事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

愛川晶

2017-12-28 10:43:27 | 本と雑誌
化身」鮎川賞つながり、ソニーにあったので即ダウン、既読のハズだが断片的に記憶が戻るのみで全く展開読めず、ラスト近くヒロインが悪いヤツにハメられかけた時点で「あ、ここで探偵登場、やっぱし既読だったんだ」と納得(あ、これネタバレ?)、だけど犯人の自白調書もその後のエピローグも全然記憶になし、はていつ読んだんだろ?

「自分が自分じゃないかもしれない」ネタはけっこう多いけど私が最高だと思ってるのは連城さんの「白蓮」(あ、これ確か前に書いたよな)だけどこれもけっこうやられた、最初の誘拐シーンと作中の誘拐シーンは微妙に違うにもかかわらず「あれ?」とか思いながら誘拐が2件あったことに気づかんなんてスレッカラシ失格よな(あ、これもネタバレ?)

けっこう重要なツッコミ「7か月を4か月と偽ったんだから・・・あの頃の3か月は大きいからね」さうこれも「あれ?」と思うことの一つ、だけど保育園の先生(女性)が疑ってないので読者も「何かのマチガイかな?」と流しちゃう、でも考えてみたらそれはありえん、子供のプロがそんなとこで間違うわけはない、でもって若い男がそこを疑問に思うのは逆に不自然じゃないか、男ってのはそういうとこいいかげんなもんだからね(山本周五郎とか)、ここは預けるのを数か月待つべきだった、1歳と9か月ならゴマかしてゴマかせんことはない、その辺が法律にはくわしくても子供にはシロウトだったのよな、あ、これ作者に言ってるんだよ、この手掛かり必ずしも必要じゃないどころか悪く目立ち過ぎなんだから(と言いながら自分はひっかかったんだが)

だうでもよいけどこのカップル、年齢の割にしっかりし過ぎよな、でもあんまし時間が経っちゃうと調べがつかんくなる可能性がある、女の子が20歳前というのはギリギリのセンかもわからん(親を早く亡くした子供は早く大人になるということだし、これは実感あり)、だけど男の方は苦労人なので3年生だけど年はもうちょっと上という設定にしてもよかったのじゃあるまいか?

改めてこれがデビュー作か、改めてこのヒトも只者じゃないやね

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