こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2012年12月15日 土曜日  コトバを必要としない時空

2012-12-15 12:26:25 | 音楽帳
14日 金曜日 深夜
缶ビールを呑み、ハロゲンヒーターを寝床の近くに置く。

1、2、3、4,5・・・何枚も着重ねた服。
両足には、膝まわりに細長いウォーマー、そして厚手のくつ下。
頸にはネックウォーマーを。そして一番上に着たフリースをぴっちり首まで絞める。
これで寒さ対策はじゅうぶん。
室内温度がどうあれ。
どうぶつたちが、寒さを察知して、肥えたり毛を伸ばしたりするように。

外空間とじぶんが遊離していても、平気なように。
拘束社会で縛られたところから、なにもない無線領域にほうりだされるそなえ。

消灯する中、パソコンの画面だけが光をともしている。
その一帯を、ぼんやり赤いハロゲンヒーターから放射されたライティングが陰影を付けている。
じぶんが、動くたびに、カベのクロスの影がオバケのように揺らぐ。

デヴィッド・シルヴィアンの、ナーヴァスでありながらも包み込むアンビエンスな微細な音が、神経にしみ込んで来る。

しだいに、眠りに堕ちていった。。。。

15日 土曜日
いつもの睡眠導入剤を服用せずに眠りに堕ちていた。
それに気が付くのは、明け方。
何時だろうか?と、電子時計に目をやると、4:20あたりを表示していた。

起きたのは、呑んだビールがトイレをせかしていたゆえ。
3時間程度しか眠っていないので、今まで蓄積しながら・いったん引いておいた波が押し寄せる。
酷使し過ぎた目がにぶい痛みをする。

用を済ませた後も、晩秋の夜は長く、ようようと夜明けは来ない。
2本目の缶ビールを冷蔵庫から持ってきて呑む。

時間を経ると、夜明けの前兆/まえぶれらしき空色の変化が見てとれたが、曇りの日とはっきりわかる変化のにぶさ。

***

夜は明けて、白い空に変化する。
晩秋に起きる、いっさいが止まってしまう時空。
それは、じぶんにとっての晩秋が持つ大事なもの。
それをさかのぼると、1983年の12月入院していたときのシーンと繋がっている。

6時ごろ、ふたたび眠りに堕ちていた。

***

10時。
空に向けて、何度かシャッターを切る。

接骨院の先生に言われたように、おとなしく安心していて、家にいられる土曜日。
タバコに火をつけ、缶ビールを呑みながら、ふたたびデヴィッド・シルヴィアン+ホルガー・チューカイの「ミュータビリティ」を掛ける。

エンドレスに聴きながら、変化が止まった時空に漂う。

■David Sylvian + Holger Czukay 「Mutability (A New Beginning Is in the Offing)」■

近い将来に、やがて起きそうな、新しいはじまり (「維新」とか名付けて悦に入って酔っている詐欺師軍団とは違う)








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