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thinks for agriculture

2007-12-19 02:16:22 | 農業に対する思考の現状
「で、あなたは未来の農業に対してどう思うの?」と聞かれる最近。

考え方を、リアルタイムで書いていくことにしました。
とりあえず、現状。



①農業は生産・加工・販売とつながるフードシステムのほんの一部。ゆえに農業に顕在化する問題は農業だけに原因があるとは限らず、その解決策も対象を農業だけに限定する必要はない。

②また農業は行政からの補助金で支えられる分野が多いが、過度な補助金は消費者のニーズを生産から欠落させ、産業競争力を弱めかねない。ゆえに、なるべく市場から資金を調達すべきである。より原理的には、国民の評価が経営に反映される必要がある。そのためには、営利的・非営利的の2つの手法がある。前者の場合、農業経営体は再生産のために一次産業だけでなく、二次(加工)、三次(販売、そのほかサービス)を扱うことが必要である。後者の場合、消費者が再生産費を負担し、生産者を支えるCAS(community supported agriculture)、農商資本などがありうる。

③また、今後地球環境の保全が経済成長よりも重要視され、資源が希少化する時代が来る。循環型社会を志向する際、農業は唯一自然から資源を生み出す循環型産業であるといえる。取り組みは国レベルにならざるを得ず、他国の農業を利用する視点はありえない。ゆえによい意味でも悪い意味でも未来に農業は欠かせない。

以上の理由から①フードシステムの枠組みから②産業として成立しうる③循環型社会に適応した、農業を作り出すことが農業にとって必要であり、それを生み出すことが私の生きる目的でもある。



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