職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

それだけはちょっと待ってくださいよ

2009-05-06 15:20:05 | Weblog

★昨日につづき、南部縦貫鉄道・体験乗車の画像だ。自分自身が愛着のあるものに関して、廃線・廃止情報が入ると、かならず乗車するという方針だが、果たせなかったのが、この南部縦貫鉄道と、大阪青森間の白鳥号だ。ああ、南部縦貫鉄道、ホンマに悲しい。

◆みなみ退場後、「すこやかみなみネット」に関して、4月中に原稿を3本書いた。
 いずれも、原稿用紙にして7、8枚の実践レポートのようなものだ。
 原稿料のトータルは、約50000円。
 とてもこれでは生活できない。
 加えて、ま、はずかしげもなく希望をいえば、7枚、8枚というのではなく、50枚、100枚とまとまったもの、あるいは、連載モノが書きたいのだけれども、だれもそんなふうに認めてくれていないし(ノ△・。)、また、わたしのほうもそれだけの実力があるわけではないのだから仕方がない。

 原稿料や50枚、100枚の話は半分冗談として、その依頼で、最近、やや気になるのが、依頼主が、文部科学省の「学校支援地域本部事業」=「すこやかみなみネット事業」ととらえているケースがあることだ。

 学校支援地域本部事業の基本的な仕組みは、①地域教育協議会 ②地域コーディネーター ③学校支援ボランティアで構成されている。
 すこやかみなみネット事業も、同じような要素を含んでいて、見た目には、まったく同じに見える。

 依頼主には、次のようにお話ししている。

(1)すこやかみなみネット事業は、学校支援地域本部事業として実施しているのではない。(すこやかみなみネットはH17~、学校支援地域本部はH20~)

(2)ただし、当然のこととして、事業内容には、重なり合う部分が、相当にある。

(3)しかし、理念的には、相いれない部分があって、学校支援地域本部事業の方向を修正したほうがいいのか、あるいは逆に、すこやかみなみネット側が修正したほうがいいのか、あるいは、究極には、互いに部分的に修正し、統合することがあり得るのか、現在、わたし自身、教育哲学をしているところである。

 「もし、これで、よろしければ、お引き受けします(o*。_。)o」と言っている。

◆このホームページ「600字の教育学」は、以前にも触れたように、理想のかたちは、次の3つの要素が、バランスよく組み合わされていることだ。
 まず、①自分の「仕事」が、順調に進んでいるときであれ、遅滞あるいは退歩しているときであれ、大きな方向だけはしっかりとしていること。
 その上で、②ブログ的に、その「仕事」への自身の携わり方、あるいは、その日常を語ること。
 また、③進捗、遅滞、退歩する「仕事」そのものは、1つのコンテンツとして(クリックすれば至れるように)内包していること。

 この①の「大きな方向」の1つが、学校支援地域本部事業やコミュニティスクール・地域運営学校、あるいは、放課後子ども教室推進事業等と、すこやかみなみネット事業の重なり合う部分と、相いれない部分とを、鮮明にしていくことだと思っている。

 人によっては、それぞれのツールを活用して、それぞれいいものをつくればいいのだ……というかもしれない。
 わたしも、そう思っているところもあるし、これまでも、そのようにしてきたつもりだ。
 しかし、どうしても相いれない部分(←部分とはいえ、根幹部分)もある。

 たとえば、「子どもの環境は、情報化、価値の多様化も含めてどんどん変化しており、学校はこれまで以上にさまざまな課題を抱えるようになっています。学校の負担を軽減するために、地域の力を借りて学校を支援していくことが求められるようになりました」とか、「もう一度地域の人が結集するシンボルとしての学校を見直そうということです」(引用前・後、いずれも清水潔・文部科学省生涯学習政策局長)とかについては、思わず「いやぁ~、それだけはちょっと待ってくださいよ」と言ってしまうくらい、わたしは清水氏とは異なった考え方をしている。

 こういうことについて、クドクドと、ネチネチと、語りつづけるのが、くり返すが、ホームページ「①の大きな方向の1つ」(←あくまでも「1つ」の例)であり、「②ブログ的日常」だ。



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