映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

バスケットケース2

2017-10-02 15:07:25 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 フランク・ヘネンロッター
キャスト ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック、アニー・ロス、キャサリーン・メイスル、ヘザー・ラトレー、テド・ソレル
1990年 アメリカ
ジャンル:ホラー、シリーズ

【あらすじ】
殺人を繰り返した末、ホテルから転落した兄ベリアルと弟ドウェイン。辛うじて生き延びると、2人は入院していた病院を脱走。フリークスたちに理解を示すルースと孫娘スーザンの屋敷に引き取られる。安住の地を得た兄弟だったが、指名手配となった2人には賞金が懸けられその行方をタブロイド紙の女性記者が追い始めていた。一方、ベリアルは屋敷で出会った自分と姿形の似たイブと愛を育み、ドウェインもスーザンと恋に落ちるが…。

【感想】
低評価は続編につきものの出来が悪いとかではなくて、嫌悪感が自分の限界を超えた。これはやりすぎ。以下は「酷い」=「出来が悪い」ということではないのを前提にしている。

前作も嫌悪感は酷かったがそれでもギリギリで許せる範囲でした。しかし本作は更にエスカレートしている。奇形人間の数が一気に増えて画面一面にアレが登場しているのと前作のヒットで予算が増えたのか映像がよりリアルになったせいで一段と気持ち悪さが増した。それでも前半はまだよかったのですが、後半のシナリオの酷さが嫌悪感をダメ押ししてくれました。

どうみても普通の人間にしか見えない女性がいて、こんな場所にいるのは明らかに場違いで何かあるなとは薄々感づいていたのですが、こちらの想像をはるかに超えておりました。ラストも衝撃的というよりは「もう勘弁してくれ」という感じだった。

一般的にシリーズ2作目は出来が悪くなるものが大半ですが、本作に関しては出来は悪くないと思う。ただ変な方向に進化したせいで完全についていけませんでした。1作目の映像をそのまま使うというのはもう少し工夫してほしいとは思うもののわかりやすかったのも事実でした。

以前、ゲテモノ映画「スプライス」に最低点つけましたけど、本作を先に鑑賞していたら耐性ができてこらえられたかもしれない。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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キングレコード

インデペンデンス・デイ: リサージェンス

2016-07-12 07:53:20 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

監督 ローランド・エメリッヒ
キャスト リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、マイカ・モンロー、ウィリアム・フィクトナー、シャルロット・ゲンズブール、ジャド・ハーシュ、ブレント・スピナー、チン・ハン
2016年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF

【あらすじ】
エイリアンの侵略を生き延びた人類は、共通の敵を前にひとつにまとまり、回収したエイリアンの技術を利用して防衛システムを構築。エイリアンの再来に備えていた。しかし、再び地球を目標に襲来したエイリアンの兵力は想像を絶するものへと進化しており、人類は為す術もなく、再度の絶滅の危機を迎える。

【感想】
いやあ。つまらなかった。あまりのつまらなさに金返せといいたくなったが、よく考えたらノバレーゼからもらったタダ券だった。タダ券返せ。

インデペンデンス・デイは数年前にも「インデペンデンス・デイ2014」というB級映画が製作されているのですが、本作はローランド・エメリッヒ監督ということで正当な続編にあたる。一度倒したエイリアンが再び襲ってくるという安易な設定。

マイケル・ベイもそうなのだが、ローランド・エメリッヒもアクションシーンに緩急が一切ない。本作は特に酷かった。そのため映像垂れ流しに感じられ、見ていて非常に疲れる。映像の垂れ流しでもこれまで見たことのないような次元の映像であれば、楽しめるのですが、本作に関して言えば映像も大したことありません。せっかくエイリアンの文明を使って地球が発展したという設定があるのだからそのあたりの近未来的な世界観もしっかりと描いて欲しかったものです。エイリアンが襲ってくるシーンに力を入れ過ぎでそれだけになってしまっている。

