人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

今後の動き

2024-03-21 15:34:11 | Weblog
 長らく日本経済はデフレだと言われ続けてきました。簡単に言うとデフレ経済は物価安で賃金も上がらない状態のことを言いますが、アベノミクス時代の異次元緩和措置でもデフレ経済は収まらず、為替は徐々に円安傾向になっていきました。さらにコロナ後、サプライチェーンが寸断されて保護主義貿易が台頭し、世界的なインフレにより日本国内は輸入価格が軒並みに高騰して製造業でも市民生活においても物価高を招いているのが現状です。

本来、需要と供給の関係で物価は決まりますが、需要に関わらず原材料価格が高騰してきたのが今日の状況です。政府がデフレ脱却を明確に宣言しないのも、デフレ要因がまだ残っているからだと考えます。本来は為替が円高になっても株価が堅調に推移するのが本来の姿です。日銀がゼロ金利の解除を決定しても日本株が売られないのは日米ともに経済が順調だからです。大企業が大幅賃上げを実現できるのも今後の業績に自信が持てるからだと考えます。

我々中小企業も賃金を上げるとともに、新規人材を確保し業績をさらに伸ばしていかなければなりません。政府の掲げた産業構造改革は掛け声だけで終わっていますが、デジタル化の進化とともに次第に企業間格差が広がり、人材が成長企業へ流動化していくことで産業の構造も変わっていくことでしょう。少子化により企業間の人材確保競争は今後も激しくなりますので、選ばれる企業になるために企業としても成長しなければなりません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゼロ金利の終焉 | トップ | 週末の思い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