津久井湖城山公園をハイキング
療養中の仲間のお見舞いを兼ねて、ハイキングを試みました。
脊椎すべり症の手術からボツボツ一年を経過するので、そのトレーニングもあります。
12月早々には山の仲間とハイキングをはじめますので、その予行演習もあります。
目的地は神奈川県立の津久井湖城山公園です。
コースは下の赤線です。距離:往復で4kmあまり、標高差は200m程度です。
このダムは純揚水式発電施設で、今のような電力不足の時は大変合理的なダムです。
電力が余った時に揚水し、必要に応じ放水するのです。
昭和40年(1965)誕生ですから、先見の明を感じさせる施設です。
春は桜、秋は紅葉ですが、今は紅葉にはまだ早いようでした。
下がダムの全景です。
さて、観光センターで一休みし、城山に向かいました。
まだ紅葉には早く、ウイークデイでもありほとんどハイカーはいませんでした。
途中で、熊は出ないかな~などと、ちょっと恐怖を感じました。
それくらい人と出くわす機会がありませんでした。
この津久井城は鎌倉時代三浦氏が築城し、
戦国時代には北条氏が甲斐への備えとして重要視したものだそうです。
この城も、秀吉の小田原攻めの際、開城させられたそうです。
現在残っている遺構は16世紀頃、北条氏が整備したものです。
お城の中心が本城曲輪(ほんじょうくるわ)で、一反(約1000㎡)ぐらいの面積です。
そこから下へ、段々になって、土蔵、米曲輪、や土塁が築かれていました。
そして敵の侵入を防ぐため急斜面の竪堀が掘られていました。相当急坂でした。
こんなお城は放っておいて、先へ進んだほうがよさそうに思えますが、
兵糧や戦力の高揚を思うと、そうのんきな話ではなかったのでしょう。
そのあと、昼食をして、お見舞いに駆けつけました。