エイリアンでクイーンという設定は「エイリアン2」から取ったものかもしれませんが、正直あまりラスボス感がなかった。前述したように最初から最後までひたすら同じペースなのがいけないのだろう。本来エイリアン側に負ける要素はないので人類が成し遂げたというよりは敵がアホだから勝手に負けたという印象を持ちました。全体的にガバガバ。

ちなみに個人的には1作目で大統領が自ら戦闘機に乗り込んでエイリアンを倒しに行くシーンがやけにツボった(あれは間接的にアメリカ人を馬鹿にしてると思う)ので本作についても匹敵するようなアホ丸出しのシーンが欲しかったですね。案外普通でした。

ウィル・スミスは出演しなくて大正解でしたね。出てたら汚点を残したでしょう。主人公はどこかで見たと思ったらハンガーゲームの恋人役の人でしたか。仕事減らなければいいですね・・・。

同タイプの映画だったら、もはやローランド・エメリッヒはマイケル・ベイの足元にも及ばないと思う。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

インデペンデンス・デイ: リサージェンス


ローマ法王の休日

2014-01-23 22:58:57 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ナンニ・モレッティ
キャスト ミシェル・ピコリ、イェジー・スツール、レナート・スカルパ、マルゲリータ・ブイ、ナンニ・モレッティ
2011年 イタリア、フランス
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
ローマ法王が逝去し、新法王を選出するため各国の枢機卿たちがヴァチカンに召集された。聖ペドロ広場には民衆が集まり、新法王の誕生を心待ちにしているが、法王選挙に臨む枢機卿たちは心の内で「自分が法王に選ばれませんように…」と必死で祈っていた。そんな中、新法王に選出されたのはダークホースのメルヴィルだった。大観衆を前に就任演説をしなければならないメルヴィルは、重圧からその場を逃げ出してしまうのだが…。

【感想】
久々に酷い結末の映画を見た。それまでの時間を完全に無駄にさせられるラスト。ブラックユーモアとしてもピクリとも笑えない。駄作認定。

ネタバレあり

タイトルしてパロディ映画なのかと想像していたのですが、実際には「ローマの休日」の法王版。しかし主人公が爺さんな上、最後は法王としての責務を受け入れられずに投げ出してしまうという後味として脱力感しか残らない内容。これでは商業的にも成功するわけないと思うのだが、ヨーロッパはこういう映画を平気で作りますね。それらの中には稀に素晴らしい作品が生まれることもありますが、本作については失敗であると感じました。 

「ローマの休日」の対極に位置するものを作ってみたということか。まだあどけなさの残る少女が数日の貴重な出来事を通じて王女としての貫録を身につけた「ローマの休日」に対し、本作は何十年も生きてきた老人が法王になるのが嫌で逃走。そこでの出来事を通じて「やっぱり私には向いていない」と大勢の前で演説。主人公に対して不快感しか残りません。

何が楽しくてこんな映画作ったのか理解できませんでした。法王という職業に対する風刺のようなものはあまり感じなかったです。

2時間返してくれといいたくなる。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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Happinet(SB)(D)

セットアップ

2013-09-06 23:34:54 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 マイク・ガンサー
キャスト ブルース・ウィリス、ライアン・フィリップ、ランディ・クートゥア、ジェームズ・レマー、ショーン・トーブ、ウィル・ユン・リー、アンビル・チルダーズ
2011年 アメリカ
ジャンル:アクション

【あらすじ】
兄弟同然のワル仲間、サニー、ビンス、デイブの3人は一世一代の大仕事をやり遂げる。彼らは500万ドル相当のダイヤモンドが乗った車を襲い、ダイヤモンドを強奪したのだ。しかし、ビンスは突然デイブとサニーに銃弾を撃ち込み、ダイヤモンドを独り占めして逃走してしまう。奇跡的に命拾いしたサニーは、ビンスが裏切った理由を探り、復讐を果たすため、あらゆる手掛かりを追って彼を捜し出そうとする。

