倒れて闘病生活が強制開始されてから、何年もの間。
音楽の記号や、それらをモチーフにしたものは、直視することが出来ませんでした。
音楽にかかわる仕事をしていたので、そういうものが視界に入ると、働いていたころのGOODな気持ちもBADな気持ちも思い出されてしまうし、胸がウッって苦しくなっちゃうし、苦々しいというかなんというか、とても見られたものじゃなくて…。
何年もそうして過ぎて、
おととし辺りだったですかね、姪っ子がピアノを始めて。
その年にたまたま何かの拍子に、近所の洋服店にふらっと入ったとき、アクセサリーコーナーに、音符のモチーフのペンダントが置いてあって。
キッズ服が置いていない洋服屋さんだったのに、どうしてか値段が500円しないくらいで。
ぱっと、「あっ、、姪の誕生日にちょうどいいな」って思ったんです。それで買って。
無事に姪にプレゼントできたのですが、なんとなく「あのペンダント、値段が買いやすくてすごくかわいかったなあ…」
と忘れられなくて。
数日後に、同じお店で同じペンダントを、自分用に買いました。
レジに持っていく間も、買ったその瞬間も、家に帰ってからも、
「どうして音符のペンダントなんて買えたんだろう…??あんなに直視するのがしんどかったのに…?」
と不思議で不思議でしょうがなくて、
でもやっぱりペンダントはかわいくて。
と、そういうことがありました。
それから今日までのあいだに、また出来事があって、徐々にダイジョブになっていって、
いまは音楽モチーフのアクセサリーをみるのは、好きです。
なんでペンダントの話を急にしたかというと、いま私は自宅でそれを眺めているからです。
どうして眺めているかというと…
今日は買い物の用事で、近所のお店を3件くらいはしごして、
帰ってからは賞味期限のヤバめなひき肉を冷蔵庫内に発見して、急遽父の手を借りながらハンバーグ作ったので疲れていまして、
夕食後にちょっと心臓バクバク苦しくなりそうだったので(薬は飲んだ)、
「なにかきれいなものを眺めよう!そうだ音符のペンダントだ!」
と思って、じっとながめていたのです。それで、
どうやら楽になったので、発作回避できたようです!
アロマ、とかハーブ、など、嗅覚からのアプローチは昨年から試し中なんですけど最近、
視覚的なもので自分をケアしようって、ふと思いまして。
子どものころから、日光に透かされた曇りガラスやコップの麦茶など、
生活の中にありふれているものでいいんですけど、きれいなものを見ると、なんとなく眺めてぼーっとしちゃう癖があることを思い出したので
自分の中のそのシステムを、神経が高ぶったときに活用してみよう!
というのをやってみているのです。今回はなかなかよかったかも!助かった…!また試してみよう。
あ、こういうの全部、自己流のアイデアです。病院の治療方針のせいなのか、普段の通院では、
歴代の主治医たちは日常の生活をどう過ごしているかとか、体調悪いときにどう切り抜けているのかとか、なにも聞いてくれないし、何か言ったとしても話を広げないし(うまく休んでくださいね~orうまく休んでいますね~でほぼ終わる)、向こうからの提案もないので。
日常生活を送り続けていくための武器を、自分で手探りで掘り出している状態でずっと来ています。
姪の話ついでにもうひとつ報告がありまして。
5年ぐらい前のブログ記事に、姪に近所の銭湯に誘われたのに、具合悪くてそこすら一緒に行けない…!
と、泣きたい気持ちを書いたことがあったのですが、
おととし後半あたりに、
姪とその銭湯に行くことができました!!
たまたま姪が、その銭湯の近くに引っ越しまして(引っ越す前もあとも私の家の近く)、
わたしも、心臓ドキバグをかかえながらも、たまになら新しい姪宅にだんだん行けるようになってきて、
小学生になった姪からふたたび銭湯に誘われまして、
(…もしかしていまの私なら、もしかして行けるかも…)という思いが頭をよぎって、
行くと返事をしたのです。
いざ着いてみて、玄関ホールに足を踏み入れると、
(あ、こりゃダメパターンかも。。)という感じが胸の中でしました。
でもまだ体調は多少の余裕があったのか(なかったと思うけど)
とりあえず脱衣場には行って。
たぶん銭湯じゃなくて、すごく身なりをきちんとしてきちんと振舞わなければいけない場所だったら、ダウンしていたかもしれません。
まあちょっと湯に浸かって、つかれたら一人で脱衣場に戻って休んじゃおう、
と決めて、お風呂場へ入って、広い湯船に2人で浸かりました。
なれない場所では発作が起きやすく、体もちゃんと(ここははじめてくる所だぞ!!)ってわかっているみたいで、
温かいお湯に浸かっているのに、寒気がするんです。最初は寒気がとまらなくて。
でも時間をかけてだんだん体が慣れて、けっこう心地よく入ることが出来ました。
昔は目標にすることもできなかったことを、実行できて。それが姪と一緒にで。
その日は私は、運命みたいなものとか、無宗教ですけど神さま(Godではない)みたいな存在がもしいるならそういった存在に、勝てたような気がしました…。
それからはまだ行けてないけど。
つらつらと長くなりましたが、
具合わるくなっても、以前に好きだったものはきっとまた好きになれると思うし、好きになっていいし、
嫌いになったならそれでいいし、
以前は苦手だったものごとでも、大きく体調を崩したことで好きになれたりするし、
