碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1704- 昔、神戸人形があったと言う話題

2017-04-27 | hobby
 神戸では今「神戸港開港 百五十年」と言う行事が 各地で開催されている。六甲山の山頂にも兵庫県のシンボルマークも今年、「KOBE 150」と言う大きな文字に変わっている。
メリケン波止場近くに神戸税関の古いビルの前に、これも由緒ある今は 神戸デザイン・センターである「KIITO」。これは1927年建築のゴジック風の元・生糸検査所だった建物がある。
 いつもは、デザインアートのレクチャー会場・イベント展示場として開放されていて 神戸の歴史とか都市づくりも 一般人も参加できる活動拠点になっているらしい。以前に民間企業がここにあったので、レーザープリンタ加工を見学させて貰ったことがあるが。

 この百五十年の記念行事で神戸市民に配布された「神戸みなと・時空」と言う神戸文化の企画展の 入場券を頂いたので見に行ったが 神戸の総合商社「鈴木商店」、台湾生まれ神戸で活躍した作家「陳舜臣-チンシュンシン」の活動した歴史と玩具博物館と神戸のコラボレーションした「TOY&DOLL COLLECTION」-郷土玩具展がその内容だ。陳舜臣氏はNHK大河ドラマにもなった作品もあり、展示紹介されていた本は 良く知られているものばかりだった。

 古い雛飾り・五月人形も素晴らしかったが中に「神戸人形」と言うものが紹介されていた。
明治末期から昭和初期に神戸の長田神社参道で売られていた小さな黒い顔の「からくり人形」で動きがユニークで国内だけでなく、外人さんも買い求めその多くは海外に行ってしまったらしい。
 戦後に途絶えてしまった日本人の器用な手仕事と知恵の集積された人形を、復活しようと記録とか痕跡を集め 若い人形作家の協力も得られて この機会に代表作品が作られ展示されていた。


 一部の「西瓜食い・酒飲み」の二種類の150体が来館者に限定販売され自由に触らせて貰ったが その面白い動作に笑えてしまった。
玩具好きの私にとっては、特ダネでありブログに紹介することにした。

 神戸の芦屋川の上流の高台にある山手町の「うずもり」にその工房がある・・今は高級住宅街だが 昔は山奥でここに手仕事工房が集まっていたようだ


 これは、最近作だと思われるが 少しやり過ぎかも


 「酒飲み」・・右の黒いツマミを回すと動作する木片と糸だけの単純構造らしい


 「西瓜食い」の人形 いずれも復元品だ







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