【感想】
主人公に違和感を感じていたらヒップホップ界のスターという畑違いの人物だと聞いて納得。しかもそれ以上にシナリオが嫌悪感を持ちましたので酷評させてもらう。

強盗をした際に仲間割れを起こし、銃で撃たれ重傷を負った主人公が相手に報復するのが一連の流れ。しかし報復相手の父親や恋人までも殺されてしまうので非常に嫌な気持ちにさせられました。しかも主人公にしても所詮は強盗なので感情移入しないくい中でのこのような展開なので不快感がアップ。倒すべき相手も体系が小柄なせいもあって迫力がありませんでした。一番の見せ場として作ったであろうアクションシーンも銃も打たずに鬼ごっこですから気分的に最後まで乗れませんでした。

このキャストの中では文句なしに知名度の高いブルース・ウィリスにしても何のために出てきたんだろうかというような中途半端な役でした。この人は主人公として地球の危機を救ったり、テロリストと戦うなどして大暴れする方が似合っている。まだ脇役に引き下がるような時期でもないと思います。主役として頑張って欲しいです。

映画を酷評すると少なからず不快に思う人はいるはずですけど、本作に関しては大半が同じ意見なのではないかと思います。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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デイ・オブ・ザ・デッド

2013-08-26 23:20:53 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 スティーヴ・マイナー
キャスト ミーナ・スヴァーリ、ヴィング・レイムス、ニック・キャノン、スターク・サンズ、イアン・マクニース、ジェフリー・レディック、マイケル・ウェルチ
2008年 アメリカ
ジャンル:ホラー、サスペンス、リメイク

【あらすじ】
検疫隔離演習の命令が下されたコロラド州レッドヴィル。この町出身の兵士サラが巡回中に実家へ立ち寄ると、母親が高熱で苦しんでいた。母を連れて町で唯一の病院へ向かうも、そこには母と同じ症状の病人たちで溢れかえっていた。医師の診断によると、正体不明の謎のウイルスが町中に広がっているという。やがて感染者たちは凶暴化し、人々を襲い始める。サラは生者を率いて病院から脱出し、州外へ逃げ延びようとするが…。

【感想】
こんなものはリメイクじゃない。ゾンビが出てくるくらいしか接点ない。しかも猛ダッシュしているし。これを放送していた映画チャンネルもオリジナルとリメイクを見比べるという企画は面白いと思います。しかしここまでリメイク具合の低い作品を持ってこられたら、企画そのものが意味をなさなくなってしまうでしょう。

ゾンビが猛ダッシュするのは時代の流れもあるから有りだとは思います。しかしジョージ・A・ロメロ監督作品のリメイクとしてこれをやるのは愚かであるとしか言いようがない。敬意が感じられません。

無理やり接点を探すとするなら女性の軍人が主人公である点、ゾンビに噛まれたが直ぐに手当した結果、半分ゾンビのようなキャラがいた点くらい。そもそもオリジナルはゾンビによって人類滅亡寸前まで追い込まれての話だったので状況からして異なる。リメイクではなくオリジナル作品として制作したが、後からプロデューサーに言われて無理やりリメイクであることにしたのではないかと疑うほどのレベルでした。

ちなみにリメイクを名のならなった場合は6点。内容自体はそんなに悪くないです。それでもオリジナルに対して失礼なリメイクは低評価が妥当でしょう。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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モンスターズ/地球外生命体

2013-01-07 22:29:01 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ギャレス・エドワーズ
キャスト スクート・マクネイリー
2010年 イギリス
ジャンル:サスペンス、ホラー

【あらすじ】
地球外生命体の増殖により隔離されたメキシコ。そこでスクープを狙うカメラマンのコールダーは、社長令嬢のサマンサをアメリカとの国境まで送り届けることに。

【感想】
制作費130万円!! 

