La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

体も頭も座って洗う

2024年04月13日 | 新築

【4/4-10の作業】内壁仕上げ(続き)、屋根2層目(続き)

 

なんかここんとこ、3日に1日くらいしか来ていない気がするが、来るときは大勢で、最初からのメンバー以外の人も来る。よく分からないが、こないだ親方に早く借家から出たいと言っといたのでよしとする。もう工程がほぼ分かるので、いざとなりそうになったらプレッシャーをかける。それまでは好きにしなさい。

 こないだから書いているマシヤの袋。

 混ぜる子たち。

石灰と白セメントを足して内壁用のモルタルにしてるんだが、分量はメキシコ仕事(結構、いい加減)。まぁ、仕上がった壁をパッと見て分からなければよろしい。

 混ぜ残り。よく見ちゃいけません。

 

 中堅は黙々と。

  別の現場から来た作業員たち。

  洗面エリア。

 浴室。

右側の穴の上、ばってんで印をつけてあるところが、ここの普通の「頭から浴びる」シャワーの出る位置。ユカタンでは下にも足を洗う用などと言われている蛇口がある(ばってんの下方、掘ってある部分の上端)。暑いので足だけ洗うってことは我々は滅多にないんだが、ユカタン人はそうするんですかね? 我々は、メリダの借家では掃除用のバケツに水を汲んだりするのに使っていた。

今回は日本の風呂場みたいにするので、座って頭や体を洗う。シャワーは、立って浴びるためにシャワーヘッドをかける金具をしかるべき位置につける。ちなみに混合水栓は、日本のアマゾンで買って海外発送した。親方には前に写真などを見せて説明してあったが、やっぱり忘れていた。

それ、実はちょっと興味深いと思う。普通、自分が知らないことを聞いたら記憶に残って、その工程になったとき詳細を忘れてても「どうだったかな?確かめよう」となると思うんだが、こっちの人たちはすっかり忘れている。Lさんもそうだった。なんというか、ユカタンって僻地だし独立してたし、中央というかメキシコの他の地域との関わりが薄いまま独自路線を歩んできたところなので、よく言えば自己完結可能(経済的にも食料くらいなら自立可能)、悪く言えば井の中の蛙、知ってる世界以外はないに等しいんじゃなかろうか。

 ハンモックを吊るす金具。

左側の壁についているのがそうで、普通というかよくある基本的なのはS字型なんだが、相棒の希望でT字型にした。正面の壁の上の穴はエアコン用。この村では、なんとエアコンがついている店が唯一のコンビニ1軒しかない。こないだあまりの酷暑にどこかへ避難しようかと考えて気づいた。もしかして金持ちの家にはついてるかもしれないが、道から見える程度の家にはついてない。うちでも忘れられてたっぽいが、間に合った。が、どのみち別の現場でも造ったものを壊すのはよく見ている。作業の順番を間違えて多少手間が増えても、どうってことないのであろう。

 土間の明かりとり。

ブロックをずらして積んだだけなので、上と下に開いている穴をモルタルで埋める。でないと、イグアナとかが住み着く。イグアナなら構わないが、ネズミとか害虫は困るので。

  車庫。

こちらは内装用の白っぽくしたマシヤでなく、外壁と同じ、そのままのマシヤ。

 屋根の2層目。

2階の屋根のしずく処理ゴテロが終わってからと言ってたが、なぜか先にやってた。こちらも、人員を動かす関係だと思うので、「上からモルタルが落ちて後からはがす手間が…」とか、もう言わない。好きにしなさいw。



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