La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

トンプソンごっこ

2024年04月12日 | 設備/外構/庭

チチェン・イツァにもセノーテがある。ツアーでよく「チチェン・イツァとセノーテ」みたいにペアになってるセノーテ・イキルじゃなくて、チチェンの中にある。水が緑色に濁ってて泳げないのでセノーテ観光として魅力がないからか、あまり注目されないが、マヤ文明→生け贄のイメージをつけた遺物が発見された考古学的?に重要なセノーテである。

その遺物を最初に発掘した(底から見つけ出した)のがエドワード・トンプソンという人なんだが、彼の話はとても面白い。最初は櫓から張り出した棒に籠をくくりつけたり、次にボートを浮かべたりクレーンみたいなのを作って吊った籠で浚ったり。そして極め付けがこれ。

 潜った。

空気を送るホースを繋いだ潜水帽を被って。水中ではほとんど見えず、見えても遺物を持ち上げると泥が巻き上がって5分くらい何も見えないとか。とにかく苦労して、装飾品や人骨などを発見した。でも、この写真、手伝わされているマヤ人達が何を考えていたのかにも興味がある。

で、この村に引っ越してきてすぐにうちの敷地内で見つけたミニ・セノーテを、ちょっと掃除してみたんだが、気分はトンプソンだった。まずは地表近くの枯葉と土をどけたんだが、その後がえらい大変。ぐちゃぐちゃに朽ちた枝や葉と、長年かけて割れ落ちた石と、泥。途中、水も一旦抜きながらきれいにしてったんだが、思った通り、結構深い。浚っても浚っても底に達しない。

 2つの穴は地下で繋がってた。

 ここまでで数時間。

だんだん水の濁りが減ってきたが、ただのカメ穴と違って1回では終わらなかった。また別の日に続ける。

 骨と歯。

チチェンと違っておそらく牛の。

 心臓石と名付けた。

木の根が化石になって血管みたいで気持ち悪い。ちなみに、今でも生け贄を捧げて儀式を…という説に反対する学者はいる。縁から覗いてて落ちた/落としたんだろと言うマヤ人もいるw。

 

 小道作り。

隣のゴミ一家との間のブロック塀造りで出た岩の位置を変えて、ブロック塀沿いに遊歩道を作る(一番奥から並べ始めたの、見えるでしょうか)。資金全体が岩ゴロゴロで木もいっぱい植わってるので、歩き回りやすいように。あと、掘り出した岩も、道側まで運ぶには重いし大量だし、処理にも困るので。

 

 ヒルベルトの機械。

劇重。正確にはヒルベルトが手伝ってる農園のものらしいが、なぜかずっと置きっ放しで、置いた当時は彼らの敷地内だったが、今は我が家の中。置いてあるのは構わないんだが、立て掛けてあるのが苦いオレンジの木で、機械の重さで枝が傷んでいる。どうにかしたいと思ってたところ、ヒルベルトと親方(友達同士)で動かすことにしたらしい。

5人がかり。

1トンくらいだと思う。これの他にもやっぱりすごく重そうなパーツが3つ、ヒルベルトんちの庭に転がっている。何に使うのか、説明を聞いてもよくわからない。引っ越して余裕ができたら、持ってる「山」とか農地をを見学させてもらいたいと思っている。



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4 コメント

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Unknown (hebao)
2024-04-15 08:42:37
心臓岩…この写真の角度から見ると、カピバラの頭部みたい
Unknown (ぬし)
2024-04-15 21:16:33
知らんがなw
クオッカみたいなやつだっけ?
Unknown (hebao)
2024-04-16 11:48:48
そうね
クオッカのでっかい版
日曜日にお邪魔してきたよ
こぶ帰る前に😉
Unknown (ぬし)
2024-04-16 20:28:40
もうやつのことは知らんw

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