
上映時間 131分
脚本 市川森一/水島力也
監督 中野裕之
出演 小栗旬/柴本幸/田中圭/やべきょうすけ/池内博之/本田博太郎/松方弘樹/近藤正臣/萩原健一
芥川龍之介の『藪の中』に登場する盗賊“多襄丸”を主人公に、オリジナル・ストーリーで描く異色時代劇。
阿古姫(柴本幸)という許婚もいて将来を約束された畠山家の次男・直光(小栗旬)は、陰謀により家を追われてしまう。山中に逃げ込んだ二人は盗賊の多襄丸(松方弘樹)に襲われ、その際に阿古が言い放った言葉に直光は驚く。すきをついて逃げ出した阿古を追う多襄丸を殺めてしまった直光は、死にゆく多襄丸から彼の名前を継ぐよう託される。
大納言が急逝した事により勃発する畠山家のお家騒動は、八大将軍足利義政(萩原健一)が放った一言によって幕を開け、
家臣をも巻き込むお宝争奪戦へと発展する。
―信じていいのは誰なのか?最後まで本心が見えない、
信頼と裏切りのどんでん返し―
ではなかった!
「藪の中」でもなかった・・
ま、視点を変えると多襄丸にとってはそうだったのか?
ただ一人多襄丸だけが「藪の中」だったともいえる描き方なので、観客はじれったいかも。
ただ、舞台は室町末期なのだけど、ライトな青春時代ものといった感じです。
今の少年少女がどのくらい芥川龍之介を読んでいるかは分からないけれど、
でも、時代劇スタイルだけど、紛れもない青春ラブストーリー。
これは現代の少年少女に贈る時代ロマンといえる作品だと思えます。
そう思って観ると、時代考証的にどうなの?とか、
数々の現代調のセリフや音楽も気にならない。
一つだけ、大人の解釈を要する部分もありますが(笑)今のティーンネイジャーには大丈夫でしょう
周りの空気読んだり、損得を秤にかけうまく立ち回ったりできない、しない男多襄丸。
裏切られても、罠に堕ちようとも嘘のない自分に立ち返る、純粋でアツイ男の物語。
クライマックスの多襄丸と桜丸(田中圭)は、
ちょっと汚れた王子さまと、チョット毒のある牛若丸っぽい(笑)
二人とも、あの立ち回りには凄く不向きな意匠で、迫力のある殺陣を披露していました。
けど、何気に一番殺陣のシーンが多かったのは田中圭くんでしょう。頑張っていましたね。
小栗君と池内くんのツーショットはGTOを思い出させます。
もう10年以上前ですし、池内くんは大人になったなーと思いましたが、旬くんはこの作品ではなぜか凄く幼く見えました。
この、裏切られても騙されても、決して自分自身を裏切らない男の生きる姿を、
今の若者をスライドさせただけの描き方は、
時代が変わっても伝えたい男子像なのかも。
時代劇だからということに全く気負わない旬君の演技に、
これはそう、若者になって行く前の世代に向けた作品なんだと、確信して観てました。
でもねぇ・・・あのラストは古い。
ってか、行く末が心配(笑)
ま、地獄谷の様子から驚異的回復だった阿古姫だし(笑)心配しなくていいのか
脚本 市川森一/水島力也
監督 中野裕之
出演 小栗旬/柴本幸/田中圭/やべきょうすけ/池内博之/本田博太郎/松方弘樹/近藤正臣/萩原健一
芥川龍之介の『藪の中』に登場する盗賊“多襄丸”を主人公に、オリジナル・ストーリーで描く異色時代劇。
阿古姫(柴本幸)という許婚もいて将来を約束された畠山家の次男・直光(小栗旬)は、陰謀により家を追われてしまう。山中に逃げ込んだ二人は盗賊の多襄丸(松方弘樹)に襲われ、その際に阿古が言い放った言葉に直光は驚く。すきをついて逃げ出した阿古を追う多襄丸を殺めてしまった直光は、死にゆく多襄丸から彼の名前を継ぐよう託される。
大納言が急逝した事により勃発する畠山家のお家騒動は、八大将軍足利義政(萩原健一)が放った一言によって幕を開け、
家臣をも巻き込むお宝争奪戦へと発展する。
―信じていいのは誰なのか?最後まで本心が見えない、
信頼と裏切りのどんでん返し―
ではなかった!
「藪の中」でもなかった・・

