職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

はなむけ号(折りたたみ自転車)で、新井田川の土手を下り、河口(八戸港)をめざす旅に出る

2008-06-21 12:25:18 | Weblog

      


◆はなむけ号(折りたたみ自転車)で、新井田川の土手を下り、河口(八戸港)をめざす旅に出る。
 出発点は、市民病院が間近に見える、土手(新井田側)。

 旅に出る心境を列挙する。

(1)「昔、男ありけり。その男、身をえうなきものに思ひなして……」という伊勢物語の心境。
(2)「すべてのものはわれにむかいて/死ねという/わが水無月のなどかくはうつくしき」という「水中花」(伊東静雄)の心境。
(3)少し前「異人(幽霊)に近づくと、それだけ自分の体は衰弱し、死に近づく」という話をしたが、なお一歩を進め、死者たち(江藤淳氏等)との行きあいを希う心境。

 ま、あえて文字にすると、こんなところか?

    


◆新井田大橋が見えてきた。
 毎夕、はなむけ号で、四本松からR45を下り、右から左へと、この橋を走り抜ける。
 今、わたしは、その日常の軌跡を、垂直に突き抜けようとしている。

    


◆新井田大橋のたもとに到着。
 伊勢物語では、「その沢のほとりの木のかげに下りゐて、かれいひ食ひけり」。
 そこに咲く花、か・き・つ・ば・た……という5文字を句の上に据え、旅の心をよむのだ。
 「から衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」とよめりければ、みな人、かれいひのうへに涙おとして、ほとびにけり。

 先日、総合文化部員と金見さんの力作、みなみ中玄関ロビーの「巨大なひまわり」について触れたとき、「この巨大なひまわりが、夏の最後の光輝を浴びつつ、ひと夏の終末を告げる時までの3ヶ月間が、わたしの最後の季節だ(^O^)」と書いた。
 最後の季節を、わたしは3つに分けている。
(1)6/1~6/20 「わが水無月のなどかくはうつくしき」期間
(2)6/21~7/21 死者・江藤淳氏等弔い期間
(3)7/22~8/31 (江藤淳氏以降)

 最後の(3)については、①招魂社 ②千早神社 ③戦艦大和 ④高村光太郎山荘……等々、具体的なイメージはあるが、ことばとしては、うまく命名できていない。

    


◆はなむけ号は、時空を越え、死者にむかい、どんどん突き進み、右前方には、セメント工場が見えてきた。
 暑いので、外皮を1枚、脱ぐ。

    


◆はなむけ号のメカ

    


◆前方に柳橋が見える。
 毎朝、わたしは、この橋を、左から右へ渡り抜け、みなみ中に向かう。
 ふつうは、午前6時半頃、今は、1人サマータイムをやっているから、午前5時半頃。
 左から右へ渡り抜けていくわたしが、わたしなのか?
 川のほとりに立ち、渡り抜けていくわたしをみているわたしが、わたしなのか?
 周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるかの心境。(蝶になった夢を、わたしが見ていたのか? わたしになった夢を、蝶が見ているのか?)

 胸がしめつけられて、せつない気持ちに陥る。

 ※旅は、まだまだつづくが、きょうは、これでいったん中断。

◆午後6時から、やま文で、地区5校合同連絡協議会。

 普段は、みなみ地区の、みなみ小・みなみ中の2校の枠組みで、小・中連携や学社連携事業を展開しているが、この2校に、白銀中、白銀小、白鴎小の3校が、いっしょになり、5校という枠組みで教育を考えようというものだ。
 みなみ小・みなみ中は、人口12000人の教育コミュニティだ。
 これに3校が加わり5校となると、人口30000人を超える教育コミュニティになる。
 30000人を超える規模で、なにかをまとまってやろうというのは、実際のところは、なかなかむずかしいが、このほうが都合がいいという場合も、ないわけではない。

    

    


 〈協議会の次第〉

1.担当校PTA会長あいさつ(白銀小)
2.各校自己紹介
3.協議
(1)各校生徒指導の情報交換
(2)三嶋神社例祭にかかわること
(3)その他

 ひきつづき行われた〈懇親会の次第〉
1.当番校校長あいさつ(白銀小)
2.乾杯(次年度担当校PTA会長)
3、懇親会及び情報交換

 みなみ中からは、PTAから、佐藤会長、佐々木副会長、漆沢生活指導委員長、楢舘委員、教職員から、わたし、嘉瀬教頭の6人。
 松代生徒指導主任も出席する予定だったが、同時刻、開催される3学年PTA懇談会(みなみ公民館)のほうに出席。



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