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米 ちょっと変わった貸しオフィス

2017-11-13 06:00:00 | 報道/ニュース

10月19日 国際報道2017


オフィス賃料が高騰するニューヨーク マンハッタン。
レストランが昼間提供しているのは食事ではなくパソコンの電源と高速インターネット回線。 
夕方に開店するまでの間オフィスとして貸し出している。
ソフトウェア開発の仕事をしている男性は
通常のオフィスは高くて借りられずこのレストランを職場としている。
(利用者)
「ニューヨークはオフィス賃料が高く
 カフェだと騒がしいのでここが最適です。」
この仕組みを始めたのはベンチャー企業スペースシャスCEO プレストン・パセックさん。
投資ファンドの運営会社に勤めていたが
場所も雰囲気もいいレストランはオフィスに最適だと考えて起業した。
参加するレストランは15店舗に拡大。
利用者は1か月95ドル(約1万円)で
どのレストランでも使えることが起業家の間で評判となり
会員は1,500人に増えた。
(ベンチャー企業 スペースシャスCEO プレストン・パセックさん)
「賃料が高すぎて希望の場所を借りられない人が多くいます。
 使われていない資産を有効活用するのです。」
さらに意外な場所もオフィスとして活用されている。
デトロイト近郊のショッピングモール。
もともとはデパートが入っていたスペースは
今では大手自動車メーカーのフォードがオフィスとして利用している。
オフィスの面積は2万3,000㎡。
製品開発部門などの約1,900人が働いている。
ドアを開ければすぐにショッピングモール。
食事の場所にも困らず
従業員の評判も上々である。
(従業員)
「オフィスの近くで食事ができてとてもいいです。」
(フォード不動産担当 ジャッキー・シャックさん)
「ここにオフィスを構えるのは挑戦でしたが
 仕事の生産性など多くのメリットがありました。」
かつては家族連れでにぎわったショッピングモールだが
最近はネット通販に押されて不振が深刻である。
このモールからもデパートが撤退。
そこで目をつけたのがオフィス需要だった。
(モールを所有 スターウッド・rテール・パートナーズ ロブ・ヘンスさん)
「モールの客が増えて売り上げも増加するので
 モール側にもメリットがあります。
 これは成長分野になると思います。」
オフィス賃料の高騰を乗り切るために新しい発想のオフィスが次々と生み出されている。




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