鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Orlik Tobacco Company A/S - Golden Sliced

2020年07月02日 | パイプタバコ
2020年 7月

今回は Orlik Tobacco Company A/S - Golden Sliced

お馴染み オーリックの バージニアタバコで 常にSPDCの売れ筋ランキングで Best10
に入っています。 それだけ安くて喫い易い人気のブレンドだという事なんでしょう。

オーリックというと 以前のダンヒルブレンド 今はピーターソンになりましたが 製造はすべて
このオーリックがになっていますから
先の Peter Heinrichs - Golden Slicedとともに
Peterson - Flake などもその違いが気になるブレンドになります。
ピーターソンの方は形態的にも別物のイメージですが
ピーターハインリッヒにおいては 形態的にも味的にも値段的にもかなり似通ったイメージが残ります・・・・・・
そのへんの検証も含めての 今回のレビューとなります。


蓋を開けると このような

おっさんの描かれた 神が入っていますが
この間は 100g缶ですから 缶の厚さが2倍くらいあります


横から見ると

この様に缶の厚さが分かるのですが それよりも 全く長さのカットされていない
ぐるぐる巻きになった長~いフレイクが出て来ます
薄いですから 簡単に手でちぎれますので


この様に 空き缶の中に
少しだけちぎって

入れて置き これを少しずつ喫うスタイルになります


私の場合は 丸めて詰めるわけではありませんから
この様に

雑に 指先でほぐしてのち 緩めにパイプに詰めて点火するのですが
点火も簡単に行きますし 軽くて甘さのたっぷりと感じるクールなスモーキングを
最後まで楽しめます。


葉組の方が
Perique, Virginia となっているところが
PH-GS(Peter Heinrichs - Golden Sliced) とは違うところになります 
匂いの方も少し違うような気がします
PGSの方は少しフルーティな香りになりますが OGSの方は少し番茶テイストといえるかもしれません・・・その辺りの違いが味の違いになるかもしれません。


PGSの方は TRDCの方の評価が低いのですが 個人的にはかなり気に入ったブレンドで
最初の頃よりずっと美味いと思えるブレンドになりました

軽さと素晴らしいシトラスの清涼感とその爽やかな甘さ
タバコ感も存分に感じられ 実に喫い易いブレンドになっていますから
いつも手元に置いといて損のないブレンドとなっていますね

朝喫っても良いし 
テレビを見ながらのながら喫いでも良いお手軽ブレンドになっています


PGSに使用されているバージニアは ノースキャロライナはPiedmontのゴールデンブラウン
バージニアと その周辺になるかと思われる オールドベルトのバージニアだそうです
ブラウンというのが少し気になりますが(あまり良いものではないのかと・・・)
どちらにせよ アメリカは南部のバージニアとなっています。

ですから このたばこ(OGS)に使用されているバージニアも気になりますが
golden, fully ripe Virginia leaves from the traditional districts of the United States
となっていますから どうやら同じアメリカ南部のバージニアということのようです。

それに少々のペリクが入っているようなのですが
VaPer というにはあまりにペリクを感じませんね・・・
入っているのか入っていないのかは かつて大議論になったそうですが
stglanepipe.com のオーリックの説明には 入っていると書いてあるようです。
(TRDCの説明文)


しかし実際に喫ってみた感じでは ペリク特有の酸味を感じることもなく
僅かにスパイシーなペッパーの刺激を微かに難ずる程度かと思います
それよりも どこかしらPGSに比べて落ち着きを感じるのは そのペリクのせいもあるのかと
思うところになります。緩衝材としての ペリクの役割なのかと思います。


感想

敢えて感想というにはあまりにストレートなバージニアで これといった複雑さもなく
キーワードとして
シトラス ヘイ 甘さの質 フルーツ タンジィ アーシー タバコ感
などが羅列されるわけですが 一番分かりやすいのはやはり PGS との比較になります

どちらのブレンドも 軽くて嫌みのない甘さがあり かつシトラスも若干のヘイもあり
アーシーなタバコ感もあって 実に喫い易いブレンドになりますが
やはり 味と印象の違いははっきりと感じられます
そこで その違いを書き出して見ると

1 どちらもシトラスを感じますが PGSの方が強くシトラスを感じます OGSの方はより穏やかなシトラスになります。PGSの方はよりフルーティなオレンジ風味のシトラスになります。

2 甘さに関しては どちらも甘いのですが PGSの方はフルーティで爽やかなな甘さになり OGSの方は少し紅茶風味の落ち着いた甘味になります。
ペリクも効いているせいか より甘さを強く感じるのは OGSの方になります。

3 どちらもバージニア由来の酸味を少しだけ感じます

4 どちらにも若干のヘイを感じますが より強く感じるのは PGSの方でしょうか。

5 どちらもアーシーな所を感じますが より強くタバコ感とともにそれを感じるのは
PGSの方となります  OGSの方は比べると全てにおいて穏やかな味わいになります。



印象的には より甘く より穏やかな喫い味なのが OGS
シトラス感が強く タバコ感も強いのが PGS
 となります

シトラス感が強いので少し粗削りに感じるのが PGSなのですが とてもフルーティであり
タバコ感も存分に感じますから 魅力を感じるのは この私の感じでは PGSになります
ただし 甘さの質としては OGSの方が落ち着いていてより甘さを感じるようです
ですからこの辺りが 好みの分かれる部分となります

開缶して少し熟成させると このOGS どのような味わいになるのかわかりませんが
PGSの方は 甘さに深みと落ち着きが出てきて かなり美味くなりました
熟成がペリクの持つ緩衝的な役割を果たし 味にまとまりが出たようです
そうしますと最初に感じたシトラスグラスの少し暴れる感じが落ち着いて
かなり美味くなった記憶が甦ります。

OGSに関してははっきりとは分かりませんが 既に味のまとまった印象があって
これ以上もこれ以下もない印象になるかと思います
ポテンシャルの高いのは PGSなのかと思います。


ストレートバージニアブレンドとして
より強いヘイの香りと味わいとか より強いレッドバージニアの酸味とアーシーさ
それから来る強いダークフルーツの味わいと味の濃さと満足感などにおいては
もっと美味いブレンドが他にはあるようですが (FVFとかCRFとか・・・いろいろと)

軽くて喫い易いですから
体調の悪い時も 朝でも夜でもいつ喫ってもそれなりに美味い
それでいて飽きのこないブレンドになっていると思います
同じ系列会社でもある PSのバルクの Luxury Navy Flakeに比べ 2ランクほど上の
よく出来たタバコだと思います。

ただし OGSも PGSもどちらも似たようなバージニアタバコですが
完成度から言うと OGSになりますが この私は PGSの方に一票
というところになります。(私的感想と好み)

まあ 歳を取ってから喫うには良いブレンドかと思います
そんな感想になります
それでは また
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