KINTA STUDIO ブログ

栃木県益子町で、扉、家具、鉄オブジェ、絵、書、陶器、作れるものは何でも制作して生きている。

窯焚き

2008-08-29 17:21:28 | 陶器
8月28日。味岡親方のほとんど無垢に近い感の土のオブジェを焼く。
やはり親方関係なので、本人がいなくとも雨かと思っていたら、
物凄い集中豪雨とカミナリゴロピカ。夜通し続く。
おまけに窯場は10センチほど浸水。
私は朝6時から夜中の4時まで22時間言葉を失い働く。嗚呼。



帰郷

2008-08-27 06:27:52 | 日記
今年の夏は「手筒花火」と「酔壱や」で過ぎた。
8月20日から6日間遅い盆休みにした。
長野の飯田で庭木の剪定。飛騨高山にて乗鞍岳を登る。












お墓参りに行く途中の狛犬。どことなくヒョウキン。





町の手作り看板。おもしろい。



酔壱や

2008-08-19 05:39:03 | 改装


古川君のトラックと私のダットラにて横溝君と浅草橋「酔壱や」到着。



外壁。元黄色の壁に緑色を入れる。緑は都会に森を。
浅草に住む曽田君手伝いに来てくれる。
左官は店主の奥さんの父上。大概は私がコテを持つが、
父上のコテ跡を見た瞬間お任せ決定。文句なし。



床。元ブロックが積んであった跡を木では直さない。
デザインしないでおもしろくなるチャンス。外壁とは違い真ッ平でないと困る。
左官父上は何も言わなくともそれがわかっていた。



壁にある時は鉄絵。90度回転してテーブルの上に来るとパーテーション。



元長いカウンターを切り残して、木を足して、ウレタンを削り、2つのテーブルを生む。



入り口右の空間。



入り口から奥の空間。テーブルは山桜。椅子はケヤキ。



店奥から入り口への空間。



パーテーションを引くと広い空間となる。



白い扉。また一新してスタートの気持ち。油漏れのヒンジも交換。



看板。



外観。下に落ちていた白ペンキは金ブラシで取ってね。



2日であらかた終わったが、私だけ浅草に残る。最終チェックをする3日目の朝7時。
足の当たるテーブルの足を直す路上制作者。3日目も曽田君参戦。ありがとう。
産みの親の仕事はここまで。後は育ての親の「酔壱や」に任せるよ。
洋ちゃん、ありがとな。おもしろい仕事だったぜ。
奥さん、昼飯うまかったよ。ありがとう。感謝!



旭屋出版のこの本に幾つも「酔壱や」の料理が紹介されています。

酔壱や

2008-08-09 06:48:41 | テーブル


山桜テーブル。荷物置きが欲しいという事で、大柄な人が席に着いても
足が当たらぬようにつくる。あと小さめのテーブルに足をつければ
ほぼ注文の作品が出来上がる。あとは必要な左官材料や、もろもろを購入して
浅草の現場に備える。

酔壱や

2008-08-05 17:41:42 | 改装


ケヤキの長椅子。



入り口近くのパーテーション。「入る、人」をベースに創る。
和紙を張るかどうかは、現場で決める。
布のパーテーションも入るのであまり閉じ過ぎて、空間が狭く感じる
のを避けたい。すべては響き合い。



店の真ん中の絵となり、90度回転させると、パーテーションにもなる。
テーマは「軽やかな音楽」ヘビーにも創りたいが、全体のバランスを考慮すると
重くはできない。これも和紙をはるかどうかは現場で決めよう。

朽ち果てすぎても美しい

2008-08-01 18:36:12 | 彫刻、鉄オブジェ


金物屋さんに鉄のメッシュを買いに行ったが、在庫置き場に寝転ぶ錆び錆びの
自転車に私の目が釘づけ。
鉄屑が山になっていたが、これだけは鉄屑屋さんが持っていかなかったと。
よくぞここまでうまいこと朽ち果てたね。とても美しい。まったく機能を失った
自転車は私にはへたな彫刻作品より、より彫刻に見える。
思わず金物屋さんに要らなければ下さいと言う。
私のギャラリーの前に鎮座する。
しばらくは、飽きるまで目を楽しませてくれるでしょう。