人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

無から有を

2017-03-13 15:54:51 | Weblog
東日本大震災の被災模様が世界中に報道された時、「日本はもうダメか」と海外の多くの人は感じたようです。それほど大地震の津波や原発事故の影響で、東北地方はまるで終戦時の焼け野が原の跡のようにすべてのものが流されてしまいました。震災当時、連日、新聞に掲載される夥しい数の犠牲者の名簿は未だに記憶に残っています。

しかし、日本は終戦後も見事に復活して、その19年後には東京オリンピックを迎えるまでに日本経済は復興を遂げました。今、2011.3.11の大震災から6年経ち、東北地方も復興が順調に進んでいます。以前、英エコノミスト誌の元編集長、ビル・エモット氏が不況下に執筆された「日はまた昇る」という書籍がブームを呼んだ事があります。

日本人は途中で体質を変えることは中々苦手ですが、ゼロから出直して復活することは得意のようです。それは日本人の団結力が、諸外国にはないほど凄いからだと思います。企業も団結力のある会社が、危機の際でも「火事場の馬鹿力」を発揮し、成長を支える場合があります。「無から有を生む」日本人の特性を、世界的に評価されるよう努力しなければならないと思います。
コメント
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