八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

リハビリの肝(きも)

2015年11月10日 18時35分00秒 | 介護サービス
デイのご利益の1つだろうけど、マヒ半身のこわばりが僅かづつ小さくなっている気がする。
車イスの後ろにぶら下げたバッグを、上体をひねり一人で自由に取り外しができるようになったもの。
デイを始めたばかりの1ヶ月前には、こんな芸当なんてできなかったぞ。
繰り返し上体をひねっているうちにだんだんできるようになり、結果的にマヒ半身のこわばりも小さくしたのだろう。

車イス後ろにぶらさげたバッグには、上靴、替え下着、東北道路地図、連絡帳などが入っている。
筆記訓練、脳トレ、東北道路地図の出し入れもあって、しょっちゅうバッグの取り外しをしている。
初めは介護員さんが当然のようにバッグを取り外してくれてたけど、それに甘えてはダメだと思った。
訳を話した以降は手助も減って、今では自由自在に自分でバッグを取り外しできるようになった。
トイレ、入浴、車イスの自走/介護員さんの運転なども同じことだけど、
人により違う介護の深さが落ち着いて行くまでには、大体半月はかかるのではないかと思う。

あくまでも私見だけど、介護サービスの性質上、
身障者本人の障害克服意欲を小さくする問題からどうしても避けられない一面がある。
介護サービスは身障者や生活動作が不自由な高齢者の安楽にのためになされるので、
介護されるのに慣れきってしまうと、障害を乗り越えて行こうとする意欲が減退してしまいかねない。
不自由を自力で乗り越えようと挑戦し行動するからこそ、身体も長期に回復して行くのだと思う。
私のリハビリの肝は実にこれなんだなあ

私は古希=70歳を過ぎたら、あとは介護サービスにどっぷり浸りきって安楽第一で行くつもりだ。
70歳までにたとえ歩けるようにならなくても、
そこに至るまでのプロセスが私のリハビリ人生なのだから、それで良いと思っている。
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2 コメント

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障害克服意欲を小さくする (たんぽぽ)
2015-11-11 06:25:04
デイサービスは障害者にとっていつもこの問題を抱えています。

施設側も人で不足もあり、職員がするほうが事が早くすみます。
通所者自身が色々して怪我をすると施設は困るのでしょう。

いや、障害者でなく、高齢者も同じ事が言えると思います。
ここがサービスの永遠の課題でしょう。

八兵衛さんのように自覚しておられてサービスを受ける人ばかりだと効果も上がると思いますよ。
たしかに難しい問題ですね (八兵衛)
2015-11-11 17:24:01
たんぽぽさんへ

コメントどうもありがとうございます。

トイレやシャワー&洗髪などは自分でするからと最初からやっていますが、
仰るようにフロアの車イス移動は難しいところがありますね。
利用者が多くて混み合った日などは、介護員に押して貰ってますがね。

デイサービスに限った話ではなくて、奥さんが介護している場合などもそうですね。
介護する側の奥さんがストレスを抱えることにになると思います。
人それぞれなので、なかなか難しい問題です。

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