米国中間選挙

注目されていた米国中間選挙の結果が判明しました。共和党が上下・下院とも過半数以上を占め、オバマ大統領の属する民主党は事実上敗北した模様です。日本人の感覚では、リーマンショック後から漸く米国経済も景気が回復し、株価も上がり、失業率も低下してきているので民主党が勝っても良さそうだと思うのですが、残念ながら米国内ではオバマ大統領の人気は不思議にも下降気味のようです。

ひとつ気になったことは、日本の国会議員の定数が米国より多いということです。日本の参議院に当たる米国の上院議員の定数は１００名で、日本は参議員の定数は２４２人です。一方、米国の下院議員の定数は４３５人で、日本の衆議院の定数は４７５人です。合計の議員数では日本が５７５人で、米国は５３５人です。日本の議員が米国より４０人多いということです。

人口も米国が日本の２倍で、名目ＧＤＰは日本の５００兆円に対して、米国は３倍強の１７００兆円です。人口も経済力も米国に劣るにもかかわらず、国会議員の定数だけが多いのはどう考えても不思議です。国会議員の定数削減は何年も前から言われてきたことですが、国会議員自身がこの問題に対して真剣に取り組んでいるようにはとても思えません。

少子高齢化で今後益々人口減が叫ばれている中で、国会議員の定数だけが減らされないのでは国民は納得しないと思います。日本の場合、衆参の国会議員を合わせて３００～４００人くらいの定数でも日本の政治は可能ではないでしょうか。財政赤字の上、政治家の金銭問題が絶えない今日、有権者である私たちはもっと声を上げるべきではないかと考えます。


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