後から知ったこの事実に衝撃を受ける。最初に聞かされてたら絶対に観てませんよ。そんな作品のBDを定価5000円で販売するのもどうかしている。

作る側よりも公開する方に問題があるでしょう。まあ130万円の割には頑張った映像という程度でSFやホラー映画としての体を成してない。少ない予算で製作する努力は必要ですけど、そういう次元の話じゃないです。最初からインディーズ作品とするべきでした。

何がやりたいのか?何のために製作したのか?意図が全く見えませんでした。映画である以上、怖がらせたいとか、派手な映像を見せたいとか、主張したいこととか何らかのメッセージがあるはずなんですが残念ながら本作からは見えてこない。

宇宙からやってきたエイリアンと人類が生き残りをかけた激しい戦闘をするのではなく、戦闘現場からは少し離れた場所から、男女二人が旅するドキュメンタリータッチのロードムービー形式となっています。ラストシーンにおける2匹のエイリアンが出てくる場面が説明不足のために何が起こったのか意味不明だったため結論そのものが出せません。論評のしようがないです。

映像に関しては頑張っていたのは認めます。その一方でこの手の作品に音楽がないと味気なくなってしまうのを実感しました。

内容に対する不快感こそありませんが、作った意図や目的がよくわからない作品でした。編集作業を自宅でやることで低予算を可能にした努力は認めます。ただこの手法が流行ることはないでしょう。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

モンスターズ / 地球外生命体 [Blu-ray]
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東宝

約束のハドソン川

2013-01-04 22:24:01 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ピーター・キャラハン
キャスト ジョゼフ・ファインズ、ジャスティン・カーク、エリザベス・リーサー、ミシェル・トラクテンバーグ、メアリー・タイラー・ムーア
2009年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
ポール・トンプソンは、ある日トロイからニューヨークまでの150マイル(約240キロ)にわたるハドソン川全域を泳ごうと決意。そんな彼に同行しようと、彼の幼い頃からの親友ジェフと教師のリズが集まってくる。ある理由から、どうしても8月28日までにニューヨークに到着したいポールはタイトなスケジュールを強行。雨が降っても泳ぎ続ける彼をふたりは心配するが、この旅はふたりが思っていた以上の意味を持っていた…。

【感想】
この点数出すのは実に1年3ヶ月ぶり。ここまでストーリーの全てが気に入らない映画に出くわすのも珍しいですね。

主人公の男が3週間かけて川くだりをすると宣言し、親友と女性の二人が同行する。

流れ的に理由を明確にせずいきなり川下りをすると言い出すので面を食らいます。その理由は道中で明かされるのですが、この肝心な理由も明確になってない段階で二人がついていく決心をしたのはおかしいです。特にヒロインの方。そもそも旧知も男2人の友情だけで十分でこの女性は特にいなくてもよかったと思う。むしろ彼女がいたことで話が変な方向に向かってしまった。主人公が奥さんの命日に自殺しようと決意しているほどの状況で女と恋人関係になるという行動はありえないでしょう。

更に酷いのがラスト。二人がなぜ主人公を止めなったのか理解不能。いや、そこは止めるべきでしょう。人が死のうとしてるんですよ。全体的に川を下る映像ばかりで主人公に関する人物描写が不足しているもので主人公の決意が伝わってきませんでした。そのため海に向かって泳いでいく姿が滑稽に映りました。

波の映像は美しいが中身があまりに薄っぺら過ぎる。派手なアクション映画と違って自殺をテーマにしている以上は映像だけ綺麗ならそれで全て許されるというわけにはいきません。

映像化されていない理由はなんとなく想像できます。久しぶりに時間を返せと思いました。厳しい評価。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

約束のハドソン川 :BD、DVD未発売

勝利への脱出

2011-09-10 23:45:04 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ジョン・ヒューストン
キャスト シルベスター・スタローン、マイケル・ケイン、ペレ、マックス・フォン・シドー、ダニエル・マッセイ、ティム・ピゴット=スミス、アントン・ディフリング、アミドウ
1980年 アメリカ
ジャンル:脱走、スポーツ

【あらすじ】
舞台は1943年、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下のパリ。サッカーの名選手だった連合軍捕虜収容所所長が、捕虜チームとドイツチームで試合をさせようと画策。しかし捕虜たちはそれを利用して脱走すべく計画を練るのだが…。

