網創漠蓄

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マリアさんの「保護」

2009-01-26 22:15:17 | ハヤテのごとく!
Cahier d'Haruさんのところへの横レスとして。
ウチの名前も挙げられていることも遭って、
話がふくらみすぎて収拾がつかなくなり~」の原因の一翼を担っている気もしたので。

「マリアさんでは残念ながら「保護」で手一杯なのです」と書いているのは
ナギの見る夢は」ですが、
何故そんな結論になるのか、何故違和感を覚えるのだろうか、の理由の一つは、
当該記事では「ナギの行く末」に焦点があることと、
私の言う「保護」の範囲がでかいことにあるかもしれません。



ナギを「保護」するとはどういうことか、を考えると、
当然ナギの身一つを守れば良いわけではあるません。
生活環境(学園生活を含む)もさることながら、「心」を守ることもあり、
ひいては「三千院家(ナギ家)」を守ることも含まれます。
(財産はナギ自身にも守れるようなので考えない)

そう、私は学校に行かせること自体も「保護」の範疇に入れて語っていたのです。
実際「人生設計」とか体力に関わることもそうですが、
ヒナギクや美希たちなどとの「利害関係を伴わない人間関係」は
幼馴染を除けば学校を介して成り立っているわけですし。

実際、「授業で学ぶことが」なくても、
ヒナギクのように教える側にもまわることなども選択肢としてあるわけですし。
(講師経験者として言わせてもらえば、「授業の内容自体ではなく
教え方・話し方」なども学ぶ・技を盗む対象になるわけですし。)



そして三千院家(のナギの住む別宅)に関しては、資金だけではなく
そこで働く人たちのことも考えなければいけません。(SPとか)
帝から半独立した「ナギの家」として。

そしてそういった人たちを纏めているのは誰なのか、を考えると、
ナギがその役目として機能していない描写があり、
クラウスも「留守がち」と書かれていることからすると、
その任を受け持つのはマリアしかいないことになります。

そう、大富豪「三千院ナギ家」の保護すら受け持っているのです。



「心」に関しては、まずナギはタイプ的にも「かなりの寂しがり」と思われます。
が、その一方で人嫌いでもあります。
そして「マリアにしかなつかなかった」と。
どうやら尊敬できる人間しか側に置こうとしないと考えられます。

その結果屋敷にいる間、マリアはほぼナギに「つきっきり」になります。
「手のかかる子育て」近いことをやっていることになります。
ナギと1:1の状態では、ほぼ「保護」に費やされることになります。


(マリアが先導・ハヤテが保護の例)

そしてマリアさんには実際、ナギを導く力はあります。
ナギが進みたい方向をもちさえすれば。

この場面のように三千院家自体にかかわることでは、
マリアさんはきっちり「先導」を出来るのです。
この場合はハヤテが「保護者」にまわることになるわけです。

弱点の多いナギは殆ど「保護者」を側において動くことになります。
そして今のところ、「保護者」は保護に忙殺されるに近い状況に
置かれるのではないか、と考えうるわけです。

・・・あまり纏め切れなかった感じもありますが、今回はこの辺で。

(1/28)続きを書きました