千葉県船橋市のSさん、制作に入りました。まずは1800×900のテーブルから。
持っているケヤキ、クルミ、サクラなどを使う予定です。
パッチワークする木のサイズは私のデザイン入れないように。
つまり、痛んでいる部分を切り取れば、必然のサイズが生れる。
それらを合わせていこう。
痛んでいる部分は木工場のストーブに入り、暖をとる。
民家の柱だったケヤキなども入った。
木の色の無限なる事この上ない。その上に墨を入れ絵を描く。
増々重なりハーモニーが生まれる。
テーブルの天板を天日に干し、木を動かし、調節している間に
旦那さんの注文の木のひじ掛け付き椅子にとりかかる。
夜撮る写真ではわかりにくいが、テーブルと同じクルミ、ケヤキ、サクラを使う。
奥さんは骨格が鉄がいいと言う。全体のバランスを感受してつくる。
設計図はない。Sさん!座面は、旦那さんと奥さんの椅子はクッションを入れ
本革張りにすることにしました。
ははは!今ここで言うのも何だか楽しい。
座面となる板にクッションを張り、牛革から切り出す。
おおげさだが、家のはりから車のジャッキを使い、クッションに圧をかける。
張った後に座面がパンと張る。
張っていく。
何でもなかったように、綺麗に張れる。職人的作業はまったく
苦労していないように見せないと粋でない。
ゆったりといつまでも座れる。俺がほしい。
奥さんの鉄の骨格椅子に取りかかる。
コンセプトはスッキリとおもしろく。旦那さんの椅子と違いしかしペアであること。
座りやすい。手をのせるところがまねき猫の手のようで縁起がいい。
あとシンプル鉄足椅子3脚とテーブルの鉄足。Sさん、遅れてごめん。
もう少し待ってね。
奥さんの椅子をながめていて、革張り座面に厚みが欲しくなり、数センチ
足してみる。納得するまでやる。しっくりくる。オンリーワン。
あとシンプル鉄足椅子をオンリースリーつくる。
明日、椅子の空気をテーブルの鉄足に集結させよう。あと1日で完成です。
テーブルの足できました。テーマは太陽、月、星、など。
Sさん本日、送りましたよ。あとは使い込んで育ててね。ありがとう。