【感想】
収容所からの脱走映画がなぜか途中から熱血サッカー映画になっているとかあり得ない展開。馬鹿にされている気分になりました。

囚人達がサッカーの親善試合でハーフタイム中に控え室から脱獄をする計画だったのですが、試合が盛り上がっているという理由で脱獄が中止になってしまいます。「安西先生、バスケがしたいです」みたいな説得が繰り広げられる。ドイツ軍から捕らわれていた囚人が脱獄よりもサッカーの試合を選ぶという「人生の選択」に納得できる人はいないでしょう。はっきり言ってこいつら馬鹿です。

更に最後でチープな横っ飛びでPK止めて歓喜するスタローンの演技も酷いです。子供が感情にまかせてはしゃぐ姿に思えてしまいます。そもそもキーパーが主人公とかサッカーを描いたドラマとしてあり得ないだろうと思うのだが・・・・。

ダメ押しがペレに似ている黒人がいるとか思ったら本当にペレとか・・・。こんな映画のためにそこまでやる企画力には脱帽いたしました。しかしスタローンとペレが共演して喜ぶ人いるのか・・・。誰特?サッカーファンはこれに満足なのだろうか聞いてみたいです。

最初からサッカーものを貫いているならここまで非難することはありませんが、商業作品でここまで完成度の低いシナリオも珍しいと思います。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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ワーナー・ホーム・ビデオ

グラマー・エンジェル危機一発

2011-04-18 22:44:44 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

監督 アンディ・シダリス
キャスト ロン・モス、ドナ・スピア、ウルフ・ラーソン、マイケル・アンドリュース
1886年 アメリカ
ジャンル:アクション

【あらすじ】
プレイメイトのドナ・スピアー、ホープ・マリー・カールトンは、ラウディ(ロン・モス)、ジェイド(ハロルド・ダイヤモンド)と共に、観光地ハワイの裏で暗躍する麻薬組織、ダイヤ密輸組織を撲滅すべく立ち上がる。

【感想】
震災直後の自粛ムード漂う中、真っ昼間にこれを流してしまうのは不謹慎を通り越してテレビ東京スタッフの映画に対する愛を感じる所です。そのそも世の中が自粛していなければ流せるとかいう代物ではなく、これを放送していいならどんなエロバラエティでもやれるでしょう。

まあ一言で色物です。本当に救いようがありません。伝説の馬鹿映画と呼ばれているだけのことはある。ストーリー全く関係ない所でグラマー・エンジェルが脱ぎまくるのが見所。(というかそれ以外、何も印象に残っていない・・・)

冒頭からいきなりトップレスの女が登場。これは最短記録ではなかろうか(そんな記録があるのか知りませんけど・・・)麻薬取引で殺人事件が起こったり、巨大な蛇が逃げ出したり立て続けにイベントが発生するのでかなり忙しいです。しかし忙しいのはこの10分だけで後は突如急ブレーキを踏んだようにグダグダな展開になってしまいます。蛇に至っては最後の最後にやっと出てくるので途中その存在を全く忘れてしまいました。しかも、ようやく最後に出てきたのに便器から顔を出すという前代未聞の登場シーンではお気の毒としか言いようがないでしょう。

思わす録画してしまったのは秘密。本音としては最高に面白かった。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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ワーナー・ホーム・ビデオ

ダレン・シャン

2011-02-02 10:42:38 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ポール・ワイツ
キャスト ジョシュ・ハッチャーソン、ジョン・C・ライリー、渡辺謙、サルマ・ハエック、ウィレム・デフォー、レイ・スティーヴンソン、パトリック・フュジット、コリーン・キャンプ、オーランド・ジョーンズ、フランキー・フェイソン
2009年 アメリカ
ジャンル:サスペンス、ファンタジー、SF

【あらすじ】
主人公のダレン・シャンは、平凡な家庭に生まれ育った少年。成績優秀で女の子にもモテモテ。何不自由なく青春を謳歌していた彼だが、巨大な毒蜘蛛に噛まれた親友を救うためにバンパイアと取引きしたことから、想像もしなかった人生を歩み出すことになるー。半バンパイアとなり、家族の元から去らねばならなくなったダレンが身を寄せたのは、風変わりな人々が集うサーカスの一座。アシスタントとして雑用をこなしながら、バンパイア修行に励むダレンの毎日は、ゾクゾクするほど刺激的だ。やがて勃発するバンパイア対バンパニーズの因縁の抗争。その渦中に否応なく巻き込まれたダレンは、かつての親友スティーブと宿命の対決を繰り広げることに・・・

