2016年9月14日の日記～医療を拒否する患者への対応は？～

最近、思うことがある。

医療を拒否する患者さんへの対応はどうすべきか？

訪問診療を行っていると、こういう患者さんに出会うことがある。確かに体が不自由だったり認知症があったりして、通院困難で訪問診療の適応だなあ、と思う。

しかし、患者さん本人が医師や看護師が家に来ることや、薬を飲むことを拒んだ場合、果たして私達はどのように振る舞うべきか？

認知症の患者さんが拒否反応を示すことは一つの症状なのだから、それにより提供する医療サービスに差が出てはならない、なんて意見もある。

私は認知症が患者さんになっているのではなく、患者さんが認知症になっているのだから、例え、認知症であってもその患者さんの発する言葉にしっかり耳を傾けたいと思っている。

そうして本心から医療を拒否するのであれば、その気持ちを尊重してあげたいとも思うかもしれない。

とにかく、患者さん、そしてその家族と接しながら、寄り添って行ければと思う。