったのだが彼の出ていた映画を何本か思い出した、
作成された年度と私が見た年度が違うので前後している、劇場で見たのが確か黒澤明監督が初めて撮ったカラー作品だったと思う「地獄変」だった、
カラー作品に関しては勘違いかもしれない、「ドデスカデン」が最初だったかもしれないがどうも私にはあの作品の色が思い出せない
黒沢作品はどうしてもモノクローム画像の印象が強い、それも全体に暗い印象がある
その反動ではないのかと思うくらい「地獄変」の色は明るく華やかに撮られていた、
仲代達也は絵師で中村錦之助が殿様、クライマックスで牛車に縛られて火をかけられる絵師の娘を内藤洋子が演じていた、
抜けるような青空に画面に覆いかぶさるような満開の桜の庭に仲代達也の絵師が殿様から依頼された地獄図の為に若い女性を火にかけるところを所望し、絵師の娘を焼き殺すところを見せ絵師の反応を見ると言う事を春の宴で行う、
しかし、絵師は燃え盛る牛車の中に悶え死ぬ我が娘を見て狂気の笑顔を見せながら絵に没頭する、
仲代達也はこの狂気を演じていたのだが自分には仲代達也と言う役者が狂気の役者として刷り込まれてしまったようだ、眼を剥く狂気の芝居が彼の印象になった
その後DVDか再放送で「用心棒」だったか「椿三十郎」だったか風が埃を巻き上げる村の中で三船敏郎と対決する場面を見た、
一重の着流しに首に布を巻いて拳銃を操るやくざ者だったがその時はどちらかと言えばニヒルな印象を演じていたのだがそれも含めて何を見ても「眼を剥く役者」の印象が拭えない
リメイクされる前の「白い巨塔」財前は彼だった様な気がするのだがしっかりと見た記憶はない、
現在ではあんな風な「白い巨塔」は無いだろうな、
日本歯科医師会のドンや徳洲会などの問題はあったが今の大手大学病院はもっと政治的な力バランスの上にある様だ
いずれにしても一般社会とは掛け離れた世界みたいだが末端の医師たちは大変な状況の中で頑張っていてくれていると私は思う、
定期検査で糖尿病にかなり厳しい数値が出たのだが全く深刻な様子もなくおかげで前向きに明るく向き合う事が出来るのがありがたい、
本当の処はどの程度か一般的数値から言えばかなりの数値なんだけど「まあ、大丈夫でしょと言う」気持ちを医者からもらえたのが何よりだ

高齢者事故にドラレコデータを

2019-05-22 09:28:37 | 雑記
高齢者事故のニュースが毎日のように上っている、
実際には高齢者の事故割合はそれほど変わっていないのうが高齢者の割合が上がれば当然絶対数は増える、
アクセルとブレーキの踏み間違いと思われる事故も問題になっているがデータで言えば高齢者より若い年代の方が多いそうだ
問題は間違えたときの対応が違い高齢者はパニック状態になると言う、
この間の池袋事故(事件と言った方が合っているか)でもドライブレコーダーの音声では同乗者の「どうしたの!危ないよ!」という言葉と運転者の「ああ、どうしたんだろう?」と言う言葉が録音されているらしい、
声自体はそれほど切羽詰まった調子ではなく“どうしたんだろう?”と言う印象らしい、
おそらく現実の把握ができていない状況で通常ならとっさに車を止めると言う行動に対応できていない、
この事故の後「自主返上」が増えたらしい、しかし内容は「認知症テスト」で「疑いがある」とされた人が殆どで疑いなしの高齢者は殆ど返上をしていないと言う
しかし高齢者の問題と思われる事故の当事者は「近々高齢者テストを受けたが異常なしだった」人が殆どらしい、
短時間で受ける軽度認知症テストで見つかる可能性はかなり難しいのではないか、
「半年程度で繰り返し」と言う意見もあるがそれでも“テストだ”という状況と通常の運転で慣れた成人状態での発症はかなり違うだろう、
今の車にはドライブレコーダーがかなりの確率でついている、記憶時間は大抵8時間以上はあるのでこのメモリーを定期的に提出し専門機関で確認をする事が出来るのではないだろうか、
動画だけでもある程度分かるのだがこれを人の手で行うのはかなりの手間がかかるので信号としてアクセルワーク・ブレーキング・ハンドリング程度のデータを解析することである程度まで振り分けが出来る
異常と判断した画像は再度精査し危険因子が有ったら警告~免許停止まで出せる方法が良い、
ドラレコ自体はかなり低価格になっているのである程度補助を出せば問題なく設置可能だと思う
同時に「あおり運転」も加害運転のチェックも可能だ、是非一考をしてもらいたいものだ