そんなことがあったんですよ的なハナシ。
音楽の記号や、それらをモチーフにしたものは、直視することが出来ませんでした。
音楽にかかわる仕事をしていたので、そういうものが視界に入ると、働いていたころのGOODな気持ちもBADな気持ちも思い出されてしまうし、胸がウッって苦しくなっちゃうし、苦々しいというかなんというか、とても見られたものじゃなくて…。
何年もそうして過ぎて、
おととし辺りだったですかね、姪っ子がピアノを始めて。
その年にたまたま何かの拍子に、近所の洋服店にふらっと入ったとき、アクセサリーコーナーに、音符のモチーフのペンダントが置いてあって。
キッズ服が置いていない洋服屋さんだったのに、どうしてか値段が500円しないくらいで。
ぱっと、「あっ、、姪の誕生日にちょうどいいな」って思ったんです。それで買って。
無事に姪にプレゼントできたのですが、なんとなく「あのペンダント、値段が買いやすくてすごくかわいかったなあ…」
と忘れられなくて。
数日後に、同じお店で同じペンダントを、自分用に買いました。
レジに持っていく間も、買ったその瞬間も、家に帰ってからも、
「どうして音符のペンダントなんて買えたんだろう…??あんなに直視するのがしんどかったのに…?」
と不思議で不思議でしょうがなくて、
でもやっぱりペンダントはかわいくて。
と、そういうことがありました。
それから今日までのあいだに、また出来事があって、徐々にダイジョブになっていって、
いまは音楽モチーフのアクセサリーをみるのは、好きです。
なんでペンダントの話を急にしたかというと、いま私は自宅でそれを眺めているからです。
どうして眺めているかというと…
今日は買い物の用事で、近所のお店を3件くらいはしごして、
帰ってからは賞味期限のヤバめなひき肉を冷蔵庫内に発見して、急遽父の手を借りながらハンバーグ作ったので疲れていまして、
夕食後にちょっと心臓バクバク苦しくなりそうだったので(薬は飲んだ)、
「なにかきれいなものを眺めよう!そうだ音符のペンダントだ!」
と思って、じっとながめていたのです。それで、
どうやら楽になったので、発作回避できたようです!
アロマ、とかハーブ、など、嗅覚からのアプローチは昨年から試し中なんですけど最近、
視覚的なもので自分をケアしようって、ふと思いまして。
子どものころから、日光に透かされた曇りガラスやコップの麦茶など、
生活の中にありふれているものでいいんですけど、きれいなものを見ると、なんとなく眺めてぼーっとしちゃう癖があることを思い出したので
自分の中のそのシステムを、神経が高ぶったときに活用してみよう!
というのをやってみているのです。今回はなかなかよかったかも!助かった…!また試してみよう。
あ、こういうの全部、自己流のアイデアです。病院の治療方針のせいなのか、普段の通院では、
歴代の主治医たちは日常の生活をどう過ごしているかとか、体調悪いときにどう切り抜けているのかとか、なにも聞いてくれないし、何か言ったとしても話を広げないし(うまく休んでくださいね~orうまく休んでいますね~でほぼ終わる)、向こうからの提案もないので。
日常生活を送り続けていくための武器を、自分で手探りで掘り出している状態でずっと来ています。
姪の話ついでにもうひとつ報告がありまして。
5年ぐらい前のブログ記事に、姪に近所の銭湯に誘われたのに、具合悪くてそこすら一緒に行けない…!
と、泣きたい気持ちを書いたことがあったのですが、
おととし後半あたりに、
姪とその銭湯に行くことができました!!
たまたま姪が、その銭湯の近くに引っ越しまして(引っ越す前もあとも私の家の近く)、
わたしも、心臓ドキバグをかかえながらも、たまになら新しい姪宅にだんだん行けるようになってきて、
小学生になった姪からふたたび銭湯に誘われまして、
(…もしかしていまの私なら、もしかして行けるかも…)という思いが頭をよぎって、
行くと返事をしたのです。
いざ着いてみて、玄関ホールに足を踏み入れると、
(あ、こりゃダメパターンかも。。)という感じが胸の中でしました。
でもまだ体調は多少の余裕があったのか(なかったと思うけど)
とりあえず脱衣場には行って。
たぶん銭湯じゃなくて、すごく身なりをきちんとしてきちんと振舞わなければいけない場所だったら、ダウンしていたかもしれません。
まあちょっと湯に浸かって、つかれたら一人で脱衣場に戻って休んじゃおう、
と決めて、お風呂場へ入って、広い湯船に2人で浸かりました。
なれない場所では発作が起きやすく、体もちゃんと(ここははじめてくる所だぞ!!)ってわかっているみたいで、
温かいお湯に浸かっているのに、寒気がするんです。最初は寒気がとまらなくて。
でも時間をかけてだんだん体が慣れて、けっこう心地よく入ることが出来ました。
昔は目標にすることもできなかったことを、実行できて。それが姪と一緒にで。
その日は私は、運命みたいなものとか、無宗教ですけど神さま(Godではない)みたいな存在がもしいるならそういった存在に、勝てたような気がしました…。
それからはまだ行けてないけど。
つらつらと長くなりましたが、
具合わるくなっても、以前に好きだったものはきっとまた好きになれると思うし、好きになっていいし、
嫌いになったならそれでいいし、
以前は苦手だったものごとでも、大きく体調を崩したことで好きになれたりするし、
そんなことがあったんですよ的なハナシ。