ただ一人多襄丸だけが「藪の中」だったともいえる描き方なので、観客はじれったいかも。
ただ、舞台は室町末期なのだけど、ライトな青春時代ものといった感じです。
今の少年少女がどのくらい芥川龍之介を読んでいるかは分からないけれど、
でも、時代劇スタイルだけど、紛れもない青春ラブストーリー。
これは現代の少年少女に贈る時代ロマンといえる作品だと思えます。
そう思って観ると、時代考証的にどうなの?とか、
数々の現代調のセリフや音楽も気にならない。

一つだけ、大人の解釈を要する部分もありますが(笑)今のティーンネイジャーには大丈夫でしょう

周りの空気読んだり、損得を秤にかけうまく立ち回ったりできない、しない男多襄丸。
裏切られても、罠に堕ちようとも嘘のない自分に立ち返る、純粋でアツイ男の物語。
クライマックスの多襄丸と桜丸(田中圭)は、
ちょっと汚れた王子さまと、チョット毒のある牛若丸っぽい(笑)
二人とも、あの立ち回りには凄く不向きな意匠で、迫力のある殺陣を披露していました。
けど、何気に一番殺陣のシーンが多かったのは田中圭くんでしょう。頑張っていましたね。
小栗君と池内くんのツーショットはGTOを思い出させます。
もう10年以上前ですし、池内くんは大人になったなーと思いましたが、旬くんはこの作品ではなぜか凄く幼く見えました。
この、裏切られても騙されても、決して自分自身を裏切らない男の生きる姿を、
今の若者をスライドさせただけの描き方は、
時代が変わっても伝えたい男子像なのかも。
時代劇だからということに全く気負わない旬君の演技に、
これはそう、若者になって行く前の世代に向けた作品なんだと、確信して観てました。
でもねぇ・・・あのラストは古い。

ってか、行く末が心配(笑)
ま、地獄谷の様子から驚異的回復だった阿古姫だし(笑)心配しなくていいのか

そうそう、この作品は歴史活劇というよりも青春ラブストーリーでしたね。
P.S.
小栗くんと池内くんはそう言えば『GTO』に出演してましたね。
私的には小栗くんと言えば『Summer Snow』で堂本剛くんの弟役のイメージが強かったから、
ナイーブなだけに見えてあまり好きではなかったんだけど、
『キサラギ』ではしっかりしてそうな感じに見えたし、
『クローズZERO』では男っぽさも表われてきていて
良い感じで年齢を重ねてきていて
最近の小栗くんは魅力的だと思っています♪
どこか舞台劇を見ているような、演出、演技でしたね~。
京都だと思われる秋景色など、画面の綺麗さも印象的でした
「Summer Snow」観てましたよ!あれは千住さんの音楽も好きでした!
「キサラギ」ではほぼ等身大の彼に見えましたね♪
「クローズZERO」は苦手意識が(いわゆるケンカメイン?笑)先にたって未見ですが、
色んな役に巡り合って、素敵な俳優になっていって欲しいです
結構楽しめましたよ。
最後はちょっと甘い味付けでしたが、若い人向きにいいんじゃないですかね。
やっぱ愛と希望と自由は必需品でしょう。
「クローズZERO」!!結構スカッとしますよ。
ケンカも半端ない喧嘩じゃなくて、ちゃんとルールがあるってとこが描かれて、好きです。
それで楽しめたのは、小栗君作品をご覧になっているのとか、
この時代のお話がお好きだったとかがよく作用して(笑)ラッキーでした
ラスト、、、今の子の方が、案外現実的かもしれませんが、
この流れではこれしかない
クローズZERO,高評価なんですよね、皆さん。
機会があれば観る事にします!