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『佐高信のインタビュー 社長の転機・会社の転機―18人のトップの転機と教訓』(佐高信/経営書院)

2007-11-24 21:07:11 | 服部正也


友人にアマゾンで買ってもらった本。
なぜかというと、尊敬してやまない服部正也氏のインタビューが載っているのです。


1988年の服部正也氏。
世界銀行副総裁を辞めて、ケーヨーリゾート開発の会長を務められていた頃です。

ルワンダ時代は「日本に比べれば嫌なことは少なかった」という服部氏。
今まで著作でしか読んだことがなかった服部氏の実像が垣間見えます。

実直で真面目な普通の人かと思っていたのですが、とんでもない。

頭の回転が鋭く柔軟な思考を持つ、ものすごい自信家。
旧制一高に首席で入学した頭脳は齢70を過ぎてなお健在です。
思考を論理に落とし込み、分かりやすく伝える天才。
その思考が深く、決して止まらない。常に他人の2つ3つ上まで考える人。



①合理性は普遍である
・・・日本の社会では論理的な正しさだけで決定されないことが多く、それが当然かと思ったいたがルワンダではそうではなかった。論理的に正しいことが決定されること、自らの責任において正しいことを実行することをルワンダで発見し、組織に埋没する生き方に戻れなくなってしまった、という服部氏。「『服部と言う男は、アフリカ人だろうがなんだろうが、根気よく相手に分かるように説明すれば必ず理解してもらえるということを信じてやったんだ』という、この一行がぼくは一番日本の人にも伝えたかったんです。つまり、合理性は普遍だということなんです」

②答えは2つある
・・・高校時代から答えは2つあるという観念を持っていたそう。1つだと考えると他の答えを受け入れる柔軟性が失われるからです。そして正解でないものを排除し、自分だけが正解を知っているというエリート意識に凝り固まってしまう。それは実務の世界では弊害だということなんでしょう。

③真の自信家とは、横で勝負できる人間
・・・地位や権威でなく、実力で勝負する人こと。偉ぶらないのはむしろ自信の裏返しで相当な自信家でないと出来ない。しかし、そういう彼は常に横で勝負しています。




似ていると思っていたのですが、あまりにとび抜けすぎ。

あと50年でこうなれるのかは疑問で、ちょっとめげました。苦笑

とりわけ論理で語るのがへたくそなので、これは訓練しかないですね。












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