【感想】
人気が出たら続編というやり方は卑怯。やるんなら最初から「続く」と入れるべき。おかげで煮え切らない消化不良の結末になってしまっている。

内容はヴァンパイア同士の抗争です。主人公側は人間に協力的、一方の敵側は人間に危害を加えることをポリシーとしており考え方の異なる両者が対決姿勢を深めていく。

こちらが同系統の映画を数多く鑑賞してしまっているせいもあるが世界観が弱いです。少なくとも過去に腐るほど製作されているタイプであるのは間違いないでしょう。キャラクターで奇抜な衣装や髪型がやや目立つ程度。それぞれが特殊能力を持っているのだが、個性の面で「X-Men」には遠く及ばないし、映像に関しても統一感のあった「アンダーワールド」の方が世界観はよく出ていた。本作はファンタジー色が強くなったり、普通に戻ったりと統一されていない。

人間時代に仲の良かった二人が対立することについても描写があっさりしているので深みがないです。葛藤とか決意をしっかりと表現してもらわないと当然、伝わるものが弱いです。

世界観、映像、シナリオ、斬新さなど今でなくても10年前でも苦しかったのではなかろうか?予想した通り酷評のようですから、続編は無いでしょう。1作で終わりだったら全てが中途半端な作品と評価するしなないです。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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クローサー

2010-12-02 17:29:23 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 マイク・ニコルズ
キャスト ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェン、マイケル・ヘイリー
2004年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、ロマンス

【あらすじ】
小説家志望の記者ダンとニューヨークでストリッパーをしていたアリスが同棲を始める。ダンは、著書用の写真を撮ってくれたフォトグラファーのアンナが気になり始め、彼女の名を語ってネットのチャットで医師のラリーを挑発。待ち合わせ場所に来たラリーのまえに、偶然にも本物のアンナが現れ、ふたりは結ばれる。その後、4人の関係はさらにもつれていくのだった。

【感想】
久しぶりの胸くそ悪い映画。「馬鹿じゃないのか」と本気で思いました。出演者は自己に酔っているのではないか?でなければこんな作品に出演しないでしょう。

男女4人の恋愛物語だが早い話、乱交です。出演者の会話や行動全てにおいて意味不明。はっきり言って気分が悪い。ホラー映画よりも恐ろしくなった。

人(異性)に対する心理状況が些細なことでコロコロ変わりすぎ。現実的にあり得ないレベル。離婚大国アメリカとはいえ現実離れしている。豪華キャストを起用してコロコロ情勢が変わる恋愛模様を描くことの狙いが何であるのかはわからないこともないが、思い切り馬鹿にしたくなる。

普通に考えて「別れる前にやらせろ」って会話は爆笑ものだと思うのだが、これをお洒落に感じるんですかね。女性が書いている映画レビューを軽蔑しながら読んでいました。

穴友達同志は仲は悪くないというのは事実だと思う。この部分の描写だけは共感しました。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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ピンクパンサー2

2010-07-11 12:59:03 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ハラルド・ズワルト
キャスト スティーヴ・マーティン、ジャン・レノ、エミリー・モーティマー、アンディ・ガルシア、アルフレッド・モリーナ、松崎悠希、ジョン・クリーズ、リリー・トムリン、ジェレミー・アイアンズ、ジョニー・アリディ
2009年 アメリカ
ジャンル:コメディ、シリーズ

【あらすじ】
世界各国で貴重な文化遺産が盗まれる事件が相次ぎ、現場には共通して“トルネード参上”と記されたカードが残されていた。トルネードはかつての怪盗だが、姿を消して10年経つのになぜ? そこで、トルネード逮捕のために各国精鋭の捜査官によるドリームチームが結成されたのだ。フランスからは、国の宝であるダイヤモンド「ピンクパンサー」を守るため、あのクルーゾー警部が参加。しかし天然のお騒がせ男クルーゾーは、捜査を大混乱させてしまうことに……!

