
フジレテレビ日曜9時に新設されたドラマ枠「ドラマチックサンデー」第2弾
教育素人の民間人校長が、事なかれ主義がまん延している小学校の危機を立て直す姿を描くヒューマンドラマ。
毎週日曜 21:00~21:54
脚本 秦建日子
演出 土方政人/岩田和行
主題歌 希望の道/サンボマスター
出演 江口洋介/西島秀俊/北乃きい/塚本高史/市川実和子/三浦翔平/塩見三省/岸部一徳
第2回 本気で遊べ!恋をしろ!! 8.9%
成瀬誠一郎(江口洋介)は、外で遊ばない子どもたちを見て、日曜日に「Sケン」大会というイベントを行うことにした、と発表する。
成瀬は「Sケン」を知らない子どもたちのため、武市かの子(北乃きい)とともに放課後に練習を始めるが、集まったのは7名だった。しかし、日を追うごとに人数は増え、やがて放課後の校庭に子どもたちの声が響くようになる。
そんななか、成瀬は、親しげな雰囲気の谷本毅(谷山毅)と中嶋はるか(中嶋春陽)をほほえましく見る。
一方、「Sケン」の状況を静観していた桐原(西島秀俊)は、そろそろ問題が起こる頃だろう、とかの子に告げた。
そんな折、はるかは、毅に親が離婚することになったと打ち明ける。それを聞いた毅は、はるかをあるマンションの屋上へと連れていく。そこは、夕焼けが一望できる毅の秘密の場所だった。そこで、自分の気持ちを打ち明けようとした毅に、はるかがキスをした。しかし、その瞬間を、同級生2人に隠し撮りされてしまう。
翌日、その写真が5年生の間に出回り騒動となる。大橋仁(塚本高史)が事態を収拾しようとするが、PTA会長(宮田早苗)の知るところとなり、会長が毅の両親、祖父母とともに乗り込んできた。成瀬の前に陣取った会長らは、悪いのははるかと「Sケン」だとまくし立てる。さらに、毅までが、はるかに無理やりキスされた、と言う。それを聞いた成瀬は…。
実際のハナシ、教室の中で授業を一緒に受けたり、教室でお喋りするぐらいでは、子供の時にしか体験できない、
遊びの中で身につけ自然に学んでいくたくさんの事が得られないという気がする。
ここでは「Sケン」に参加した児童がキスをした。という事で、校長の決裁権を利用し事を進めた成瀬が悪い、それみたことか。となり、
母親の職業まであげて中嶋はるかを転校させろとPTAは詰め寄る事態に発展。
が、成瀬ははるかに会いに行き、
不仲の両親の間に立って、オトナの心遣いをするはるかに感心し、その帰りに桐原に知恵を授けられ、
一方的な毅側からの要求もかわし、子供同士の信頼は繋いだ格好となった。
けど、、、
本当は、隠し撮りした写真をクラスにばら撒く行為について、キチンと触れるシーンが欲しかったところ。
それにしても、親がコドモだと、子供はすぐに大人になる―云えてると思います。
子供らしい子供が少なくなる背景を、その親が一番知らないんでしょうね・・・。考えさせられます。
今回もスーパー教師・桐原の、学校で今何が起こっているかを鋭くみつめる目の確かさと、的確な行動が、
自由に真っ直ぐ子供たちに向かっていく成瀬を救っていたし、
来週には桐原の過去にも少し迫っていくのかも。
あと、
1話から成瀬がショウタロウに語りかける心の声が、今回明らかに過去形になっていたのも気になるところ。
5年生のいじめもターゲットを変えて続いていくみたいだし、
一朝一夕にいかない問題も、丁寧に子供とオトナの姿を描き出していって欲しいですね~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます