Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

LA BAYADERE - ABT (Thu, Jun 26, 2008)

2008-06-26 | バレエ
『ラ・バヤデール』鑑賞第二日目。
イリーナ・ドヴォロヴェンコのニキヤに、ジリアン・マーフィーのガムザッティの対決。
私、ご本人を全く存じ上げないのに、こんなことを言って、またまたNYの街角で刺されそうでこわいのですが、
マーフィーのルックスと雰囲気は、実は意地悪女の役にぴったりなんじゃないかなーと思っていたのです。
刺された後で今さらフォローもなんですが、もちろん、ただの意地悪女ではなく、
”美人の”(ここ大事!)意地悪女。
”彼女ってば、あんなに可愛いのに、こんなに意地悪だなんてこわ~い!”と
言わせてしまうような。
まさに、このガムザッティなんかは適役なのではないかと思う。
そして、一方、受けて立つニキヤ役も、これまた美形のイリーナ嬢というわけで、
今日はこの二人の戦い、本当に期待できそうです。
二人の戦いの争点となるソロルには、カレーニョがもともとキャスティングされており、
刺されついでに告白してしまうと、昨日のインターミッションでおしゃべりをした私のお友達が
”カレーニョのソロルはとってもいいのよ!”と教えてくれたのですが、
あまりに意外で、”えー、あんなにちんちくりんでイメージと違うのに?”と口走ってしまった私です。
ごめんなさい。

しかし、そうして、彼のソロルは素敵!という前情報を頂いたために、
元々楽しみだった女性陣二人に加えて、ソロルにもかなり期待できそう!というわけで、
今日の期待度はかなり高し。
しかし、座席に着く前にプログラムをもらおうとアッシャーに近づいた途端、
嫌な予感!!!!冊子から見えてる白いぴらぴら紙片はもしやっ!!!!???

が~~~~ん。
予感的中。
”カレーニョ、怪我のため、降板。代役、ホールバーグ。”
ひゅるるるるゥ~。

ホールバーグについては、今シーズンの『白鳥~』のロットバルトでは、
なかなかはまっていて良かったのだけれど、
しかし、秋シーズンから尾を引いている基本”首男”よばわり路線は変わっていないので、
お友達ご推奨のカレーニョのかわりにホールバーグとは、がっくり。
もうこうなったら、意地悪女マーフィー(重ねていいますが、あくまでイメージです。)と
意地悪女にはめられた美女ドヴォロヴェンコの対決に期待するしかありません。

昨日の公演のレポに頂いたコメントにより、トロールではなく、
苦行僧(!)だということが判明した、火のまわりを踊るダンサーたち。
この苦行僧を含む、脇の役およびコール・ドは、全体的に今日の公演の方が出来が良かったように感じました。

そして、ホールバーグ、
彼が意外と、といっては大変失礼なのですが、良いのです。
首もちょっと短くなったのか(そんなわけない、、)、衣装による目の錯覚か、
以前、あれほど気になった首の長さが今日は気にならない。
しかも、踊っている間の姿勢が綺麗で、さすがに彼のような長身で、そのうえに姿勢が良いと
本当に見栄えがします。
昨日のスティーフェルよりも上品でおっとりした雰囲気で、
このおっとりさが、後にガムザッティになびいてしまう優柔不断さともつながっている、という感じのソロルです。

ただ、彼については、昨日の公演のレポでも少しふれましたが、
ジャンプ系の技は大きくて綺麗なのだけれども、回転系の動きにムラがあるように感じました。
第二幕のソロでは、足を閉じたまま回転しながらジャンプ、というのが続けて
数回入るのですが、いずれもバランスが危うかったり、きちんと正面に向き戻らなかったり、と、
全滅状態に近かったのが残念。
しかし、全体的には、良い出来だったといえると思います。
彼は古典ものの方が持ち味が出るタイプかも知れません。

急遽代役に入った割りには、ドヴォロヴェンコとのコンビネーションも悪くなく、
この後に詳しくふれようと思っている一幕の二人の逢引のシーンに私は大変魅了されましたが、
しかし、そこにはホールバーグの貢献が大きかった点も忘れてはならないと思います。
一点惜しかったのは、二幕(このABTのプロダクションでは”影の王国”が入っている幕)での
グラン・パ・ド・ドゥのコンビネーション・ミスですが、これも、追ってふれます。

昨日、階段を下りる数歩の、そのあまりに美しい足のポジショニングに、
登場シーンでは感嘆させられたケントのニキヤだったので、
ドヴォロヴェンコ(以下、ドヴォ)はどんな”足の登場”を見せてくれるかと思いきや、
すたすたすたっと、あまりに何気なく飛び出してきたのには肩透かしを食らわされました。
しかし、その後の表現力は素晴らしいものがあり、年齢設定をやや低めにしているのも興味深かったです。
ドヴォのニキヤは大人の女ではなく、ハイティーンから、上限でもせいぜい二十歳過ぎ、くらいの雰囲気。
(それが踊りからきちんと伝わってくるのが、ドヴォのすごいところ。)
よって、ソロルとの恋は、彼女にとっては初めて知った本当の恋。
どちらかというとこの関係に”最初にはまってしまっている”のはニキヤの方なのです。

これら全部のことが見えたのは、一幕の二人がこっそりと庭で密会するシーンでの
ドヴォの表現力のおかげでした。
昨日のレポにも書いたとおり、ケント&スティーフェルのそれでは、もちろん二人は恋をしているんだな、
ということはわかりましたが、せいぜい、手をつないで庭を歩いている、
それを大僧正が目にして怒る!という流れだと思っていたのですが、
今日のドヴォ&ホールバーグの踊りを見て、私は呆然としました。
そんな手をつなぐなんて生ぬるいものじゃなかった、、。
これは二人が愛し合っている、平たく今風に言えばエッチしている場面だったんだ、、、
そのことをようやく理解した私です。
ドヴォ=ニキヤの、愛の歓びに狂わんばかりの姿に、これは、奥手の少女なら、
思わず恥ずかしさに下を向いてしまうところですが、
そうでない私は(きのうはシャイだと書きましたが、嘘です。そんなわけない。)、
そのあまりの美しさに、舞台に目が釘付け状態でした。
世の男性はプレイボーイチャンネルなんか見ている場合じゃないです。
そんな暇あったら、ドヴォの『バヤデール』を見るべし。百万倍エロティックですから。
しかし、ドヴォの素晴らしいところは、そのことが伝わってきても決して下品には堕さず、
これらすべてのことが美しく表現されているところにあります。
そして、さらに美しいのみならず、ドラマとしての整合性も素晴らしい。
大僧正が二人を引き裂き破滅に導くのは、
二人が一緒に歩いているところを見たからなんかじゃない。
愛し合い、乱れまくっているドヴォを見たからこそ、並々ならぬ嫉妬と復讐の念にかられるわけです。
だって、誰よりも自分こそが求めるものを手に入れるに値すると思っている
尊大な大僧正が欲しかったのは、まさに自分に愛されるニキヤだったわけですから。
そのことが、ドヴォのように踊ってくれないと、伝わりにくい。
昨日のケント&スティーフェル組と同じ振り付けとは思えないほどにインパクトがありました。

そして、もちろん恋に年齢は関係ありませんが、やはりこの盲目さ、こののめりこみようは、
若い女の子に一番良く似合う。
だから、ドヴォのやや低めの年齢設定も、非常に説得力があります。
『白鳥~』で初めて観た時には、基本に忠実な、どちらかというとフォーム重視のダンサーかと思っていましたが、
『ドン・キホーテ』、そして、特にこの『ラ・バヤデール』と来て、
ドヴォの本当の強みは、役についての洞察力と、それがうまくはまったときの表現力、
この二つなのではないかという気がしてきました。
繰り返しになりますが、このシーンでの、ホールバーグの素晴らしいサポート、
これも賞賛に値するものだったと思います。
ラブ・シーンは一人だけが良くてもだめですから。

さて、いよいよ登場するはマーフィーのガムザッティ。
うーん、やっぱり見た目はこの高飛車で、意地悪なガムザッティにぴったり!いい感じ!
しかし、踊り始めておやおやおや?なんか、マーフィー、可愛くないですか?!
そう、マーフィーのガムザッティも、とても可愛いのです。
意地悪少女の必殺技、ぶりっ子攻撃で来たか?と身構えましたが、そうでもなさそう。
どちらかというと、マーフィーのガムザッティから受ける印象は、
意地悪の固まり、というよりは、彼女自身も欲しいものの為に必要なことを実行するのみ!という、
ある種のけなげさ。
この『ラ・バヤデール』、プロット的な類似点からオペラの『アイーダ』と比較されることがあるようですが、
私はガムザッティにはある意味、計画的、かつ確信犯的な意地悪さを感じるものの、
アムネリス(強いていえばガムザッティに相当する『アイーダ』の中の登場人物)のそれは、
より非計画的であり、しかも、最後には自分の行いを悔いながら生きていくという大きな十字架を背負うことになる展開からも
(一方のガムザッティは、一度たりとも自分の行いを悔いることがない。)、
少なくともこの二人については全然違うキャラクターだと思っているのですが、
それにしては、マーフィーのガムザッティはかなりアムネリス的なアプローチのガムザッティだと思いました。
ゆえに、せっかく(?)の意地悪女に適したルックスなのに、
こちらが歯軋りしたくなるほどの意地悪さは表出してくれず、いささか中途半端な印象が残りました。
この際は、迷いを捨て、いっそ超がつく意地悪女として演じてくれた方が
良かったのにな、というのが私の個人的な気持ちです。
その思い切りさえ加われば、このドヴォ=ニキヤ&マーフィー=ガムザッティのコンビは
コンビそのものとしては決して悪くないと思うのです。

マーフィ個人についていうと、踊りはさすがに安定していますし、
やはり場慣れしていることもあって、踊っていない個所での演技も非常に自然なのですが、
その一方で、昨日の加治屋さんの時に感じたような良い意味でのスリルが踊りから感じられないのが残念。
この印象は秋シーズンの時と同様です。

ガムザッティが金銀宝石やらあらゆる手を駆使してニキヤのソロルへの思いを絶とうと試み、
だんだんいさかいがエスカレートした結果、ニキヤがナイフをふりかざす場面のドヴォの迫力もさすが。
彼女は本当に微妙なリズムのセンスがよいというのか、
最初は普通の会話だったのが、どんどん激昂していき、ついに自分でも気がつかないうちに
ガムザッティにナイフを振り上げていた、という、段々気持ちが高ぶる様子を、
前寄りにリズムをとることによって非常に巧みに表現していたと思います。
そしてナイフを取り落とすシーンは、自分のしたことに心底びっくりした!という表現の仕方で、
後悔とか自責の念を一切感じさせずにその場から立ち去る姿に、ニキヤの芯の強さが上手く出ていました。
ドヴォの演じるニキヤは、後悔とか申し訳ない気持ちでガムザッティのもとを立ち去るのではなく、
思いもかけない激しい感情が自分から飛び出したことに驚いた、という感じ。
ここで彼女はどれほどソロルへの思いが深くなっているか、ということを自分でも思い知るのです。

一幕の最後、婚約したソロルとガムザッティの前に現れたニキヤが蛇にかまれる場面。
思わず見ている私たちが”あいたー!!”と叫び出しそうになるほど、
リアルな演技のドヴォ。
ただ、その後に続く場面は、もう少しパニック感を抑えて、変わりにニキヤの心情を表現してくれた方が効果的な気もします。
”噛まれたわー、噛まれたわー”と慌てているうちに死んでしまった、という感じで、
それ以外のこと、例えば、悲しみとか、恨みとか、何でもいいのですが、
どのような気持ちでニキヤが死んでいったのかが少し見えづらかったのが惜しまれます。

ニ幕。
”影の王国”のコール・ド。
今日の出来は昨日より更によく、
ロシアのバレエ・カンパニーと比べるわけにはいかないのかもしれませんが、
ニキヤが影(shadow)の姿を借りて、阿片でトリップしているソロルの心を波のように
埋め尽くしていく感じがよく出ていたと思います。
これを見ると、そこまでABTのコール・ドがひどいとも思えないです。

昨日のレポにも書きましたが、冒頭、ソロルが阿片を吸ってラリるシーンは、
ホールバーグの迫真の演技に、この人もしかして、阿片経験者、、?との疑惑が頭をかすめたくらいです。

グラン・パ・ド・ドゥで、一瞬観客が息を飲んだのは、
ホールバーグが、両手をクロスさせた状態で、頭上にあがったドヴォの両手を掴んだ後、
本来はそれを外して、すぐにまたバランスをとったドヴォの片手をとるはずだった箇所。
クロスしたままの両手がドヴォの指とロックしたままなかなかはずれず、
(まるでホールバーグの指とドヴォの指がかぎのように引っかかってしまったように見えました。)
ドヴォはもうその後のバランスからさらにその次の、バランスをとったままの前傾姿勢に入ろうとしているのに、
まだ指が外れないので(それも腕が高い位置にあがったまま、、)、これ以上遅れたら、指が外れたとしても、
ホールバーグがドヴォの片手をとれずに、彼女がそのまま前のめりに倒れてしまうのでは!?と、
観客の息を飲む声が聞こえてきそうでしたが、なんとかぎりぎりで間に合って、
大きなアクシデントにならずにすみました。
しかし、これがだいぶホールバーグの心臓に答えたのか、
これを境に彼の踊りが若干浮き足立ってしまったように思えました。
そのアクシデントそのものに対しては意外とドヴォは落ち着いていたと思うのですが、
その後ホールバーグの足が地に付かない気分がサポートから伝染してしまったのか、
ドヴォのその場面までの表現は素晴らしかったのに、少し緊張の糸が切れてしまったのは本当に残念。
このアクシデントがなかったならば、最後まで表現にも神経が通った更に素晴らしい場面に
なっていたに違いありません。

このグラン・パでの二人の表現から、まるでソロルをニキヤが導いていて、
ソロルはただそれに身を任せ、追いかけて行っている風でした。
その姿は、ソロルが本当に愛していたのはニキヤであったことを彼に気付かせるために、
彼女がソロルの幻想の中に姿を現したようでもあります。
それから、このシーン、ニキヤがソロルに与えた最後のチャンスなのではないか、と私は思います。
一幕で描かれた現世での肉体的なつながりとは違って、このグラン・パで描かれているのは二人の精神的な絆。
だから、ドヴォの踊りは一幕と打って変わって、
この場面ではむしろ地味とも言えるほど非常にストイックなのも納得がいきます。

だが三幕では、結局、そのチャンスも虚しく、ソロルは最後まで、ガムザッティを拒否する強さを持たないのです。
各種のあらすじ本には、陰謀渦巻く宮殿に神が怒りを落として、
結婚式の最中に宮殿が崩壊する、となっていますが、
私には、少なくとも今日の公演からは、宮殿崩壊は神のせいではなく、
まさに、ニキヤ本人の怒りと悲しみが引き起こしたのだという結論を出すに至りました。
初めての本気の恋は、かくも激しい!!

