映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

●REC/レック

2009-10-29 00:12:14 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ジャウマ・バラゲロ
キャスト マニュエラ・ヴェラスコ
2007年 スペイン
ジャンル:ホラー、サスペンス、パニック

【あらすじ】
2007年。スペイン、バルセロナ郊外。ローカルTV局の若い女性レポーター、アンヘラはカメラマンと共に消防隊の密着取材をしていた。深夜、老婆の叫び声を聞いたという通報を受けて現場アパートに急行すると、そこにはこの世の者とは思えぬ老婆の姿があった…。その後、突如、封鎖されるアパート。その中で拡がり出す“ある病原菌”。閉ざされた空間で、究極の恐怖に直面することとなった人々には、隠れ、逃れ、必死に生き残ろうとする以外、術がなかった。

【感想】
主観撮影によるホラー映画です。消防士の作業現場を取材中の女性レポーターと共に行動するカメラマンの視点で描かれています。手ブレが激しいので人によっては酔ってしまうかもしれません。

この手法自体は特に斬新なものではありません。本家は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(違っていたらすいません)少し前では「サンサー・イン・ザ・ダーク」最近では「クローバーフィールド」などがありますが、本作が一番上手に生かされていたと感じました。

閉鎖されたビルの中でゾンビ(のようなもの)が襲っているという話自体はいつもの内容ですが、主観撮影であることによってそれまでにはない全く別の臨場感がありました。特に敵が襲ってくるのとシンクロする形で映像が激しく動くのが特徴的。イメージ的には3D空間を移動するゲームの視点を連想すればいいでしょう。ゲームの「バイオ・ハザード」に近いと思う。

そしてラスト、暗闇の中で赤外線撮影によって子供のゾンビが映った場面は確かに怖かった。ホラー映画に弱い人なら十分に楽しめると思う。

77分という非常に短い映画であることからもわかるように全体的にストーリーが非常にあっさりしており、この部分に不満に感じる人は多いと思う。シナリオはないに等しいかもしれませんが、ホラー映画の新しい手法として評価してあげるべきだと思い高得点をあげます。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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