職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★一般に体育、音楽、美術、技術家庭科の人気が高い。1人1人の学習活動がきちんと保証されているからだ

2012-10-17 13:58:20 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信 イベントで撮影された画像の中の、僕の顔が丸々と太っている(ノ△・。)
2012
10.17
 

★先々週の土・日と、先週の土・日に僕が出席したイベント――結婚式披露宴やら、教育コミュニティづくり研修会やら――の画像が届き始めた。
 メールに添付されて送られてくるもの。
 自前のプリンターで印刷されて送られてくるもの。
 デジカメデータを写真屋さんでプリントして送られてくるもの。
 どれを見ても、画像の中の、僕の顔が、丸々と太っている(ノ△・。)。
 以前、ブログ記事にも書いたように、体調不良で、このひと夏、無為徒食。
 体重にして2キロ――基準は4年前の体重――増。
 胴回りがやや太くなったぁ~とは感じていた。
 でも、ズボンがはけないほどでもないし、顔も、毎日、洗面のときに見ていて、特に変化はなかった。
 こうして他人に撮ってもらった画像を見て、はじめて変化に気づいている。
 「これはイカン……」という感じである。

★画像は、今の僕のデスク。
 左上のライオンズメガホンが、ここ一両日、むなしい(ノ△・。)。
 左下に上部だけ見えるのが、初めてもらった給料でゲットしたスピーカー――コーラルのFLAT―6S(白色のコーン紙の16㎝のフルレンジユニット、1ウェイ1スピーカー、バスレフ方式、ブックシェルフ型、インピーダンス=8Ω、最大入力=20W)。

 





 

★プロ野球の試合で、インニングとインニングの間に、監督&コーチを中心に選手たちが円陣を組み、これから始まるインニングのポイントを確認し合う場面がある。
 本校では、週初め(たいていは月曜日)に、これを行う。
 「週報」のトップに、各分掌部長からの「今週の重点ポイント」が記されている。
 職員朝会でそれを短く説明する。
 次のコメントが、「週報」に記載された、僕のポイントだ。
 半カッコ内の記述は、このブログ記事のための補足。
 「(一見、授業に参加しているようだが、実は他の事に心が奪われていて授業に注意が向いていない)ウワの空状況の打破。①教師の目線 ②学習活動の保証 ③達成状況の確認」

 説明――
 ①目線=ひとりひとりの生徒に0.1秒ずつ目線を止めながら指示する、発問する、語る。
 これができない。
 宙をさ迷っている。
 これができるようになると、本校の授業は変わる。
 ②学習活動の保証(本校の「授業力向上の5原則」の1つ)
 昨日、一松Tの体育の授業を参観した。
 体育館の床いっぱいに能力別のコースが設定されていた。
 生徒はひとつのコースをクリアー(合格)して、次のコースに挑戦していく。
 どの生徒もいっしょうけんめいだった。
 こういう学習活動の保証の仕方が大切だ。
 生徒の中では、一般に体育、音楽、美術、技術家庭科の人気が高い。
 これは体育が好き、音楽が好き……ということ以上に、学習活動がきちんと保証されているからだ。
 ひとりひとりの生徒に、どのように学習活動を保証するか?
 この点検と工夫が今週のポイントだ。
 ③達成状況の確認(これも本校の授業力向上の5原則の1つ)。
 挙手もそのひとつ。
 10/11の模擬授業大会では、ただ挙手させる場面があった。
 数えることが、教師と生徒のつながりになる。
 数えることが、生徒を認める、評価することになる。
 瞬時に挙手の数を数えることができる技術をマスターしよう。
 2人の挙手を「イチ」と数える。
 3人、あるいは4人の挙手を「イチ」と数えると、逆に速度が落ちる(*^_^*)。

★50分間の授業を通して、教師と生徒の人間関係をつくりだすのが学校だ。
 もちろん、授業以外の場もある。
 生徒会活動を通した人間関係もある。
 部活動を通した人間関係もある。
 それはそれで大事だ。
 しかし、学校は50分間の授業を通した人間関係がきちんとしていないとダメだ。
 部活動の人間関係は授業の人間関係の代わりにはならない。
 50分間の授業の中で「ああ、この先生はわたしを大切に思ってくれている!」
 「ああ、この先生はわたしに一生懸命教えてくれている!」
 はっきり言うけれども、こういう関係を作りえないところに、いろいろな問題が起きている。
 目標に到達できないまま、子どもたちをほうりだすことは絶対にしない――ここのコメントの語調が少し鋭くなった。

★画像は、文化祭の準備の様子。
 文化祭準備期間中の子どもたちを観る、僕の視点(構え)を再述する。

(1)アイデンティティの垂直軸(時間軸)――自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、自らの可能性を見いだしつつ、いいものを創り出す週間。

(2)アイデンティティの水平軸(空間軸)――自らを律し、共生、寛容の精神を培い、他者と協力し、自らと社会とのつながりを見いだしつつ、いいものを創り出す週間。
 
 この2軸(垂直軸&水平軸)が、エネルギッシュに絡み合い、閃光としてみえるようになればいいのだが……。

 
 

 
 
 
 
 
 
 

★窓外の風景。
 一日一日、秋の色が濃くなる。

 
 
 
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