◆江藤淳が自刃したのが1999/7/21。 当日、日暮れ時、(福田和也からの引用になるが)江藤宅のある鎌倉近辺は、集中豪雨のような夕立。 鎌倉の山野を叩きに叩き、樹木、草花、屋根、そして地面を膨れあがらせた雨水が、深部へと浸透し、深夜、暗渠へと流れ込んだ。 いつの頃からか、わたしは、自刃の1ヵ月前から自刃当日まで(6/21~7/21)を江藤淳の弔い期間としてきた。 弔い期間中、わたしは、自刃のときに江藤が聴いていたはずの、豪雨の轟きを聴きつづける。 ◆ただ、今年は、こちらの精神状態が大ピンチだった。 5月の古書店DAKA解体作業に伴う、自身の精神構造の瓦解……、6月の消化器系&呼吸器系の不定愁訴による、自身の時間軸上のアイデンティティの瓦解……と大迷走がつづいた。 こんな状態ではとても師を弔うことはできない……と、わたしにしては、めずらしく弱気に^^;。 ◆しかし、不思議なことが起こるものだ。 6/20、わたしたちの地域に天をひっくりかえす大雨が降った。 夜、そのなごりの流水の音を聴きながら、迷走&混乱の精神状態のまま就寝。 と、未明に、ハッと目が覚め、一筋の(おそらくは人生最後の)「道」が見えたのだ。(スンマヘン、「道」の中味は企業ヒ・ミ・ツ(^_-) 迷走から脱出だ。 これまで、苦しまぎれに、次から次に、いくつも、いつくも打ち出した(そして、あっけなく消滅した)方策は、すべて、まちがいなく、この「道」につながるはずだ。…… 念のために、枕元の小さな灯りをつけ、日付を確認したら、6/21だった。
◆関連記事 ・「たった3枚」期間のど真ん中 ・研修テーマ=教育における自分の感性、情念の源となる肉感的な存在を見きわめる ・自分の魂が西御門谷戸の路地に・終業式式辞 ・江藤淳氏の命日(7/21)までの期間、氏を弔いつつ ・けど、センセ、治者の文学はどないしはったんですか ・江藤淳の命日。早朝、『西御門雑記』を読む。 ★画像=初夏のこころはろばろ/スラバヤ沖/バタヴィアの沖/神社の森の、森林浴というより、草陰浴、ないしは、草木染め。RICOH・CX3 にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
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