地形図 に見るカルデラとマール
鹿児島県薩摩半島の南端に、池田湖を中心に、カルデラとマールがあります。
カルデラとは、火山の活動によってできた大きな凹地のことです。
また、マールは水蒸気爆発によるもので、爆発後に地下水がたまって池を作ることもあります。
その分類には疑問を感じますが・・・?
「山川港、鰻池、池底、池田湖と4つの凹線地が見られる。
池底はマール、他はカルデラといわれている。
山川港は東側に発達した砂嘴に囲まれ天然の防波堤を形成している。」(武揚堂発行「地形図の手引き」より)
それぞれの河口断面図を作ってみますと
左から、池田湖(直径約4km)、鰻池(直径約1km)、山川港(港口の長さ約500m)
中でも、マールといわれている下図の“池底”は極めて浅い窪地ですね。
池底は池田湖と鰻池の間にあります。
池底の断面図。直径約400m
湖底に少し水田が見られますが、池らしいものは見られません。
また、爆発によって山頂が飛び散ったり、陥没したりして火口湖や港が出来ていますが、爆発しないまま冷えて固まった山も多く見られます。
その最たるものが開聞岳です。
池田湖北岸から眺めた開聞岳の姿です。(カシバードによる)
日本の火山の中でも、もっとも姿かたちの美しい山ですね。
その近くにも類似の山がたくさん見られます。
お題が専門的で 解ったのは薩摩半島 と開聞岳です
過ぎないよう注意するのがつらい!