【感想】
笑えないのはコメディ映画として致命的でしょう。それにしてもつまらなかったという印象。それでいてオチもバレバレ。最後まで下手なドリフを眺めているような感覚だった。

役者に関してですが、最近のジャン・レノが放つ痛々しいオーラも最近ではすっかりと定着してきているような気がします。スティーヴ・マーティンについてはいつものパフォーマンスと言ったところか。コメディのイメージの薄いどちらかというとマフィア的なアンディ・ガルシアだけが得をしていたのではないかと思う。「ラスト サムライ」に出てた日本人役者は本作では影が薄かった。

ピンクパンサーと呼ばれる宝石が盗まれて、結成された捜査チームが途中、馬鹿ばっかりやって周りに大迷惑だと思わせておきながらも、最後はなぜか見事に事件を解決してしまうというパターン。シナリオは定番中の定番でしょう。そこに安心感があればいいのですが、私にはどうも最後までついていけないまま終わってしまった。

第一作目を観て気に入ったらどうぞという扱いになるかと。気に入らなかったのは私の選択のミスだったようです。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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7つの贈り物

2010-03-30 00:00:00 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
キャスト ウィル・スミス、ロザリオ・ドーソン、ウディ・ハレルソン、マイケル・イーリー、バリー・ペッパー、エルピディア・キャリッロ、ビル・スミトロビッチ
2008年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
ベン・トーマスは過去のある事件によって心に深い傷を抱えて生きている。彼はその過去と折り合いをつけるため【ある計画】を進めていた。見知らぬ7人の候補者を選び、彼らについて調べ、そしてある条件に一致すれば、人生を永遠に変える“贈り物”を渡す。ベンの計画を実行にうつすためには、この7人でなければならない特別な理由があった…。

【感想】
この映画を短い言葉で面白いとか言ってしまうと倫理観や人間性を疑われる恐れあり。この部分をはっきりと区別するために低得点にしておく。

以下、ネタバレあり。

別に出来は悪くないと思います。むしろ私が普段あまり評価していないウィル・スミスの演技は力強かった。ただ罪を背負った人間が人助けのために自殺するという行為に素直に感動できるかという話でしょう。私には無理です。この段階でどんなに演出が素晴らしかろうが論外。まあ押し付けていないだけましか。感性の廃れた年寄りは意外と高く評価してそうな気がする。

ラストで過去の傷となった交通事故を明かしたことで自殺の目的がそれまでの流れである彼女の未来のためというよりは自分の過去に対する償いであるかのようにシフトしてしまったのではなかろうか。このせいで後味としてはマイナス面の方が強いです。彼に感謝しているシーンで話は終わりますが実にうそ臭い。

冒頭におけるウィル・スミスの電話のシーンに加え、臓器移植をしないと死んでしまうヒロインがいる段階で、主人公がその彼女に対して行うであろう行為(結末)がバレバレでした。本作に関してはオチを最初に持ってきたのはシナリオの面白さを削ぐ結果となったと思う。

また前述の通り、主人公の過去の傷というのが一番最後に明かされます。その一方で自殺する場面から始まる。時系列をいじる作品が最近本当に多いです。最初と最後に衝撃的なシーンを持ってくるのは観終った後の印象には残りやすいが、こうも多いと少しうんざりさせられる。本来は奇策でしょう。特に本作の場合はこの演出によってオチがバレバレ、かつラストがネガティブな印象になってしまい完全に逆効果だったと思う。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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フェイク シティ ある男のルール

2010-03-16 00:00:00 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 デヴィッド・エアー
キャスト キアヌ・リーヴス、フォレスト・ウィッテカー、クリス・エヴァンス、ヒュー・ローリー、セドリック・ジ・エンターテイナー、ジェイ・モーア、テリー・クルーズ、ナオミ・ハリス
2008年 アメリカ
ジャンル:アクション、サスペンス