親の義務と不登校ユーチューバー

2019-05-20 17:27:55 | 雑記
10歳のユーチューバーと言うのが話題になっていた
ユーチューバーと言う職業が少し前から話題になり子供の将来なりたい職業の上位になっているそうだ、
しかしその内情は当然ながら楽ではあるまい、次々と同じような事をする連中が増えてくる、その為非合法すれすれどころか犯罪になるケースも出てくる、
警官の前で白い粉をわざと落として焦って逃げて見せると言う行為で捕まったやつもいる、
アメリカの有名な若者が青木ヶ原で自殺している死体と自分を撮影して発信し資格停止を受けた、
これだけSNSが蔓延ってくれば刺激を求めてエスカレートすることは自明の理である、
これに金を絡めるので更にエスカレートしてしまう
今日本と言わず世界でモラルの低下が言われている、戦力が正義であり金を儲けるのが正義で弱肉強食がルールだと言う風潮が蔓延している、
しかし日本ではマナーと言うものの更に前に「矜持」と言う考え方がある
襟を正すと言う言い方もある、アメリカ発の新自由主義「力の自由」主義とは一線を画している、
アメリカもオバマ大統領を当選させて本当の自由主義が確立したかに見えたがトランプ大統領を選んだ時点で「不動産屋発想」の経済自由主義になった
力は正義、軍事力と資金力が全てで「強いアメリカ」の精神は大戦前以下になった気がする、
「ゆたぽん」と言うらしいこの10歳の少年のユーチューブはかなり低評価らしいが「不登校でも生きる」と言った売り方部分だけでとりあえず見られるらしい、
中身は伴わないのでおそらくすぐ落ちるだろうがそうすればさらに内容はエスカレートするだろう、
小学校4年生か、日本には義務教育制度と言うものがある、
これは親が子供に対して最低限の教育を受けさせなくてはならないと言う義務であり子供には教育を受ける権利がある、
権利であるから権利を履行しなくてもよいかと言えばそうとも言えない、
児童福祉法の保護を受けている年齢はまだ未成熟で教育の重要さを正確に理解しているとは言えない、
親の教育義務は就学までにその重要性と権利を理解させると言う一番重要で基本的教育の義務を負っている、
多くの大人が社会に出てしばらくすると(もっとしっかり勉強をしておけばよかった)と言う、それをポジティブにしっかり理解させる事はかなり難しいがそれが親であることの義務だ、
学校と言う狭い社会が生き難いのは当然あるだろうが社会に出れば更に生き難い、
虐めの構造はその子供社会のヒエラルキーが問題ではないか、
しかし子供世界のヒエラルキーは大抵育った家庭状況のヒエラルキーを反映している、
親単位で経済力が階層を作り、家庭内での言葉や発想がそのまま子供の世界に持ち込まれているのではないか、
陰湿な虐め社会である学校にはどうしても行けない事もあるだろうがそれは別個の問題で「学校に行かなくても良い」と言う事にはなるまい
唯でさえ低学歴の生きてゆきにくい社会に最低限の知識を持たずに飛び込まなければならないのはほかならぬ子供自身だ、
教育は国家で支える必要がある、高校生まで基本が出来ればそれからは個人の問題だ、
「自分はこれ以上学ぶ気がない」と思えば社会に出ればよいし「まだまだ勉強をしたい」と思えば国が支えるのが良い、
医師が足らないと言う事が問題になっているが医者になりたい人間が極端に減った訳ではあるまい
婚活でいつもトップ人気は医者だと言うのだから、
しかし低所得層が医学大学の経費を支えることはまず不可能だ、
学費の他に寄付金が非常に高額なのだが最先端医療を維持するにはその装置を確保しなければならないのも止むを得ないことになる、
教育費用は全て国家で持つ事がこれからの国際的日本の力になるだろうがその予算をどうするのか?
日本の資産は80%以上を5%程度の企業と個人が持っていると言う数字がある、
資産に課税するのが一番公平でかつ余裕もある、
無論全世界で同調しなければ資産が海外に流出することは間違いないだろう、
彼らには「日本国」より「自己資産」が重要なのだからな