to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

きっと、うまくいく

2013-05-19 14:30:15 | the cinema (カ行)

製作年度 2009年
別題 3バカに乾杯! 原題 3 IDIOTS
製作国・地域 インド
上映時間 170分
監督 ラージクマール・ヒラニ
出演 アーミル・カーン/カリーナ・カプール/R・マドハヴァン/シャルマン・ジョーシー

ハリウッドを凌ぎ世界一の製作本数&観客動員数を誇る映画大国インドで、歴代興行収入ナンバーワンの偉業を達成。
真の友情や幸せな生き方や競争社会への風刺を描いたヒューマン・ストーリー
行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。
馴染みのないインド映画、しかも3時間近い長尺ということで、付き合ってくれというのも気が引けて
公開初日のお昼の上映、一人で行ってきました。
でも、これが凄く面白かった
学園モノなんだけれど、いろんなものが詰め込まれていて、170分という長さになっちゃいましたが、
時間があれば是非是非、映画館で

物語は超難関の名門工科大ICE卒業以来、行方不明だったランチョーを捜す現在と、
彼ら3人の10年前の、苦難の学園生活が同時に語られていき、
確かに長いと感じる瞬間はあったけど、興味は削がれることはなく
しっぽまで餡子のギッシリ詰まったたい焼きのように、最後まで美味しい

それぞれに家庭の事情を抱えた3人の出会いから、強権的な学長との確執
それにより強まっていく友情恋!濃いですよ~(笑)しかも
理系というだけあって男だらけ。しかももれなく濃ゆい(爆)

よい子は真似しちゃイケマセン的な、おバカな悪戯もたくさんですが、
イタズラも盗みも、ランチョーの愛が底にあります。
是非気のあった友人や家族と、劇場で見知らぬ人達と思いを同じくし、
アツく涙を滲ませ、思い切り笑っちゃって下さーい
もしも私のように一人ぼっちの鑑賞になったとしても、そこは全く心配ない、笑えます


撮影時44歳だった主演のアーミルは、この役に興味を持って名乗りを挙げて
実際体を絞って撮影までに24歳にみえるぐらいの変貌を遂げてきたというから凄い
それも、うまーくいーく  AAL IZZ WELL

監督自身が、大学受験勉強中の高校時代に受けたストレスを、いつか作品にしたい想いがあったというのが、この作品のきっかけだとか。
学歴競争が過熱し、真の幸せに生きる為の教育とは?の問いかけが
3人の往く手に委ねられています。

インドで記録的ヒットを飛ばしたのにも拘らず、日本では今頃の一般公開ですが
しかし、「世界中でリメイクが決定した」なんて、、、
まあ、それぞれのお国柄を出そうという事なのでしょうが、柳の下のドジョウ、正直要らないわ。

長いからDVDと決めて劇場鑑賞を逃すのは実に勿体無い、
私的には今年上半期のダントツ上位にきた作品~

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 種まく旅人~みのりの茶~ | トップ | 恭子不足症候群・・・ »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最高! (まっつぁんこ)
2013-05-19 15:02:52
アーミルは44歳だったんだ。外国人の年はわかりませんなあ(笑)
ボリウッド作では「ロボット」抜いて、今まで観た中ではこれが最高!と高く評価しました。
返信する
まっつぁんこさん* (kira)
2013-05-20 12:34:49
>外国人の年はわかりませんなあ
同感です~(笑)
苦手ボリウッド作品の私的イメージを払拭させる「踊り」挿入の自然さ(笑)
長かったけど、監督、どのシーンも削りたくなかったんだろうな~というのが
解る、濃い流れでした
返信する
Unknown (mig)
2013-05-22 12:55:38
わー、kiraさんみたのね!
長いから劇場スルー予定だったけと
やはり観たくなっちゃうなー。
インド映画いいよね♪
これも笑って泣けるとか?
(=^x^=)
返信する
migちゃん♪ (kira)
2013-05-23 12:36:22
いつもなかなかコメつけられなくてごめんね!
前に、長いからDVDでもいいかな~って言ってたでしょう?
長いから、上映時間も限られちゃうしね、、
でも、コレきっとmigちゃん楽しめると思う
うん。笑って泣ける
どこかちょっと懐かしい
返信する
私も~ (くう)
2013-06-18 20:49:46
今年上半期に見た外画の中ではめっさ上位です~(^^)/

>しっぽまで餡子のギッシリ詰まったたい焼きのように、最後まで美味しい

まさにそれ!
お腹いっぱいになるくらい、これでもかと畳み掛けるエピソードと音楽に
すっかり酔わされました。
いい映画ですよね^^

世界中でのリメイクは…私も要らないかな^^;
返信する
くうさん~♪ (kira)
2013-06-20 22:41:21
こんばんはー

オトナにも、子供にも、
映画に興味があるひと全てにオススメしたい作品でした
どこか一昔前の日本を思い出させる3人の環境(笑)
アルアル感も、ナイナイ話もすべてひっくるめて愛おしい
観客の満足度は非常に高いのに、上映館が少なくてほんとに勿体無い
いい作品でした
返信する
楽しかった!!! (sakurai)
2013-07-31 21:29:00
インド映画は大好きで、かかったら極力見るようにしてますが、これはその中でも1,2をほこるなあ。
いや、よく出来てた。笑って泣けて、感動できるって、やっぱインドおそるべしですね。
願わくば、インドの方々と一緒に、わーーわーー騒ぎながら見てみたいです。
返信する
sakuraiさん♪ (kira)
2013-08-04 15:03:09
>これはその中でも1,2をほこるなあ

おお!そうですか
密度の濃い、ランチョーの学生生活、
それに関わったひととの密度の濃い時間。
笑って泣いて、笑って、、と
これは是非今の時代の若者達にも観て欲しい作品でしたよね~~
返信する

コメントを投稿

the cinema (カ行)」カテゴリの最新記事