末端まで破綻のない解釈の整合性でこの作品を踊りきったドヴォと、
それを支えたホールバーグ、お見事!です。

Irina Dvorovenko (Nikiya)
David Hallberg replacing Jose Manuel Carreno (Solor)
Gillian Murphy (Gamzatti)
Craig Salstein (Magdaveya)
Jared Matthews (Solor's Friend)
Mikhail Ilyin (The Bronze Idol)
Vitali Krauchenka (The Radjah Dugumanta)
Roman Zhurbin (The High Brahmin)
Renata Pavam, Melanie Hamrick, Leann Underwood (the Shades soloists)

Music: Ludwig Minkus
Choreography: Natalia Makarova after Marius Petipa
Conductor: David LaMarche

Metropolitan Opera House
Grand Tier F Odd

*** ラ・バヤデール La Bayadere ***

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6 コメント

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ホールバーグ (娑羅)
2008-07-04 00:07:58
実は、彼のことは、NYに住んでるお友達から、よく話を聞いています。
彼女は、彼がコールにいた頃からのファンなんだとか。
だから、今月の来日公演では、(関西で)彼が見られるガラのほうを選びました。

彼のことが苦手だったMadokakipさんに見直されたなんて、ますます楽しみになってきました~

ところで、ホールバーグとスティーフェルって、パッと見、似てませんか?
身長が違うからわかるよ~と、友達は言うのですが、出待ちしたらわかるか自信ありません
実際、6年前の来日では、ホールバーグはスティーフェルと間違えられたそうです(笑)
返信する
思わず・・ ( F)
2008-07-04 00:11:14
こんばんわ。
PBチャンネルは見たことありませんが、ドヴォロヴェンコのニキヤが観たくなりましたわ(笑)

バヤデールの中でも、大好きなキャラであるガムザッティ。
大僧正以上に様々なアプローチが存在する面白い役です。
踊りの見せ場も多いですしね。

ラジャ以上に自分の権勢を誇示してみたり、お嬢に徹してすべて父の言いなりという控えめタイプだったり。
ニキヤ殺害についてもまったく知らない場合もあり、積極的に関与する演出もあり・・・
個人的にはガムザに感情移入することが多い(爆)ので、マーフィーのアプローチにも興味津々です。

それにしてもドヴォはガラでしか観たことないので、全幕観たくなりました。
前回に引き続き、素晴らしいレポをありがとうございます。

返信する
ホールバーグとスティーフェルの見分け方/奥深きバヤデールの世界 (Madokakip)
2008-07-04 14:04:29
 娑羅さん、

ホールバーグもコール・ドからのスタートなんですね。知りませんでした。
ドヴォのご主人のマキ(シム・ベルセルコフスキー)もABTではコール・ドから始めたと聞いたことがあります。

>彼のことが苦手だった

お友達の方に、すみません、、
あの秋に見た異様な首の長さは何だったんでしょうね?不思議です。

ホールバーグとスティーフェルの見分け方ですが、
お友達のおっしゃるように、まず身長が決定的なポイントだと思われます。
あと、出待ちで顔も見えるとなれば、私的には、
スティーフェルは子犬のような人懐っこい感じ、

http://www.newyorksocialdiary.com/partypictures/2004/05_12_04/partypictures05_12_04.php
(四段目、右端。マーフィーと。)

ホールバーグはスティーフェルに比べると顔立ちがクールな感じがします。

http://thewinger.com/words/2007/shared-goldens/

しかし、私の目が釘付けになったのは、ホールバーグの写真を探している途中で見つけたこのリンク。
(ちなみに8枚目の写真、ポロシャツの男性がホールバーグです。)

http://www.exploredance.com/ballet070905.php

三枚目の写真に私の大好きなゴメスが!
うーむ、こんなにさりげなくご愛犬と街を歩いているとは、、。
いつか、うちのぼんたち(同じくダクシー)の散歩中
にばったり!なんてことになってほしい!!!
すみません、興奮してしまいました。


