考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

[ゴミ]夏休みやらなんやらかんやら

2008年07月25日 | 教育
 夏休みだというのに、講習、講習で大変だ。生徒は、低学年といえども、部活動に講習と休むヒマがない。社会的な校外での活動に参加したがっている生徒もいるのに、部活と講習で日程が合わない。土日に試合が入っていたりする。公式戦もあれば、練習試合もある。レギュラーかどうか、レギュラーを目指したいかどうかでで意識が違うとも思うのにどうなのだろう。
 高校生になると今更家族旅行でもないかもしれないが、何だかなぁと思ってしまう。先生の方だって、家に帰れば「お父さん」や「お母さん」だったりする。毎日7時過ぎまで学校に残っているのが当たり前の日常で、通勤時間、食事作りを考えると、子育ても何もあったもんじゃない。子供は夕方から夜に塾。
 「子育て」が仕事の学校を見ててさえ、家庭の夕食がヘンになる素地はいっぱいあるよなぁと思ってしまう。

 生徒が質問に来て、英語が読めないという。講習の問題集の本文にスラッシュが入れられない、別の先生に模試のつもりで問題をやって、それから丁寧に読むと良いと言われたと言っていた。でも、問題が出来ないらしい。そりゃ、出来ないだろう、S+Vがわからないのだろうから。(しかし、普段の授業を何を聞いてるんだ~。)幸いというか何というか、この生徒の場合は後置修飾はわかってるようだからまだ良い。SVの探し方を教えたけど、これ、苦手な子はすぐに忘れるんだよね。ヘンな刷り込みが出来てしまってるのかもしれないと思っている。初期指導が大事。で、すぐに、ポイント、ポイントと言う。英語のポイントは、自分の知らないこと全部である。大体、出てきた単語は全部覚えろ、と言うと、えー、と嫌そうな顔をする子が多い。だから、出来ないのだよ、君たち。「分からない単語が出てきたらどうするのですか」「辞書を引いて、一番ぴったりする訳語を捜すのです。」まあ、「ラクしたい」と言う意図が見え見え。そんなにナマケモノに見えない子なんだけれどなぁ。。

 「こんたね」を探しに本屋に行ったが無かった。残念である。アマゾンで見ると、「根本的な変革はしてはいけない」とあるけど、学校教育に関しては、すでに、「根本的な変革」をし終えたんじゃないのか。旧世代?の私には、そんな風に思われる。学習観が変わったから。とにかく、「試験のための勉強」に変わったことがそう。私の頃は、「試験のための勉強もあるけど」だった。この「けど」の有無は大きいと思う。


2 コメント

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働きすぎですよね (ゾウムシ)
2008-07-28 09:38:56
お久しぶりです

>毎日7時過ぎまで学校に残っているのが当たり前の日常

昨日の日曜の夜にレストランに行ったのですが,部活の引率の先生らしき人が学生さんを多数連れてらっしゃって大変そうでした.恐らく遠征試合か何かの帰りなのでしょう.

その先生もご家族がおありでしょうに,夏休みのしかも日曜日に大変だなぁと素直に思いました.この種のことの報酬に関しては不案内ですが,おそらくサービス残業のようなものでしょ?

といっても普通のサラリーマンも10時11時まで仕事なんて当たり前ですし,都会のサラリーマンならば通勤に2時間などザラでしょうから毎日午前様なんて人も珍しくないでしょう.

なにか根本的なところがおかしいんですよね.
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「先生は仕事をしろ」って。 (ほり(管理人))
2008-07-28 19:17:42
ゾウムシさん、コメントをありがとうございます。

>なにか根本的なところがおかしいんですよね.

きっとそうでしょうね。
社会全体が「働き過ぎ」で、「だから、学校の先生ももっと働くべきだ」と、先生が、生徒の代わりにせっせとプリントを作ってる気がする。部活動は、自分の趣味と名誉欲の人もかなりいると思うし。。。

勉強ばかり、部活ばかりもヘンだと思うけど、それが「働き者の日本人」を作る素地になってるのだろうと思ったりする。
もちろん、それで得ているモノも多いと思うけど。
どこか記事?に書いた気もするけど、今の日本は、コンビニで100円の目新しい、けっこうおいしいお菓子をいつでもどこでも買えるために子供を教育してるのかなとか、それが日本が目指す豊かさなのかなとか思ったり。
「新製品の開発競争」ってのは、そういうのに近いモノじゃないのかなと。(いろんな会社の人に叱られそうだけど。)
で、そんなので儲けたお金がヴィトンのバッグになったりとか。
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