職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

8/15桜山招魂社。わたしが3本の鈴緒を抱えて鳴らした鈴の音が訪れる人のない深閑とした境内に響き渡る

2010-08-17 16:00:14 | Weblog

10.08.15 3本の鈴緒を抱えて鳴らした鈴の音が深閑とした境内に響き渡る



◆8/15のわたし旅。
 はっきりとした目的・意図、あるいは目標があったわけではない。
 65年前の敗戦にかかわる、ことばにできない、心のうちの衝動。
 それは、他者に対する自分の、なんらかの義務感、あるいはまた、それを果たせていないことから生じる焦りと言いかえてもいいかもしれない。
 この衝動、焦りに即して、とにかく出発してみなければいけない……という心境だった。

 まず、岳父の墓参。
 実際の戦争を、わたしに語ってくれた、わたしの人生において最後に登場した人物だ。
 線香と濁り酒を持参する。

 実父のほうの墓参は(岳父の墓との距離が1000キロ以上隔たっているため、今回はやむなく)弟が前日にメールに添付してきた父の墓の画像を拝むことにする^^;。

★墓参のあと、こころはろばろ/スラバヤ沖/バタヴィアの沖/神社に参拝。
 賽銭を置き、力いっぱい鈴を鳴らし、柏手を打ち、大戦で逝った兵士たちを哀悼し、魂の安寧を祈願する。

 こころはろばろ/スラバヤ沖/バタヴィアの沖/神社境内、海抜68.1メートルの木々のあいだから、しばらく、真夏の光輝に白っぽく打たれる市街地を眺める。

 兵士たちの魂の安寧の他に、ここで祈念したことが、粗く3つある。(あくまでも「粗く」だから、思考の稚拙はガマンしていただきたい^^;。)

 ひとつは、65年前の戦いで、わたしたちに勝った兵隊が、いつまでも国土に存在し、かつ、わたしたちを保護までしてくれているという、ま、はっきりいえば「恥を知れ」状況からの脱却。

 2つ目は、敗戦直後に、いってみれば軍事的威圧のもとに、さらに具体的にいえば、3発目の原子爆弾の威嚇のもとに、強制的に押しつけられた戦後憲法の、特に「戦争の放棄」条項の破棄。
 もちろん、われわれが正当に議論を尽くし、その結果として同じ条項になることはあり得る。
 そのことまで否定はしない。
 だから、正しくは一端、破棄か……。

 3つ目は、大戦で逝った兵士たちは、わたしたちの希望であり、誇りであり、まさしく英霊である……という弔い方の創出、ないしは構築。
 平和の価値は、もちろん否定するわけではない。
 しかし、現在、それを戦争と相反する原理として強調するあまり、戦争の悲惨さ、さらには先の大戦の非理、不義だけが声高に叫ばれる傾向にある。




◆こころはろばろ/スラバヤ沖/バタヴィアの沖/神社参拝後、恒例の桜山招魂社に参拝する。
 出がけには、ここは今年はパスするかもしれないと思っていたが、近づくにつれ、からだが自然に、海抜40.9メートルの招魂社に向かいはじめた。
 3本の鈴緒を抱えて鈴を振ると、訪れる人のない、深閑とした境内にガランガランと響き渡った。
 柏手を打つ。
 拝礼する。
 わたしたちの国において「英霊」の「清さ」という概念が復活するように、心より祈念する。




◆招魂社のあとは、行程だけを示す。

 招魂社から車で葦毛崎展望台まで移動。
 この展望台は、海岸沿いに種差海岸に至る遊歩道の起点だ。
 中須賀浜を経て大須賀浜まで歩く。
 心の衝動、焦りに即して、とにかく出発してみなければいけない……と思ったときに、この大須賀浜が含まれていた。
 なぜかは、わからない。
 大須賀浜から白浜を遠望し、再び葦毛崎に戻る。
 その後、蕪嶋神社と鮫八幡宮を参拝。
 鮫八幡宮が敗戦から65年後の、8/15の旅の、終着地点になった。

 それぞれの行程にそれぞれの思いがある。
 いや、あるはずだ。
 その「思い」を、ここに一気に記述する、なにかが、今のわたしに欠けている。
 たとえば、「なぜ、大須賀浜に向かったのか」も、そうだ。
 向かったわたしと、その「わたし」を記述する「わたし」とのあいだにモヤモヤしたものがあって、今のわたしには、そのモヤモヤを突っ切るだけの力が欠けている。
 気持ちを整理しつつ、静かに静かに独り時間をかけると、欠けている何かが形成され、わからないことがわかるようになると思う。
 そのとき、「それぞれの行程」の「それぞれの思い」を、ポツポツ、詳細することにする。。


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