2015年7月21 日の日記

今日は公的な機関でのメンタルヘルスの管理職研修の講師。

メンタルヘルスを取り巻く現状、ストレスの認識、セルフケア、ラインケア、管理職としての在り方、配慮の具体的な進め方などについて、説明した。

うまく伝わったと思う。

2015年7月7 日の日記

今日もある事業所から相談が来た。

『メンタル不調のような従業員がいるので、近隣のよいクリニックを教えてもらえませんか？』

メンタルヘルス関連の本にも「できるだけ早く受診を」と書いてある。


でも思う。

「何の為に医療機関を受診するのか？」


いやいや、医療機関に行くのが悪い、とか、行く必要がない、とは言ってない。

医療機関では診断してくれるし、薬の処方をしてくれるし、診断書も書いてくれるだろう。

でも残業の削減や職場の人間関係、仕事の分担などが原因にあるとしたら、その原因を放置していては問題は解決しない。

実際に、職場で問題を解決できたことにより、医療機関を受診せずに解決できる事例は少なくない。

しっかりコミュニケーションをとりながら、メンタルヘルス対策を行うことが重要だ。

2015年7月6 日の日記

今日は自殺について考えてみたい。

産業医という仕事柄、これまで何度か自殺を考えている方との面談をしたことがある。

救急外来の当直をしていて、リストカットや大量服薬の患者さんを診察したこともある。

自分の人生の中では、かなり落ち込んだこともあるが、自殺について考えたことはない。

そういう意味で、本当に自殺を考える人の気持ちはわからないと思う。



でも思う。

死ななくてもいいんじゃないか？



幸い、日本は人間らしい生活が保障されている。
辛いことも沢山あるが、死ななくても何とかなるんじゃないか？

一人で考えてないで、誰かに相談しよう。

もし、相談する人がいない場合は『問い合わせフォーム』から問い合わせてほしい。

微力ながら相談に乗らせて頂く。

2015年7月3 日の日記

早いもので7月になった。今月からは少し真面目に日記も書いていこう。

今日はある業種の展示会で、ストレスチェック制度も踏まえてのメンタルヘルスの講演会の講師をしてきた。
ストレスチェックの法制化は、これまで見えていなかったメンタル不調をあぶり出し、一時的にはメンタル不調が増加するだろう。

ただ、メンタルヘルス対策をしっかり行っている事業所にとっては、これまで通り対策を行えば、全く問題は起こらない。

ストレスチェック導入前に確実にメンタルヘルス対策を行うことが必要だ。