えくぼ

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高田ほのか歌集「ライナスの毛布」

2017-09-23 15:02:07 | 歌う
ライナスの毛布とは幼児や子供が特定の人形や玩具を離さず持ち続け、それに熱中することで安心している。高田ほのかは小学生の頃から少女マンガりぼんを愛読し2015年に未来短歌入会 加藤治郎に師事、こんな歌を詠む。

⚡あありぼんページ繰るたび飾られるわたしの胸に新しい窓

⚡初デ一トは動物園でおしりから滑ったクマを笑い合ったね

⚡柔らかく私を呼んだあの夜の私となにが変わったのかな

⚡なで肩が小さく震う そうだった鼻さえ綺麗にかむんだきみは

⚡左手にきみの右手が重なって冷蔵庫から落ちるの、氷

⚡ねぇ聞いて?もしもあなたがいなければ生まれなかった歌があります

もし高田ほのかが生まれなかったら以上のような歌を私は読むことができなかった。
もし高田ほのかが百人一首を幼い頃から好きだったら、もしマンガに興味がなかったら、、。

高田ほのか様

楽しい歌集をありがとうございます。これからも私を刺激してください。