 Fさん、

本当ですね。思いのほかにガムザッティの出番が多いのが驚きでした。
もっと準主役っぽい役かと思っていたのですが、
これは、もう三人が主役と言ってもいいですよね。

>ラジャ以上に自分の権勢を誇示
この感じをマーフィーにちょっと期待していたんですよね、、

でも、
>お嬢に徹してすべて父の言いなり
なるほど、、それも面白いアプローチですね。

ドヴォ、私は逆にガラでの彼女を見た事がないのですが、
役にはまった時の、洞察力に裏打ちされた表現力が素晴らしいと思います。
それらの役では(全部の役でそうであるわけではないかも知れません。)、本当に役の心理をよく考えて踊っているなあ、と感嘆させられます。
なので、全幕をご覧になる機会があるようでしたら是非!
(どうやら、『白鳥~』の全幕に夫妻で登場するようですね。
意外と『ドン・キホーテ』が私的には一押しなのですが、日本での公演がない、、残念!)
オケは東京ニューシティ管弦楽団ですか、、。
どんなオケでもABTオケよりは良いはずですので、羨ましいです。









返信する
写真拝見! (娑羅)
2008-07-04 17:56:14
きゃーきゃー、素敵な写真の数々、ありがとうございます!
そうですねー、ホールバーグはクールな印象ですね~。
そして、スティーフェルはいい人そう~。
NYのお友達曰く、もしホールバーグと間違えて、スティーフェルに声をかけちゃったとしても、「彼なら笑って許してくれるよ~」とのこと。
そんな感じの、“いい人オーラ”が出ています。
ホールバーグって、ちょっとロシア人っぽい雰囲気かも。

ゴメス、カッコいいですねー。
彼は、ローザンヌコンクールで踊った時から、印象に残っています。
当時、少年にしてはガッチリした体格の子だなーと思いましたが、あっという間にプリンシパルになりましたね。

おぉ~、先日、TVで素晴らしい『スパルタクス』を見せてくれた、アコスタもいる~。
ABTに客演したのかしら?
返信する
ぎゃ。 (yol)
2008-07-05 07:52:40
いつもながら詳しいレポをありがとう。
マーフィーはどうしても好きになれないのだけれど、観てみたい気持ちにもなりました。

しかしやはりドヴォ、、、、うーん、ABT行きたいわ。何とかならないものかとうんうん頭をひねって、ペンの先をなめながらスケジュール帳とにらめっこしております。

ゴメに会ったら私のサインももらっておいてね。

今から休日出勤に行ってきます。いよいよ本格始動です。
返信する
2005年/本格始動 (Madokakip)
2008-07-07 05:41:44
 娑羅さん、

この最後のリンクはどうやら2005年のもののようで、
(ちょっと古かったですね!失礼しました!)
ABTのサイトにはアコスタが『白鳥~』フォン・ロットバルト役で2005年のABTの公演に客演した旨のことが書かれているので、時期的にも一致すると思います。

ゴメスは、私、初めて舞台で観たとき(確か、『白鳥』の王子だったはず、、)から、あまりの素敵さに、
いつかダックスをお散歩中の彼を捕獲したい!と、
ずっとうちのわんこの散歩時には行きかう人を目を皿のようにして観察しているのですが、
おそらくその白鳥での姿があまりに目に焼きつきすぎて、あの王子の衣装みたいなので
ダックスを散歩させているイメージがあったのです。
(そんな馬鹿な、、!)

なので、この写真を見て衝撃的でした。
”こんな普通の格好で歩いているのか、、、”と、、。
そして、もしかすると、この感じだったらば、
今まで仮に通りすがっていても、ゴメスと認識しないで素通りしていたに違いない、、と猛反省です。
明日から、また精進して散歩に挑みたいと思います。
少年の頃のゴメス、、、きゅん


 yol嬢、

マーフィー、可愛い役をやると意地悪な感じで、
意地悪な役をやると可愛くなるという不思議な人です。
本格始動したからこそ、たまの息抜きは大事!
絶対ABTのドヴォの回、観に行ってちょうだい!
(ニーナのは行くのかしら?)

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