筆のおもむくままに

 短歌を詠んでいます。一日一首、一週間前に詠んだ歌を載せています。

小春日和

2017年11月20日 | 気象予報士のひとりごと
 11月に入り、朝晩だけでなく、昼間でも寒いくらいの日が増えてきました。
 大阪市では、昼間の最高気温の平年値は、10月20日が22度6分で、1ヶ月後の11月20日に16度5分と、約6度も低くなります。

 そんな寒い時期でも、風が弱くて穏やかな晴れの日。いわゆる小春日和と聞くと、心が和む方もいらっしゃるでしょう。
 天気予報を伝える我々も、災害の危険性が少ないこともあって、ホッとする言葉です。

 小春日和という、日差しの温もりが感じられるこの言葉は、春に使いたくなりますが、実は秋の言葉。小春とは旧暦10月のことだからです。
 今年の旧暦10月は11月18日から12月17日までで、厳密に言えばその時期限定になります。

 だからと言って、その時期以外は使っていけないと決めつけるのは、いかがなものでしょう。こだわり過ぎると、小春日和という言葉の持つ柔らかさが損なわれてしまいませんか? 
 季節の言葉の中には、ある程度幅を持たせて使った方が、より活きてくるものもあると、私は考えています。
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11/13 イチョウ並木

2017年11月20日 | 短歌
ため息が溶けきらぬほど出る朝はイチョウ並木も色づき進む
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