【あらすじ】
ロス市警のラドロー刑事は正義のためなら手段を選ばず、誰もが嫌がる闇の仕事に手を染めてきた。そんな時、彼はかつてのパートナーを目の前で殺され、犯人を取り逃してしまう。
ところがそれは単なる殺人ではなく、事件の裏には想像を超える“何か”が隠されていた。

【感想】
映画が始まってキアヌ・リーヴスの第一声が「コンニチハ」だったのにいきなり強烈なパンチを貰った気分になりましたが、それもラストのフォレスト・ウィッテカーの大袈裟極まりないオーバーアクトの前に吹き飛んでしまった。オスカー返上しろと言いたくなった。

普通に考えてアウトローの刑事役だったらキアヌ・リーヴスではなくラッセル・クロウの方が適役でしょう。キアヌ・リーヴスのキャリアの中でこんな役は一度もないはず。イメージができないです。この脚本なら他から断られたとしてもおもしくないでしょう。

最後までフォレスト・ウィッテカーの立ち位置があまりに微妙であったため、極めて不自然な雰囲気が漂っていました。これだけの大物俳優に身分不相応な扱いが続けばこの人が黒幕であることがもうバレバレですよ。演出下手すぎる。「ユージュアル・サスペクツ」におけるケビン・スペイシーのようにまだ無名の役者ならこれでもいいのでしょうけど、鑑賞側も何度も同じような話を見せられて馬鹿ではないのだから、簡単に見抜いてしまうことでしょう。

しかし、警察の上層部という立場でありながら、下手したら死刑になるようなことを企てておいてその目的を壁の中に隠された「金のため」の一言で片付けてしまうのは納得できるはずがない。ラストで真相を超まじめな顔を語る姿には大笑いしてしまいました。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

フェイク シティ ある男のルール (特別編) [DVD]

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ワン・ミス・コール

2010-01-18 00:00:00 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 エリック・ヴァレット
キャスト シャニン・ソサモン、エドワード・バーンズ、アナ・クラウディア・タランコン、レイ・ワイズ、アズーラ・スカイ、ジェイソン・ベギー、デーブ・スペクター
2008年 アメリカ、日本、ドイツ
ジャンル:ホラー、サスペンス、ミステリー

【あらすじ】
心理学専攻の女子大生ベス・レイモンドは、数日のあいだに二人の友人の怪死を目撃する。
一方、妹の変死をきっかけにその謎を探るジャック・アンドリュース刑事は、やがてベスと出会う。死んだ彼らに共通した事実、それは、死の数日前に携帯電話に着信を受け、留守電に残された自らの断末魔を聞いていたことだ。そして同じ叫び声をあげて死んでいった。やっと手がかりをつかんだ彼らだが、まもなくベス自身が“死の予告=呪いの着信”を受けてしまう……。

【感想】
面白くもない映画をリメイクしてどうするんだよと言いたくなる。ハリウッドもそこまでネタに苦労しているのであろうか?

特にホラー映画にデーブ・スペクターを出すセンスは正気とは思えないのだが・・・。この人はギャグにしかならないでしょう。「なぜ出したんだ」と問い正したくなる。

日本の映画のリメイクという特殊な事情があるのはわかる。だからと言って黒人女性が日本庭園の池で引っ張られて死ぬのは荒唐無稽な光景にしか見えない。あの池はアメリカの住宅にて一般的なのか聞くまでもないでしょう。とは言ってもこの映画で一番怖いと言えるのはこの冒頭のシーンだったともいえる。いわゆる出オチ。本当に情けないです。

後半に進むにつれ怖さが薄れていくので集中力を保つことができなかった。基本的には着信があった相手がその時間に殺されると言う「死の宣告」的な発想に基づいています。これだけで最後まで観させるのは無理で最初の二人が死んだ段階でワンパターンに陥ってしまった。

日本のホラー映画をハリウッドでリメイクするのが流行した時期と比べると時間が経過しています、まともな作品は全て押さえられてしまった後で誰も欲しがらなかった残り物を引いてしまったという印象です。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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